表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/9

3 さらば、地球。

さーて、始まりました第3話!思いっきりタイトルでネタバレかましてるけど、まあ異世界行くのは確定だったしまあ許してくださいな☆

よっ、初めましてだな。俺は長谷川海斗、まあ、どこにでもいる普通の高校生だ。


実は今、親友といつも通り一緒に学校まで一緒に登校していたところなんだが、その途中、いきなり親友――紅葉協也が変な男に一方的に話しかけられているところだ。


こいつは外見が普通のアイドルくらいじゃ相手にならないくらいの美少女なせいで、よくその辺の男から告白されたりする。俺も女子に告白はされたりするが、回数じゃこいつには敵わないだろうな。


まあそんなわけで、いつもなら協也は自分が男だってことを相手に行ってとっとと諦めてもらってるんだが...今回の奴はそうはいかねぇみたいだな。


こいつ、昨日もいきなり話しかけてくるわ協也の話も聞かずにひたすらしゃべり続けてきやがって最後は駅員に連れていかれて何とかなったけどな。

それに、話を聞く限り、やっぱり昨日の協也が言ったことは何一つ聞いてなかったんだな。やっぱこいつかなりやばそうだな。


え?じゃあ早く助けろって?まあ、そうしたいのはやまやまなんだがどうも協也がそいつに何か言いたそうだからな、とりあえず一旦様子見だな~。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


今、協也の目の前には、息を若干切らし、目を血走らせながら話し続ける、いかにもストーカーって感じの男の姿があった。


「ね、ねえ、どうなんだい?昨日の返事早く聞かせて欲しいんだけど...。早くこ、こ、応えてくれるかなぁ、ひ、人も集まってきたからさぁ。」


おそらくこちらの話はイエス以外は聞く気がないようである。その証拠に昨日断ったはずなのにその内容をまるで聞いてないような口ぶりで、答えの催促を求めてくる。


「はぁ。」


協也は思わずため息をこぼす。先ほどまでは目の前にいる男におびえているようだったが、いまはずいぶんと落ち着いている。彼の人柄を知らないものからすると、彼も目の前の男と同じほどに不気味である。


しかし、彼がこうやって落ち着いている、というよりは怒っているのには理由がある。

彼はとにかく人が困っているとき、それを助けようとする、いわばヒーローみたいな性格の人間なのである。協也がなぜこのような性格になったのかは理由があるのだが、それは今は割愛させてもらう。


そんなわけで、協也は自分の目の前に来るまでに歩行者を押しのけていた、"他人を困らせる"ことをし、そしてついでに、一度断ったはずなのにこちらの話を全く聞かずいまもしつこく告白の返事の催促をしてくる男にかなり怒っているのである。


「あのですね。」


協也が男に対して少し低めの声で言葉を発すると、少し驚いたような表情をし、男は話すのをいったん止めた。

それを確認した協也は続けて、


「俺は昨日、あなたの告白に対しての答えは言いました。それが伝わっていないのか、それとも聞こえていなかったふりをしているのかは知りませんがね。

とりあえず今、ここに来るまでに人を押しのけていましたよね。」


横で見ていた海斗が「あぁ、静かだったのはそーゆーことね。」とつぶやき納得したような雰囲気でその場を見守っていた。


「とにかく、もう一度はっきり言いますけどね、俺は男で、あなたみたいな人はたとえ俺が本当に女の子だったとしても絶対OKなんてしません。これから学校に行かなきゃいけないので、このままあなたと話していたら友達とそろって遅刻してしまわないので通らせてもらいますよ。」


男に少しきつくそう言い放つと足早にその場を去ろうとし海斗も「もう、からんでくるなよ。」と言いつつ去ろうとした。しかし、


「...え....か。...が....んを..。」


「ん?何か言ったか?」


うつ向きながら男がなにやらぶつぶつと呟き始めたのに気付いた海斗が振り向きつつ聞けば、


「お、お前が俺の、あ、紅葉ちゃんを、そ、そそのかしたんだなぁぁ!」


「「はぁ!?なんでそうなった!?」」


意味が分からない。突然わけのわからないことを叫びだした男に2人はそろって驚愕の声を上げた。

ついでに、周りの野次馬たちも、突然の意味不明な叫びにびっくりして思わず呆れているご様子。

...しかし、その表情は次の瞬間に引き攣った。


男が最初から隠し持っていたのか、その手にはナイフが握られていたから。


「紅葉ちゃんは、僕にあんなひどいこと言わない!お前がそそのかしたんだぁー!!」


いまだ、わけのわからない妄言を吐きながら、男は海斗にナイフを向け走り出した。

そしてナイフが彼の腹部に突き刺さろうと!


―――が、その前に海斗の前に出た協也の脇腹に深々と突き刺さった。


「うぐっ...!!」


自らの腹部に走った痛みにそれを食いしばる声とともに苦痛の表情を浮かべた。


「ヒイッ!?」


ナイフの刺さった協也を見て男が小さな悲鳴を上げる。


「きょ、協也ぁぁぁぁ!!!」


そしてその声をかき消すように、海斗が協也の名を叫ぶ。

その叫びが終わるのと協也の体がうつ伏せで倒れるのは同時だった。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


...お腹が、あ...熱い...刺されたのかなやっぱり...すっごい痛いし、というか焼けるみたいに熱い...!!


「...あ、かっ...!」


あまりの痛みに思わず声が出た。と思ったらいきなり仰向けにされた。

そしたら涙目で俺の名前を呼ぶ海斗の顔が目に入った。


「...か、いと...。」


思わず名前を呼んだ俺に海斗は必死に呼びかけた。


「協也!がんばれ、今救急車を呼んでるからな!あと少しな辛抱だ、だからがんばれ!」


海斗が必死に励ましてくれる。本当にいい親友を持ったなぁ、けど多分これ間に合わないだろうなぁ...。なんとなくわかるんだよね。あっ、これは無理だって。よく自分の身は自分が一番わかってるっていうセリフがあるけどこういうときのことを言ってるんだろううか?

もしそうだとしたら、俺はここで終わりなんだろうな。そうだと実感したら自然と眼から涙が零れた。


「...ご、めん...かい、と...俺...。」


「お、おい!何謝ってるんだよ!?あきらめてんじゃねぇ!」


そう言って、もう一度海斗が必死に俺に声をかけてくれるけど...あぁ、これヤバイ。とうとう限界が来たみたい。

...死ぬんだな、あぁ、そっかぁ...死にたくないなぁ...。

まだやり残したこといっぱいあったのに。


「ごめん、かいと...。」

(...ごめん、父さん、母さん、姉さん、そして――――)


「おい!?おい!!協也、協也ぁ!!」


消えていく意識の中、最後に俺は...


"あれっ!?もしかして失敗しちゃった!?―――ま、まあ、多分この世界には来るだろうし何とかなるでしょ、うん。"


なんだかどこかふざけたセリフを聞き意識を闇に閉ざした。

いかがだったでしょうか?ちょっと死因が無理やり感がありましたが許してください。

次回から異世界編です。実質これからが本編です。皆さんが楽しめるように面白い作品にできるように頑張りますのでよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