1 うるさい目覚まし。
さすがにプロローグだけじゃストーリーが微塵も伝わらないので一話だけ急遽作成しました。
ーー20##年、日本のある街にある家のひとつで
ーー"ジリリリリィィィィ!!"
...ゴソ
「...う~ん」
ーー"ジリリリリリリリィィィィィ!!"
....ゴソゴソ
「......」
ーー"ジィィリリリリリリィィィィィィィ!!"
ーガバッ!
「アーーッ、分かった、分かったから!起きる、起きるから~。」
ほんと、毎朝毎朝、ご苦労様で~す。なんて思いながら起き上がった、スッと整った顔、綺麗なピンク色の唇、薄い眉、宝石のようで、それでいて吸い込まれそうな黒い瞳、そして、それに負けないくらい黒く艶のあるサラサラの黒髪。
すれ違えば10人中10人が振り返って2度見するであろう、まるで造られたような美しさのある"彼"は赤葉協也。
ーーそう、彼女ではなく"彼"である。
「ふぁ~あ、早く支度しなきゃな~。」
と、気だるそうに着替え始めた、すべての男が見惚れるような存在はその見た目に反して男である。
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ーースタスタとまだ眠いのか少しフラフラしながら協也が階段をおり、リビングに行くと
「...あ、おはよーキョウくん。」
「うん、お、おはよう姉さん。...目の下の隈すごいよ?」
今、挨拶したのは協也の姉である赤葉奏、姉弟なのに協也とはあまり似ていないが、彼女もつい見惚れてしまいそうなほどの美人である。
...目の下にある大きな隈がその魅力を半減させてしまっているのだが。
そして、
「あら、おはよう、協也くん。奏ったらまた徹夜で漫画書いてたみたいなのよ。」
「おはよう、母さん。あぁ、なるほど...もうっ姉さん、徹夜は体に悪いからしないようにって先月言ったでしょ。」
母の赤葉薫子。
顔は奏とそっくりであるが、奏が暗い雰囲気があるのに対し、薫子は落ち着いていてどこか暖かい雰囲気のある女性だ。
「協也の言う通りだぞ奏。本当に私たちはお前のためを思って言ってるんだからな?」
そして、協也に続いて奏に注意しているのが、
「おはよう父さん。...あっごめんちょっとテレビのチャンネル変えてくれる?」
「おはよう協也、よいしょ、これでいいか?」
「うん、ありがと父さん。」
そして、父の赤葉雅之。
目は細く、その下には大きなシワがあり、かなり厳しそうな雰囲気のある男性である。
赤葉家はこの4人で暮らしている。
いつも通りなんてこともない話をしてから、それぞれ、仕事や学校にいくのが赤葉家の当たり前の朝である。
それは今日も変わらない。
ーーそのいつもの朝が今日で終わるとも知らずに。
いかがでしたか?閉じそうになる目蓋に負けず、何とか書ききった一話でした。
ーーはいそこじゃあ寝てから書けよとか言わない!
寝ちゃったら絶対起きたあとめんどくさくて書かないと思うので、とにかく早く書きました。
多分誤字とかあると思いますが、大目に見て優しく指摘してくれると嬉しいです。
さて、そろそろ目蓋に負けてしまいそうなのでこれくらいにしておきましょう。それでは皆様おやすみなさい。




