3話出会い7
「俺も自分の部屋に戻って着替えたら
そのまま城に行っちゃうから
バイバーイ、ソウタ君にフィーちゃん」
カイはヒラヒラと後ろ向きで
手を振りながら団長室から出ていった
「‥これからどうする?
輝光様も会合に行っちゃうから
取り敢えずは、宿屋見つけて
今日はもう休むのが良いと思う」
「そうするか
みんな忙しいみたいだし
ゆっくり休んで明日また出直すとするよ」
次の行動を決めていると
隠し部屋から、ガシャガシャと音を立てながら
ベルトランが部屋から出てきた
「ふぅ‥やっぱりこの鎧怠い‥‥‥っと、すいません
ここ数日軽装で動いてたせいか重装が
重苦しく感じてしまって」
全身鉄?製で覆われて、頭も全部隠れている
見た感じは、和風ってゆうか洋風っぽい
とゆうか誰だってそんな重装備してたら
重苦しく感じるのも無理はないと思う
「そもそも私は、顔を極力出さないようにしてる
だけなので、こんなに重装備ではなく
顔を隠す仮面やなんならお面でも良いと思っているのですが
カイと王からこの鎧を装備するように
お願いされてるんですよね‥‥」
流石にお面はどうかと思うけど
この装備で会合参加は気が滅入るのもわかる気がする
フィーは、不思議そうに鎧を見ている
「‥その鎧って、騎士団の鎧の改良型ですか?
鎧から魔力が溢れ出てる‥‥」
「あっ‥魔力漏れてましたか?
やっぱり疲れてるのかな?ありがとうございます」
「溢れてる魔力が収まった‥‥
鎧の効果じゃなくて輝光様の隠蔽術だったんだ」
能ある鷹は爪を隠すってことか
でも常に自分の魔力を抑えてるのは気が張って疲れそうだ
「フィリアさん私の事はベルトランと
呼んでもらえると嬉しいですね
あまりその名称は好きではないので‥‥」
「わかりました‥ベルトラン様」
「うーん、様も要らないのですが‥‥
そういう訳にはいかないのでしょうから良しとしますか」
そりゃフィーとベルトランとでは、立場が違うから
しょうがないことか‥‥‥って、そうなると俺も
「んじゃ、俺らもそろそろ行くとします
ベルトラン様!」
「ソウタさんは、ベルトランと呼んで下さいね
その方がこの大陸で生活しやすいので
‥‥‥絶対ですよ」
うっわ、声色は優しいが、鎧の下の顔は笑ってない気がする
この人、圧だけで押し通そうとしてるよ
「‥わかりましたか?」
「‥‥‥‥‥‥ハイ‥」
「では、呼んでみて下さい」
「ベルトラン‥‥‥さん」
「ん?なんて言いましたか?
聞こえませんでしたね」
「‥‥ベルトラン」
「はい!ベルトランです
これからよろしくお願いしますね♪」
権力者の圧に負けました‥‥




