書きたい
この渇きを満たしたいから
その方法は これしかないと思うから
だから 綴る
拙くていい
伝わらなくていい
これが“私”だ
それを刻みたい
今 思ったこと
今 考えたこと
下らなくても
わかってもらえなくても
ここに記す
これは ただの欲望
飢えた獣のように
純粋に求め続ける
もっと もっと
これだけでは終わりたくない
書きたい
それがたとえ
この白を汚すような
愚かなことでも
書き続けたい
それがきっと
“私”だから
葵枝燕です。
この詩は、二〇一六年七月十日(日)の午前一時十九分頃、その場の思い付きで書きなぐったものに加筆を施したものです。とある事情で、自宅一階のリビングで一人寝ようとしていたときに書きました。常夜灯のオレンジの光の中で書くのは意外と大変でしたが、どうしようもなく「書きたい」と思ったんですよね。
そんな経緯で書いた詩『書きたい』、いかがだったでしょうか?
読んでいただきありがとうございました。