町への道中
「なあユエ、聞いてなかったんだけどいま何処に向かってるんだ?」
「この森を抜けて少し歩いた所にイリスと言う町があります
そこに向かっているんです」
イリスか楽しみだなー、異世界に来てから初めていく町だどんな所なんだろう、
イリスの町でまずやる事は、冒険者登録をして町の中を探索する、
これぐらいしか思い浮かばない、だって初めていく町だから当たり前だ、
そうだ
「ユエ」
「はい、何ですか」
「冒険者登録ってどうすれば出来るんだ?」
「冒険者ギルドで冒険者登録ができますよ」
「他になにかしないといけないとかは無いか?」
「ありませんよ」
「そっか、ありがと」
森を抜けるまで暇だなー、暇だからこそ火魔法の練習でもしとくか
そう思い俺は右手に拳位の火の玉を浮かべる、集中してないと魔力を
込めすぎて形が崩れたり大きくなりすぎて大変なことになる、
よし、次は火の玉を圧縮してビー玉位の大きさに
「凄いんですね」
「!?」
やば、いきなり話しかけられてびっくりして火の玉の制御が乱れた
どうするこのままだと暴発する、このまま暴発してしまえばそこら辺の
木が燃えて大変なことになる、そうなる前にこの火の玉を上空に投げる思い立ったら即行動。
「っせい」
おもいっきり力を込めて上空に投げる、その後約10秒後位に上空から
大きな爆発音が鳴り響く、あっぶねー危うくユエを巻き込んでた所だった
「ふぅー、いやー危なかった、危なかった」
「その、急に話掛けてしまってすみませんでした」
「いや、悪いのは俺だこんな些細なことで驚いて集中が乱れて
危うくユエを巻き込む所だった」
「いえ、私が話し掛けなければこんなことにならなかったのにすみません」
「じゃあ、お互い様ってことで、はいこの話はここで終了」
「はい」
いやー、俺もまだまだだなー、もっと集中力を高めないと、目標は
気軽に話ながら出来るように、後は瞬時に出来るようにかなー
「凄いんですね」
「何が?」
「火の玉をどうしたらそんなに早く作ることが出来るんですか?」
「う~んそーだなー、まず自分の中にある魔力を手のひらに集める
そしたら頭の中で火の玉をイメージするすると早く作ることが出来る
イメージしっかりとしていればより早く作ることが出来る」
「ありがとございます」
よーし、もう一回やってみるかまず右手に拳大の火の玉を作る
そのあと火の玉を少しずつ圧縮していく、良し出来た、大体
40秒位で出来るようになった、さて、この作った火の玉はどう
するか適当な岩に当てて威力をしっかり確かめたいな、どっかに
大きい岩転がって無いかなー、
ラッキーあんな所に大きな岩があるぞ大きな岩の中心を狙って
投げる、狙い違わず岩の中心に当たる、当然岩が跡形もなく
消える、威力は高いと殲滅するときに役に立つな!
きおつけて使わないと、大変なことになりそう。
「凄い威力ですね」
「だな、ただ火の玉を作った後に魔力を込めながら
圧縮しただけでこんな威力が出るんだな」
「だなって、私はまだ回復魔法と部分強化が
出来るだけなんですよ、何だか羨ましいですどうしたら
火魔法を使えるようになりますか?」
「う~ん、魔力を集めながら自分が何をしたいのか
ハッキリイメージする事が俺のやり方かなー」
「そうですか」
「町に着いたら一緒に練習してみようぜ」
「はい」
ユエが早く練習がしたいと言ったので俺たちは急いで町へと
向かうことになった。