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ファッションショーをしました


「よし、これでおしまい!

レティ、お手伝いありがとね♪」


「♪」


食後の食器洗いも水を作ったり、風でお皿を乾燥させたり、レティの魔法が大活躍してくれたのであっという間に終わった。


「さて、あとは何をしようか....」


他にも何かやることがないか、考えて見るけど何も思いつかない。

うーん、どうしよう。

レティも満腹でうとうとして始めているから、お風呂やおもちゃも今は必要なさそうだし....

改めてあたりを見回してみると、ダイニングテーブルの端の椅子に今日買ってもらった洋服の紙袋を見つけた。


「そういえば、まだどんな服を選んでくれたのか確認してなかったな...

よし!部屋に戻ってファッションショーしよう♪」


眠そうなレティを抱き上げ、紙袋を持って部屋に戻る。

高そうなお店だったけど、私に似合うかな?

部屋について、ベッドにレティを降ろすとすぐに丸まって寝息をたてはじめた。


「さてさて、どんな服なのかなー♪」


まず、一つ目の袋を開けると普段使い用のものが入っていた。

淡いパステルカラーの服が数枚と肩にかけるショール、それからシンプルなパンプス。

今まで着たことのないタイプの服だけど、はたして似合うのかな....


「あ...意外と大丈夫!」


おそるおそる袖を通して鏡の前に立ってみると、案外悪くない。

さすが、店員さんが選んでくれただけあるなー!

なんだか楽しくなって、他の服も着てみたがどれも私の髪や肌の色にあっていて違和感なく着ることができた。 


「さて、次の袋はなーにかなー♪」


次の袋にはパジャマと下着が入っていた。

下着はさすが高級店のものだけあってシンプルなデザインながらも触り心地が気持ちいい、着心地抜群のものだった。 


「あれ?これは何だろう?」


最後にひとつだけ小さな赤い紙袋が残されていた。

サイズ的に服は入らなそうだけど、何が入ってるんだ?

興味津々で開けてみると....中からスケスケの下着が数枚出てきた。


「な、なんだ!これー!?」


今まで手にしたことのない下着に動揺する。

え、これはどういうこと?

頭をフル回転させて考えて、ふとお店から出る間際に店員のお姉さんにかけられた言葉を思い出した。


『いくつか旦那様が喜びそうなものも入れておきましたからね♪』


思い出して、改めて手元の下着を見て納得する。

きっと彼女たちは私をクレイグ様の恋人か何かだと勘違いしてこの下着をサービスしてくれたのだろう。

なんというありがた迷惑。


「お姉さんたちも良かれと思ってしてくれたんだろうけど、この下着が役立つ日は一生来ないなー」


セクシー下着たちはもとの袋に戻し、クローゼットの奥の方へとしまっておくことにした。 

他の服たちも大事に片付けて時計を見ると、もう23時を回るところだった。


「もうこんな時間!

レティを起こして一緒にお風呂入らなきゃ!」


買ってもらったパジャマと下着を浴室に運び、ぐっすり寝ているレティを起こす。

あくびをしながらも私の願いを聞いてお湯を作ってくれた。

寝ぼけ眼のレティとさっと風呂に入り、部屋に戻って一息つく。


「クレイグ様、遅いね....」


「クフゥーン...zzz」


レティは寝ぼけたままの入浴だったので、またすぐに就寝モードへ入ってしまった。

私も眠かったけど、主人より先に寝るのも悪いかと思いサイドテーブルで読書をして過ごすことにした。

部屋にはいくつかの本があり、クルノイアの歴史についてもおいてあったのでそれを読んで勉強しようと思う。

眠気と戦い、読書をしながらクレイグ様の帰宅を待った。





「ブフー!!」


「うわぁー!」


毎度のことながらレティの鼻水スプラッシュで朝目が覚める。 

起き上がると、私はいつの間にかベッドに寝ていたようだった。

おかしいなー、ベッドサイドで読書してたのに。

考えながら時計を見ると、もう朝の7時を指していた。


「あれ?クレイグ様は?

帰ってきたのかな?」


とりあえず、着替えてキッチンへ向かう。 

レティもお腹が空いたのか私の足を後ろから押すように催促しながらついてくる。

キッチンにつくと、そこには昨日と同じように新聞片手にコーヒーを飲むクレイグ様の姿があった。


「おはようございます!

昨日は気づいたら先に寝てしまっていたみたいで、すみません... 」


「ああ、おはよう。

昨日、部屋を覗いたら机で寝てたので、ベッドに移しておいたんだ。

それと、私の帰宅時間はいつも曖昧だから出迎えはしなくていい。

気にせず、先に休んでくれ」


「また、クレイグ様にご迷惑をおかけしてすみません↓

....はい。

できる限りはお迎えできるようにがんばります、」


「ああ、無理しないようにな。」


「そういえば、私朝ご飯作るんですけど、一緒に食べませんか?」


「いや、もう出かける時間だからな。

今日のところは遠慮しておこう。」


「...はい」


そう言うと剣とマントをつけて、風のように出ていった。


「せめて、朝ご飯だけでも食べてくれたらなー。

よし、今度からは早起き頑張るぞ!」


レティと私もさっと朝ご飯をたべて食器を片付け、ユードラさんが来るまでの時間を外で体を動かして過ごすことに決めた。


「さ、レティ!食後の運動だー!」


「ウォン、ウォーン♪」

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