プロローグ1
初めての投稿ですので下手くそかもしれませんが、
よろしくお願いします。
「......なさい」
すぐ近くから誰かの声が聞こえる。
「...覚めなさい」
女の人の声が聞こえる、何だか懐かしい気がする。
「目覚めなさい」
声の主は誰だろう?
そう思い目をあけ、声のした方を見る。
そこには、20代前半ぐらいの女性がいた。
「え~と、あんたは誰だ」
俺がそう言うと、目の前の女性が俺に、
「私の名前はアンリ、女神アンリ」
と、笑顔で自己紹介をする。
自己紹介を俺もしたいが、
「アンリ...様、すみません俺、名前が思い出せないんです」
俺は、誰なんだろう?
「そっか~じゃあ私が君に名前を付けてあげるよ」
(やっぱり記憶障害がおこちゃったか~)
そういったあとアンリは、う~んと考え始めた。
それはいいとして、自分の記憶を思い出してみる。
俺は、名前を思い出せない、だけど家族の事は思い出せた。
友達や知り合いのことも思い出せた。
だけど肝心な自分の事を思い出せない。
(う~ん、!そういえばここって何処だ?)
いまいる場所は何もない空間、自分と女神アンリしかこの場所にいない。
(疑問に思う事があるから、考えても分からない、
直接アンリ様に聞いてみるか)
そう思い俺はアンリ様に声をかけた。
「なあ、アンリ様」
「どうしたの?」
「この空間って何なんだ?」
「あ~この空間は私たちが神の力を使って作った空間だよ」
アンリは笑顔で答える。
「私たちって事は他にも神様がいるのか?」
「いるよ~っていうか私はその中でも新神だから」
(神様にも新神とかあるのか、いがいだ、
まあいいか他にも聞きたい事があるし)
「あるよ~、君他にも聞きたい事が有るんでしょう何でも聞いて」
俺の考えてる事が分かるのかと一瞬驚いたが神様だから、
人が考えてる事もお見通しかと少し笑った。
次の質問をしようと口を開き、
「そうだな、何で俺はこんな所にいるんだ?」
「あ~それはね君が私たち神の手違いによって死んだから」
アンリが言った言葉に驚いた。
(え、俺死んでたのかしかも神様たちの手違いでマジか)
そんな事を考えながら、
自分の体をさわって確かめてみるけど至っておかしな所はない。
「驚くのは仕方がないよ、ゴメンね君は死ぬ筈じゃなかった、
だけど私たちは君の人生を奪ってしまった」
そう言ってアンリは俺に頭をさげて謝った。
それをみた俺は、
「死んでしまったのは仕方ない、俺はそれをせめる事はしない」
俺がそう言うとアンリは、頭を上げた。
それを見て俺は質問をした。
「なあ、アンリ様、俺の家族や友達とかって大丈夫か?」
「大丈夫、普通に生活しているよ」
「そっか」
(良かった、けど俺がここにいるのはまだ何か有るからなのか?)