第2話 朝の出来事
部屋から兄さんを追い出して着替えようとして、あることに気づいた。
どうしようボク男物の制服しか持ってないよ!
壁にはハンガーでブレザー(男物)が立て掛けられているが、もしこの体で着たら絶対目立つ。
どうしようかと迷っていると、机の上に箱が置いてあることに気づいた。何だろうと思いつつも開けてみると中には
「女物のブレザーだ!でもどうして?もしかして神様が準備してくれたの?ありがとー神様!!恩に切ります!」
心の中で一杯お礼言いながら、急いで準備することにした。
一通り着てみて、鏡の前に立ってみると
「スゴい!ピッタリだ!・・・・・でも、なんでサイズ分かったんだろ?やっぱり神様だからかな?」
「お〜い!早くしないとおいてくぞ〜?」
ヤバい!神様の事考えてたら時間無くなっちゃった!
「ごめーん!今行くから待ってて!」
イスに掛けてあるバックを持って急いで玄関に向かう
「お待たせ!」
「やっと来た・・・・か」
ひとのことを見て、そんなに目見開かれると、ちょっと傷つくんですけど
「ど、どうしたの?」
「弟よ、その制服どうした?」
「あ、これ?たぶん神様からのプレゼントだと思うんだけど。・・・・・似合ってるかな?」
ボクが胸の前で手を握りしめながら、上目使いで見ると
「ブーーーーーーー!!」
兄さんは鼻から大量の血を流してぶっ倒れてしまった
「キャーーーーーー!!大丈夫兄さん!?」
「ダメ。オレもうダメ(いろんな意味で)。死ぬ。萌死ぬ。マジ妹萌え〜」
「兄さん!!しっかりして!目が虚ろだよ!?それに口調がオタクっぽいよ!アキバ系とか興味無かったんじゃないの!?」
その後何とか兄さんを正気に戻した頃にはもう既に遅刻確定だった
「クソ〜たまには普通に遅刻しないで学校行こうと思ったのに」
「ごめんね。ボクが変な事したから・・・」
「まぁ確かにあれはなかなか効いたけど、別に弟が悪い訳じゃないから気にすることは無いさ」
「うん、ありがとう」
「あと話変わるけど、今朝弁当作る暇無かったから今日はコンビニ弁当でいいか?」
「うん全然大丈夫だよ?ところでさ、なんでボクの目を見て話さないの?」
いつもはちゃんと目を見て話すのにさっきから全然ぼくと目を合わせようとしない
「いや、それは・・・」
「人と話をする時は、ちゃんと相手の目を見ろって言ったの兄さんだよね?」
「まぁ確かにそれを言ったのはオレだ。だけどムリだ。オレにはお前の顔を直視するなんて出来ない!」
「なんで?ちゃんと理由をいってよ」
「・・・・正直に言うけど、頼むから引かないでくれよ?」
「大丈夫!絶対引かない!」
「だって惚れちゃいそうなんだもん。」
「・・・・・・・え?」
「今引いたべ?」
「ち、ちがうよ!引いてないよ!」
「ウソだー!絶対引いた!引かないって約束したのに!この裏切り者ーー!」
そう言って走って先に学校に行っちゃう兄さんの後ろ姿を見ながら
「ヤバい。ちょっと神様に可愛くしてもらい過ぎたかな?身内まで魅了するなんて、恐ろしすぎだよ。ちょっとこれからは気をつけなきゃ。てか、待ってよ〜兄さ〜ん!置いてかないでよ〜」
いろいろと対策を練らなきゃと思いつつも学校に急ぐボクなのであった。
やっぱり終わり方がいまいちだ〜




