12 閃き 可能性を求めて
四日目になりました。
午前中は昨日の事で心砕かれたままで、ベッドで休んでいましたが、それだとまだ昨日の自分が私の心を駄目押しでフルボッコにしてくるので、魔法の熟練度上げを再会しました。
ですが、四日もやり続けていると熟練度の上がり方も遅くなります。
進まず、上がらずとなっては、虚無感が生まれ、それと同時に飽きが襲ってきました。
使い続ければまだ上がるとは分かっていましたが、このままでは非効率でもあります。
何か、私の意欲と魔法を繋ぎとめる方法は無いかと考えました。そうしたらありました。
緩み切ってだるんだるんになった自分に喝を入れるための一番な方法が。
この世界、魔法は使えば使うほど効率や効果が良くなります。
人間は、どこの世界でも動けば動くほど、鍛えれば鍛えるほどに成長していきます。
何が? 筋肉です。
そう。私は自重トレーニングをしつつ魔法を使う方法を思いつきました。
いままで筋肉痛が怖くて出来なかった私ですが、今は回復魔法があります。
これを使えば擦り傷、打ち身は肩に落ちた埃を払うくらい簡単に回復できるはずです。
考えてみれば、私は筋肉痛になっていません。私の心に傷を負わせた負の記憶を思い出すのは嫌ですが、ひたすらに体を動かしていたのに、全く痛みが無いのです。
これはきっと、回復魔法のおかげでしょう。
外で動きながら魔法を使っていれば、痛み回復の効果をより実感できる上、体も鍛えられるはずです。これほどまでに素晴らしい訓練方法は無いでしょう。
もしかすると、テレビで見るようなムキムキ引き締まりボディが手に入るかもしれません。
(やらずにはいられない。いや、やってみなくちゃあいけないわ!!)
元の世界での自分では無理だと諦める事でも、この世界ならと私は燃えていました。




