エピローグ なんか死んじゃった。
僕は自他共に認める変人です。そんな僕が趣味で書いた話です。中身がスカスカで、そして面白くないかもしれません。ありきたり話だとしても、楽しんで頂けたら
幸いです。面白くなくても許して下さい。一生のお願いです。
異世界転生したら誰でも無双出来ると思ってた。
ラノベやアニメの世界ではそれが当たり前だったから。
あのとき不運にも死んで、異世界で無双できるかもと思っていた。全然そんなことなかった。無双できないこの世界に俺が来るまでの話をしよう。
俺は京田 巧音。20歳。日本人。
そして普通の大学に通う、人より少しアニメとラノベが
好きなごく普通の一般人である。
異世界に憧れを抱く健全なオタクの俺は、お気に入りのアニメ「異世界無双の最強転生者」を1話嗜む。
大学の門限までまだあったので、暇つぶしにと思って。
アニメを見終わって俺はあることに気づいてしまった。
「今日、登校ついでにラノベ買うんだった…遅刻すんじゃね?」と。
俺は急いで家を出た。階段をこれでもかと素早く駆け降り、最寄りの本屋にダッシュした。が、本屋が小さかったこともあって、既にラノベは売り切れだった。
今日の俺は運が悪いかもしれない。そんな不安を抱きながら、俺は早足で大学へ向かった。大学手前の横断歩道に差し掛かった時だった。見るからに危険運転のトラックがこちらへ向かってきた。瞬時にそれに気づいた俺は、とっさに避けた。少々苛立ちを覚え、車両を睨みつけた。その先に道路を渡る猫がいた。アニメとラノベの次に猫が好きな俺はそいつを助けに駆け出した。すんでのところで、猫を拾い上げた。
安心もつかの間、後続車両に俺は気づかず猫と一緒に吹き飛んだ。体に重い衝撃が走った。助けを呼ぼうとするも声が出ない。視界に黒い毛の塊が動いていた。どうやら猫は無事みたいだ。こちらに助けが向かってきたが、多分俺は死ぬ。せめて最期にとラッキースケベでもないものかと期待したが、視界が霞んで何も見えない。やっぱり今日の俺は運が悪いな…。遠のく意識の中、俺は頭の中でこの世界に別れを告げた。
どのくらい時間がたっただろうか。「異世界ですよ〜!おめでとうございま〜す!」声が聞こえ、俺は目が覚めた。
そこには倒れた俺を不安気に覗く青髪ロングの少女と赤髪ボブのロリがいた。「てか俺って異世界転生してたの!?」
怒涛の展開に驚く俺だったが、とりあえず嬉しい。
とりあえずこれが、俺がこの世界に来るまでの物語である。
変なところで終わっているかもしれません。それは続きを出そうと思っているからです。でも不定期更新だと思うので、勘弁してください。読めたらでいいので、続きも読んでいただければ嬉しいです。