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行きついた世界は  作者: 藍内
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更なる世界?

 不意に目の前の空間が歪んで見えた。疲れているのかなと思って目を軽くこするが歪みはどんどんひどくなり、そして意識が少しずつ薄れていく。この現象は体験したことが…ある……。森だらけの世界で……最後に起こったことだ……。

 目が…開かなく………なってきた……。そして、眠りにつくように――。


 目が覚めると私は家の玄関先に着いていた。いつの間に帰ってきたのだろう。確か交番を出てから意識がとぎれて……。それから先、どうやって家まで歩いていったのか全く記憶がない。

 意識がとぎれる直前、視界が極端にぼやけて道や電柱がまともな形をなしてないように見えた。そういえば、そういった現象は森だらけの世界でも一回起こっている、その世界から移動した直前に。

 もしかすると家に帰る途中に起こったような空間の歪みは、世界の変わる前兆かも知れない。ということは、自分の言いたいことが勝手に言われる世界を抜け出せた――?

 しかし確証はない。単に気を失っていただけかもしれないし、たとえ世界が変わっていたとしてもここが私の元々いた世界とは限らない。

 辺りを見渡す。都会の端くれらしく町に緑が少ないのを確認した。少なくとも森に侵されてはいない。特におかしなところはないが、異常は見るだけでは分からない。

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