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一話始まり14
俺が大人しく返事をすると
アルは若干怪しめの目を俺に向けるが
俺が笑って返すと
呆れながら指をパチンと鳴らす
そうすると目の前の門が
赤く光ながら開き始めた
「颯太さん必ずハールンに向かって下さいね
絶対ですよ!」
「おう!
俺もすぐ死にたくないしな」
アルの心配そうな顔を尻目に
ミリアは手を軽く振ってる
「じゃあね
もし死んでもこっちに来れる様に
しとくからそこんとこは安心して」
そりゃありがたい限りだな
俺は覚悟を決めて
門をくぐる
短い間に起きた色々な事
死んだと思ったら
天界に来たて
まさかの異世界に転生
激流の様な展開だが
これからの生活も
慌ただしくなる様な気がする
まぁ、なんとかなるでしょ!
人生長いし
全力で楽しむとするか
俺はアルとミリアに後ろ手に
手を振りながら歩く
ゆっくりと
門の先の世界に期待して
「あっ!!ゲートの位置情報入れ忘れた!!」
後ろからアルの大きな声が聞こえた
「えっ?
ちょまっ」
俺の振り向きも虚しく
門は閉じた
「あーあ、行っちゃった」
ミリアは呆れながら
空間から椅子と紅茶を取り出し
椅子に腰掛けながら紅茶を飲み始める
アルに関しては
真っ青な顔で急ぐ
「はっ、早く!ベルトランに連絡しないと!」
そんなアルを見ながらミリアは紅茶を飲み続ける
「まさかのランダム転移か‥‥、最後まで
ついてなかったわね」




