第10話 カンニングの対価
相変わらず薄っぺらい内容です。ゴメンナサイ!
今になって気付いた。桐也とのあの約束、客観的に見るとデートになっちゃうんじゃない?どうしょう!そう考えたら緊張してきちゃったよ!行くの辞めよっかな?でもせっかくただで映画と昼食が食べられるんだもんなぁ~。なるべく意識しないようにすればなんとかなるよね!でも一応安全策は用意しておこう。
「ねぇ、桐也。テストどうだった?ボクはなんとか全部セーフだったよ」
「おう!全教科余裕で合格や!」
「うそ!テスト前あんなに『もうどうにでもなりやがれ~。赤点がなんや!ワシは恐ないで!』って喚いてたくせに」
「確かに!ワシもテストが始まる直前までは諦めてた。しかし神さんはワシを見放さなかったんや。ワシの隣には誰がおる?」
「ん~と?はーちゃん?」
「その通り!ワシの隣には生徒会長にして運動神経抜群で容姿端麗で学年トップの学力を持つ柳葉月がおる!そないな天才が隣におるんや。遣ることは一つしかないやろ」
うわ!最低最悪!周りはみんな努力してるのに1人だけズルするなんて。
「・・・・・・見損なったよ」
ボクが完全に軽蔑の目で見ると桐也は怯えながら抗議してきた。
「確かにカンニングはアカンけどワシもそれに見合った対価はちゃんと払ったで!?むしろその対価の内容の方がカンニングよりえげつないで!?」
「その対価ってなんなの?」
「それだけは言えへんのや!それ言ったらワシ柳に殺される!いろんな意味で」
「安心してよ。ボクこう見えても口堅いから!絶対に言いふらさないよ?」
「それは知っとる。だけどなこれは・・・・・ヒッ!」
背後から伸びてきた手が桐也の肩に触れた瞬間桐也の顔が蒼白になった。
「分かってるよな桐也?あれは取引だぞ。知ってると思うが取引とは信用が大事だ。もし誰かにバラして裏切るような真似をしたらお前の人生そこで終わりだぞ?」
彼女こそが柳葉月。現生徒会長だが、その権力は校長より上。理由は彼女の親がこの私立桜川高校に多額の寄付をしているから教師陣も金づるの娘である彼女には頭が上がらないみたい。嫌な世の中だね~?ちなみにはーちゃんは凄く良い人だから。家が金持ちだからって誤解しないでよ?今は怖いけど。
「ヒャイ!分かってます!絶対喋りません!だからそんな怖い顔で睨まないで下さい!」
恐怖のあまり標準語になってるよ。一体どんな取引したのかな?気になるな~。
「理解してくれたなら良いのだ。私はお前を信頼に値する漢だと評価しているからそれを裏切ってくれるなよ?」
あれ?何だろ胸がモヤモヤする。
「イエス、ユア・マジェスティン!!」
ル〇ーシュ!?懐かしいネタ出てきたね。てかさっきのモヤモヤが気になる。
「いい返事だ!では私は生徒会の活動があるので行く。さらばだ!」
「行っちゃった・・・・。ねぇ取引って何したの?」
「ヒッ!知らん!ワシは何も知らん!悪いが先帰る!」
「あ、ちょっと待ってよ!」
行っちゃった。意地悪。教えてくれたっていいじゃん。ボク達短くない付き合いなんだから信用してよ・・・・・あれさっきのモヤモヤが段々イライラに変わってきた。何だろこの気持ち、凄くイヤだな。後で兄さんに聞いてみよっと。
あれ?この話最初に書きたかったモノから段々ずれてきてない?と思う今日この頃。まぁ単に文才がないだけなんですけどね!ハッハッハッもうどうにでもなれ~これからはノリと勢いだけで書いてやる!
スミマセン冗談です。ちゃんとできる限りの努力と労力は掛けます。ですので皆様感想やアドバイス何でも構いません!お待ちしております!(愚痴や恋愛相談も可)