一話始まり4
一向に進まない展開に
困り果ててると
土下座マンの後ろから女性の声がした
「アルにぃが、ひたすら謝ってばっかりだから
本人困ってる様だけど」
真っ白の何も無い空間から
白のワンピースを着た赤い髪の女の子が
空間を割って出てきた
すると、土下座マンが立ち上がった
「ミリア!部屋で待ってろと言ったろ!
罪人の管理も任してきたのに」
「嫌よ、あんな奴の行く末見てんのなんて
退屈すぎよ」
やっと展開が変わってくれたのだが
わけわからん
罪人?、管理?、行く末?
「お話し中すいませんが、
この状況説明お願いしても良いですか?」
……説明中……
「つまり、天界から逃げた
堕天使を捕まえるために雷打ったら
運悪く俺にも当たって死んで
おまけに帰る手段が無いと」
「……はい」
…………マジか
運悪いにも程がある
「本当にすいません!」
「やっちまった事をいつまでも
言っても仕方ないんで諦めますよ
完全に夢でも無いみたいだし」
後悔とか心残りがないと言ったら嘘になるが
目の前でひたすら謝られても困るし
諦めよう……
「ふーん、結構あっさりしてるわね
てっきりアルにぃの胸ぐら掴んで怒るかと
思ったのに」
赤い髪の女の子がどこからか出した椅子に
座りながら不思議そうにしてる
確かミリアだっけか?
「俺そんなキャラじゃないんすよ
それにあまりいい気がしないでしょ
お互いに」
「結構理性的なのね」
「冷めてるんすよ」




