異世界の生き方
間に合った
異世界の初めて見た風景は、森の中だ。
辺りに生物もいないため、いろいろ考えてみることにする。
ここがどこだか、分からないが、このチートボディに勝てる生物は、いないと思うが用心しよう。
なぜなら、このチートボディが実際なっているか、かわからない。
それに、今まで使えてた法則、理論が使えなくなる。
リスクを考え、行動を起こさないと死んでしまい、私の自我は、多分消えてしまうだろう。
普通に呼吸ができるため、この世界では、酸素があるみたいだ。
私は、思わずニヤリと笑う。
重力は、半分くらいか?と思うくらい体が軽い。
チートのせいなのか?それともこの星の重力が半分なのか?わからない。
前者なら、感激するべきだな。後者なら、由々しき事態だな。
神が嘘を付いた、もしくは、神が偽者と考えられる。
神様うんむんは、どうでもいい、私は、野垂れ死ぬ可能性が上がる。
いくら知識があったとしても、ここは、何処が危険かわからない。
それに、あっちの世界の常識だ。
よし、考えがまとまらないんで、行動を起こす。
走るは、却下。
音が出て何が飛び出すか、わからない。
全力ジャンプ、重力が違うので比べようがないため、意味がない。
木登りを考えついた。
そこら辺の高い木を上り、どのくらい登れるか調べてみよう。
ついでに、上から見渡して、何が見えるか見てみよう。
うん、結論から言おう。
簡単に登れた、道具すら使わず、疲れず上りきった。
私は、チートでなければ、重力も考え、5分もしない内の10Mも登れず、諦める。
あっちの重力なら、何もしないで、諦める自信がある。
ある程度チートボディなのはわかったが、実際になっているか、わからない。
私は、臆病だ。
避けられるリスクは、避ける人間だ。
おっと思考がまた違う方向に進んでしまった。
多項思考なのも困ったもんだ。
森の上から見た景色は、綺麗で人工物などなく、美しいと感じた。
ちょっと待って人工物がない……………。
これ何かの罰ゲームか。
早くも転生に失敗したか?と思った。
──30分後。
私は、捕まっています。
数分前、私は、川を到着した。
なぜって?それは、持ち物がない。
生物にとって一番大事なのは、水。
錬金で作ればいい?いささか無理がある。
魔力のまの文字も知らない、私は錬金など夢の夢である。
それで、川について問題はいろいろある。
チートが信用できれば、なんでも飲み食いするのだが、信用に足る材料がない。
しかし、飲み水を作る道具もない。
川に手を作り、器にして喉を潤した。
その最中に、後ろから、首元にナイフを突きつけられた。
「動くな、殺されたくなかったらな」
脅すような男の声がした。
私は、少しだけ安堵していた、脅されているのにも関わらす。
安堵したのには、二つのことが重なる。
一つは、この世界には、人がいることとあわよくば、情報が聞ける。
もう一つは、殺されなかったこと、他の人もしくは、他の動物なら食われていたかもしれない。
「何にかごようですか?」
私は、冷静に判断すれば殺されることは、理解している。
「何にかだと?ここが何処だかわかって言っているのか?」
山賊では、ないことが理解した。
そしてここは、部外が入っては、場所か?
