第11話 嫉妬かな?
久々の投稿。忘れた頃にやってきます。
短く薄い内容でしが暇つぶしになれたら幸いです。
何だよ桐也のヤツ先に一人で帰っちゃて。一緒に帰るって約束したのに。それにボクに隠し事なんてなんかムカつく。・・・・なんでさっきから桐也の事でこんなイライラしっぱなしなのかな?もしかしてこれが嫉妬!?うわ~ありえない。絶対ありえない!まず理由が無い。嫉妬する理由が
。
「あれ?こんな時間に侑希がいる。桐也と一緒に帰ったんじゃないのか?」
人が凄く悩んでるのにアホ(健一)が話しかけてきた。
「別にいつも一緒に帰ってる訳じゃないよ。偶には1人で帰る時だってあるし。」
なんでこんなくだらない見栄張ってるんだろう?ボクってこんな器の小さい人間だったかな。
「そうか・・・・・じゃあ今日は俺と帰らないか?」
「は?なんで?キモいっていうか怖い。」
「キモい!?いくらなんでもこの言われ様は酷くないか!?ただ一緒に帰らないかって誘っただけなのに」
「HAHAHA、ちょっと八つ当たりしただけだからさ、真に受けないでよ。さぁ帰ろっか?」
健一が何か在ったのかと心配そうな顔で見てくるけど、理由は話さないでおこう。だって恥ずかしいし。
ボクが話したくないと悟ったのか健一は話題を変えた。
「それじゃあ帰りどっか遊び行かないか?ゲーセンとか」
「いいね!駅前のゲーセン格ゲーの新台入ったから行きたかったんだ。勝負しない?」
「ふむ、このオレに勝負を挑むとは愚かなり。いつもいつもおっぱいおっぱい言ってると思ったら大間違いだからな。後悔しても知らないぞ?」
「言ったなど三流?ちなみ負けたらヤック奢りね?」
この時ボクはまだ知らなかった。一つは健一は女キャラを使うと神になるということ。もう一つは今教室の扉の外で一緒に帰るという約束を思い出して慌てて戻ってきた桐也が般若のような顔で血の涙を流しながら健一を射殺さんばかりの目つきで睨んでいたと後から偶々通りかかった鈴木君から聞くまでは。