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3ヨシオ裸で探険隊

逃げるとしてまず必要な物は…服と金。

それがあれば、どうにかなるだろう。


[空気]というスキルもいつまでもつか分からない。


ふと、横を見たら一般の兵士が出入りしている扉を見つけた。


丁度、扉を開けて出て行こうとしている兵士を見つけ、俺もタイミングを合わせて自分の体を滑り込ませた。


兵士は比較的広い豪華か通路から、横の扉を開けて、石の狭い螺旋階段へ歩いて行く。

『俺は「気付かれないスキル」を持っている。だから大丈夫。』

兵士に付いて行きながら、そう自分に言い聞かせていても内心『ヒヤヒヤ』している。


兵士は少し降りた先の扉を開けて出て行った。

どうも外の見張りの交代だろうか?


ここは塔の高い所に居るようだ。

早朝か?地平線からの太陽がまぶしい。


兵士達は動く気配がない。

仕方ない、ここからは俺一人で行く。

螺旋階段に戻って、下へ下へと降りていく。


目指すは一階。


たまに横の扉を開けては今自分が何階ぐらいにいるか確認して行く。



階段降りて



横道通って



要所要所に兵士がいるけど余裕でスルー。


扉あけるとバレるから、その時は誰かが開けた時についていく。


体が当たっても不思議と気づかないんだよね。

こっちもイマイチ感覚ないし。


空気だから?


落ちついたら検証が必要だね。





とにかく早く服着たい!




しばらくしたら外に出た。



城門の兵士が交代だろうか?


兵士同士でやりとりしてたら片方が「じゃあな」と言ってどこかへ向かって、もう片方は「お疲れー」とか言ってる。


宿舎に帰るか?付いて行こう!



城から離れて少ししたら、教会らしき建物の横にある建物の中に入ってく。


城に比べたら高く無くて、さっき通った教会みたいに豪華じゃない。

教会ほどじゃないけど、大きさはかなりある。

そんな宿舎に兵士はいつもの事のように歩いて行く。

ふと見ると通路の扉の横のあちこちに、こんもり膨らんだ袋がかかってる。

なんだろう?


そんな扉の一つの横の袋を取って、扉の中に入る兵士に、俺は付いて行く。


お邪魔します!


中に入ると鎧を脱いで、さっきの袋から布やら替えの服を取って外に出て行く。


なるほど。扉の袋は洗濯物か。

これで服には困らん。

俺も行こう。


何も取らずに兵士について行く。

外に出たら別行動。あちこち扉にある袋を3袋ほど失敬した。


スキル

【異空間収納】

隷属のネックレス×10

鎮静の毛布×5

木綿の服×8

木綿のズボン×8

布大×4

布小×3

木綿の袋×3


収納したら袋A、B、C個別に表示してたけどスキルに少し意識をしたら振り分けてくれた。


マジサンキュー。

便利なスキルだ。


後は金だね。

先ほど見つけた教会へ向かった。





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