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専門学校時代のお話

 さてさて、Kさん。専門学校時代も、一緒にダンス等を踊っていたりしたのですが、そのダンスをしていたスタジオも、凄かったです。


 地下への階段を降りて入るスタジオで、まずひたすら暗い。空気がきちんと流れない。夏は熱くて堪らなかったんですが、それだけじゃなくて、霊的なものもまずかったらしいです。


 Kさんや、他に霊感の強い方が、おしゃれなリストバンドでも巻いているのかなーと腕を見ると


【数珠】


 おうふ……。霊験あらかたな感じでした。


「空気が淀むと、溜まるんだよねー」

「あ、分かる分かるー。あの隅の鏡の前って、身体動かなくなるよね」

「私、一人でいると金縛りにあっちゃってさー」


 私の知らない世界の話が、女子更衣室で繰り広げられていて、私はトラックにぶつかって違う世界に行ってしまったのかと思ってしまいました。



 そして、私は元々霊感は一切無かったのですが……。こんな感じでKさんや他の霊感が強い方と数年いた影響で、アンテナが開いてしまったらしく、段々と気配を濃密に感じる事が出来てしまいました。


 すると、出るわ出るわ、来るわ来るわ……。【ああいう方達】さみしがりやさんが非常に多いそうなので、見える方感じる方に寄ってくるとは聞いていたのですが、背中が重くなったり、肩が重くなったり、真後ろに気配を感じたり……。中々不気味で、夏なのに背筋が寒い状態が続いたものです。


 多分、ダンスを踊って、汗が冷えたんだろうなーと思い込みたいです。

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