国の領土、保護地区なところか。
「わかりません。私は、ここがどこだか、まったく知りません。もっとも私が知っていることはあまりないですが。」
「嘘を付くな」
嘘は付いてない。ホントに何も知らない、ここが異世界だけしか。
「いいえ、私は、嘘をついていません。付く理由がありません。」
「……………」
判断するような感じがいた。
後ろ振り返れないをなぜなら、相手の顔を見てしまい殺されてしまう。
だから、表情が読めない。
「私は、気がついたらここの場所にいた。」
「ホントだな?なら、連行してもいいするぞ?」
これも嘘がない、ボヤかしているが。
正しくは、転生して気がついたらここにいた。
「はい。むしろ、ありがたいです」
言った瞬間、首輪を巻かれた。
「これは知っているな?」
自信満々に、言う。
「いいえ、まったく。私の予想だと拘束する道具ですか?」
「……え、知らないのか?むしろ、メジャーな魔具だぞ」
「その魔具とは?」
転生の項目で見たがしかし、内容までは見ていない。
「…………………………」
近くでため息が聞こえる。
「付いてくれば、悪いようには、しない」
まあ、拘束系の魔具として付いて行かないとまずい。
私は、この選択が正しいことを願った。
結果、スパイかどうか調べるために一日牢屋に入れられた。
運が良かったのか、悪かったのか判断に困る。
まぁ解法されただけありがたいと思っている。
さて町に着くという目的が達成したところで、金がほしい。
金がないと言うことは、首が回らないことと同じことだ。
ここでは、ダンデと言う国らしい。国旗はライオンが入っている。
その他にジーク、国旗、龍と竜が向かい有っている。
アムース、国旗が虎、柴、国旗、犬などほとんどの国が動物があしらっている。
そうそう、私が働ける場所が限られている。
全てにギルドへと加入が前提である。
次いでに真偽がともかく一番情報が集まるのは、ギルドだといわれた。
ギルドに加入は審査が行われる。
何になりたいかによってもわかれるし、審査基準も違う。
商人ギルドは、通貨の種類など学力、一定の財産で登録が出来る。そしてランクは、一定以上のとその年数。
研究ギルド(医者、研究者)は、過去の実績と有力者から紹介などがあげられる。そして、ランクは、ギルドに実績が必要である
冒険ギルド(便利屋)は、特に登録条件は、ない。
一番幅広い、家事の手伝いやら、モンスターの倒すことまで。
そしてもらえるお金が少ない、危険が付きまとうのに。
引越の手伝いで、一日動いたとして、550マルクス。日本円で約5500円だ。
しかし、商人ギルドや研究ギルドには、登録する条件を満たしていない。
結果、冒険ギルドに選択しかなくなった。
ギルドの看板は、剣と杖が交差して、そのうちの後ろに袋が描かれている。
剣は、冒険ギルド、杖は、研究ギルド、袋は、商人ギルドと意味をしていると聞かされた。
そしてどの町にもあり、(村にはないが)世界中の散ればっている。
今は、私は、そのギルドに登録をしようとギルド支部を目指して急いでいた。
大通りにあるので迷わず行けると言われた。
その通りに歩いていると大きな看板が目に入った。
それは、説明された通りの看板だった。
私には、名前もない。
前世の名前が在るが、ここでも使ってもいい物か、悩むことになるとは思いもよらなかった。
私は、死んだのだ。
しかも私を覚えてる人もいない。
それを前世の私と今の私は、違うのではないのか?
ならば心機一転して名前を考えている。
「えっとお客様のお名前でいいんですよ?」
哲学に浸っている場合では、なかった。
ギルドに入り、強面がいっぱいいる中、窓口に向かう。
一通り説明をされ、質問をして、登録の名前で考え事に浸っていたみたいだ。
「私は、名前がないのです」
「昨日、保安兵から如何っています。しかし、名前がないと登録ができません」
名前、なまえ、なまエ?と何も思い浮かばない。
「案内のお姉さんが名前を決めてください」
案内のお姉さんは、困った顔して。
「ライ・ライフォード──なんてダメだよね」
舌を出しながら、少し照れた顔をした。
「私は、それで構いません」
と言いながら書類に書き始める。
「え、マジ!?」
まさか冗談で言った名前で書かれると思っていなかったらしい。
待って、保安兵、名前もわからない男を開放してよかったのか?
まぁ、助かったけど。
「はい、手続きは、完了しました。これがギルドカードです。なくさないでください」
「ありがとうございました」
そうしてギルドカード見る、ランクD。
名前、ライ・ライフォードとなっていた。
あとがき
選択・前世の名前を名乗る。
「私の名前は、石井 明だ」
「柴のスパイだ」
といわれ、腕を折られて、拷問の中、死亡。
鉄より固いんじゃないの?
BAD END