忘れてはならないのは常に自分が一番弱いという事だ
ウィーンと扉の開く音が鳴り響く、最近取り換えた自動扉だ。
スタスタとエレベーターに向かう。が、私はエレベーターの前で足を止めた。
「うわ、だいぶ乗ってますね。どうぞ、お先に行ってください」
そう言うと中に載っている人達は申し訳なさそうに扉を閉めた。
しばらく待つと上行きのエレベーターが到着した。
そして私は最上階にある盟主室へと向かう。
チーン、と音が鳴り最上階に到着した。
「コンコン」と扉をたたく
「盟主、私です。入ってもよろしいでしょうか?」
「どうぞ」
そう言われ盟主室の扉を開ける。
「お、ハルカじゃないか。何の用だ?」
しばらく時間がたってから口を開く
「盟主…いやコウさん、私この連盟やめようと思います。」
勇気を振り絞り宣言する。
すると少し驚きながらも冷静にコウさんは答えた。
「そ、それは唐突だね。何かあったの?」
こんな時でも冷静さを保っていられるのは盟主の凄いところだ、ぜひ見習いたい。
「私、新しく連盟を作ろうと思います。そして連盟順位1位を奪い返します」
コウさんは驚いた、それはもう宝くじに当たった時ぐらい驚いている。(コウさんは宝くじに当たったことはないです)
しばらくの沈黙。
「わかった、君の連盟脱退を認める」
「ありがとうございます、盟主」
「あと連盟を作るってのは大変だろ。俺も連盟作るときは苦労したもんだ。
うちの連盟員お手伝いで2、3名持ってってもいいぞ」
「本当ですか!?ありがとうございます。私頑張りますね!」
助かった、そもそも連盟員の候補すらいなかったのだから。
「では、ナミさんとサナさんに声をかけてきますね!」
扉の方へ歩き盟主室から出ようとする。
するとコウさんが言った。
「あと盟主をやるならこの言葉を覚えておけ、そして大切な時に思い出すんだ」
『忘れてはならないのは常に自分が一番弱いという事だ』
何だろう、どういう意味なんだろう…
「じゃあな、また会おう」
最後まで書けるかわかりませんが応援してください!




