召喚の間に
眩しい光が止んだの確認して目を開けると、そこには生活感丸出しの薄暗い部屋だった
「ってどこだよここ!城とかじゃないかよ」
いきなり雰囲気ぶち壊しの部屋を見た新太は叫んだ
「しかも誰もいないし、何なのここ俺召喚とかされたんじゃないの?」
誰もいないことを確認した新太は部屋にあるコタツに入る
「誰もいないどころか扉もないしちょっと寒いし、ほんとここどこだよ?」
「うーんと、ここは僕の自室だよ」
どこからか急に声がして新太の質問に答えた
「うぉ!誰だよ!どこにいるんだ!」
「ちょっと待って、今出るから」
あー寒いと言いながらコタツの中から一人の少年が這い出てきた
「こんにちは、僕は好奇の神をやってるものだよ。橘新太君でいいんだよね。アラタって呼ばさせてもらうよ。あんまりここにいると君が死んじゃうから手短にいくよ」
そう早口で捲し立てた自称神という少年「自称じゃないけど証明できるものでもないから僕のことはシンて呼んでね」シンという少年に言われたことを少しの時間で理解した新太は、わかったと返事をする
「理解が早くて助かるよアラタ。とりあえず今回のことについて説明しよう」
そういうと弾丸のように説明を捲し立てる
途中から理解が追い付かなくなってきた新太は、最近読んでいた「文豪になろう」の作品に似たようなのがあったことを思い出し、憶測を入れながら聞く
「要約すると、その別の世界の住民が時空をつなげた召喚魔法というやつを編み出してしまい、ほかの住民がそれを知って、使用してしまったと。それで召喚の対象だった奴の周囲にいた俺は巻き込まれてしまったと」
「理解が早くて助かるよ~。僕も結構怒っててね。僕の観察対象を勝手に管轄外の世界に連れていくとかあっちの世界の神を後で〆なきゃ」
どうやらシンは本当に神様で結構位が高いらしい、というか観察対象って
「その観察対象ってのはなんなんですか?」
「えーと、君は僕を時々見ていたんだよ。なんか能力無駄にして面白いことやってるな~って。というか敬語はしなくていいよ、堅苦しいから」
「わかり、わかった。けど面白い事なんてやった記憶ないんだが?」
「いやいや君は凄いと思うよ!植物をくっつけて食人植物を作るとか、穴を掘り続けた結果、獣神の眷属を見つけるとか、普通の人にはできないよ!」
「全く記憶にないけど、まぁいいや。で、そろそろ本題に入りたいんだけどいいか?」
「うん、僕もそろそろ君が死んじゃうかもしれないから急がなきゃと思っていたから本題に入るね」
なにかとても物騒なことを言われたがしたが話が進まなくなるから気にしないでおく
「じゃー俺から質問だ。まずクラスのみんなは?他に誰も見えないんだが呼ばれたのは俺だけか?ここに来た理由は?あと、そもそも何が理由で召喚されたんだ」
「えっと、ほかの人は召喚されてる途中だよ。呼んだのは君だけだよ。ここに呼んだ理由は、お話がしたかったのと、加護を与えようかと思ってね。最後の質問は一応魔王が出たからってことになってるはずだよ」
「魔王?やっぱり人間を滅ぼそうとかしてるのか?」
「いや全然、そんなことこれっぽちも今の魔王は思ってないよ。そもそも魔族の王で魔王だからね、国の王で国王みたいなものさ」
「じゃーなんで俺らは呼ばれたんだ?」
「たぶん戦争とかに使いたいんじゃないかな。詳しい話は興味ないから自分で調べて」
「加護は?チートみたいなものか?」
「別物かな?君が言うチートは、うんそうだね、上げようか。加護は僕が君を別の世界でも見るために必要なんだよ。そこらへんはあまり関係ないからスルーして、効果は隠蔽をLv10で上げよう」
「隠蔽?Lv10?なんだそれ」
「そこらへんは後でステータスを確認して、そろそろ本当に君の命が危ういから、最後にチートの相談なんだけど」
「チート!刀とかが超絶強くなるみたいな!」
「残念ながら悩んでる時間がないから、君がここに来る前に思ってた旅をするのに役立つスキルを上げるよ」
「っな!選べないのか!まぁいいかシンがくれるものだからきっと役立つんだろ」
少し残念そうな表情をするが、すぐにシンのことみる
「そういってくれるとありがたいよ。きっと役立つからあっちの世界でも楽しく過ごしてね」
「わかった!ありがとうなシン」
「こちらの不手際のせいだからね、それに君は一応特別なんだよ。期待してるからね。」
時間切れとシンが呟くと、新太の体が薄くなっていく
新太の体が消えかけた時にシンが思い出したように
「あ、頑張れば戻ることもできるかもしれないから探してみてね」
だいぶ彼はおかしな存在になったな~と笑いながらシンは新太を見送った
全く書き方がわからないので、不自然で面白くないところが多いと思いますが直していくので、感想等で言ってください




