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20嗤えばいいと思うよ?

買い物を終えて冒険者組合に向かった。

二人で出来る手頃な狩場がないか相談するためだ。

普通やつは薬草採集とかでコツコツと、組合のランクを上げて、「俺、将来はSランクになって綺麗な嫁さんもらって故郷に錦を飾るんだ!」

みたいな。


そんなことは、これっぽっちも考えて無い!


俺が欲しいのは[スキル]。

リザはレベルだ。


無駄にクエストやるより、討伐に力を入れたい。


組合に入る。良かった。

腐れ美女は真面目に仕事してた。


「メリダさんこんにちは」

「えっとヨシア君だよね?こんにちは。」

「彼女…リザっていうんですが、僕の戦闘奴隷です。


で、二人でこの辺りの魔物を狩に行きたいんですが、林と、奥のダンジョン、あと裏の森にどういった魔物がいるか教えて欲しいんです。」


「えっ凄いねヨシア君、お金持ちだね。

あ~じゃ先ずは君の奴隷の登録をします。」

と言って用紙を渡された。


持ち主の名、奴隷名、奴隷の両手の手形。

商館での手続きの不備を確認し、商館の書類と組合の書類に割印を押す。


組合の書類は同じモノを二通。

一通は登録した現地の組合、もう一通は公国首都の組合本部に保管される。


奴隷には首にかけるタグが渡され、タグには、主人の名前と組合番号、奴隷の名前、この登録をした組合支部名が刻印される。


この世界では奴隷の主が死んだ場合、主が死んだその奴隷を「一番最初に拾った者」が仮の主になる。


奴隷は契約時、主が死んだら、自ら、若しくはその[死んだ主の奴隷達]で、管理、保管するという制約が掛けられている。


だから見つけた奴隷はよほどの事がない限り、主の組合のタグを持っている。


その[余程の事]があってタグが見つからない場合、奴隷は飼い主が所属する組合本部が一年間[保護]する。


一年間受け取りが無い場合、最初に拾った者が正式に奴隷の持ち主として契約される。


………ややこしい


「ヨシア君はこれから年初に奴隷の分も含めて金貨4枚だからね。覚えといて。」


もちろん了承する。


この国は人頭税。平民は金貨三枚。奴隷は金貨一枚。奴隷の分は持ち主が払う。


リザは今年は商館が払ってたんでいらない。

俺は登録の時に払ってる。


「林はスライムとかホーンラビット。あとは普通の鹿とか猪。

ダンジョンは一層がホーンラビット、スライム、ゴブリン

二層は一層にいる奴の他に、コボルトなんか

あなた達は行くのはここまでにしなさい。

それより下層に行くときはカウンターに来てね。


森はオークとかゴブリンとか。色々よ。奥の奥にはサラマンダーや地竜なんかいるし。

奴隷連れてくなら気を付けなさいよ?

ゴブリンやオークが連れ去ってく事があるから。」

人間使って繁殖するんだって。

「くっ殺」あんのかよ。

「最近森でオークをよく見かけるって報告があるから新人は行かない方が良いわよ。買取も下がってるし。」


オークは革も肉も需要があるんだが、今獲れ過ぎて値崩れ起こしてるらしい。


この街来てオークの肉しか食ってないから、おかしいなと思ってたんだよ。


「詳しくは二階の書庫で調べて。討伐証明部位とか、魔物の分布図とか展示してます。」

「解りました。ありがとうございます。」

「色々教えてもらってありがとうございます。さぁリザ、二階に行くよ。」

「はいご主人様」

カウンター右にある二階に上がる階段で、

「リザ、今度から討伐証明部位や解体は、お前の仕事だ、僕も後から行くけど、先に調べておいてくれる?」

「はい。ご主人様ではお先に。」

「うん。」



……最近、[空気]が上達し、色々と面白い事が出来る様になった。


俺を中心に拡がってる支配された空気の[領域]で、皆が[俺]を吸って、[俺]を吐いて、[俺の中]を泳ぐように生活してる。


それを俺は三次元的な情報として頭の中で[視覚]してる。


…この部屋は[俺]でいっぱいだ。





何が言いたいかっていうと、ずっと俺たちを見てるヤツがいる。






鑑定

 【名前】ノストル

 【種族】人属

【性別】男

【年齢】34

[冒険者]

 【レベル】21

 【体力】60/60

 【魔力】30/30

【知力】60/60

【素早さ】40

 【能力】

スキル

忍び足Lv3

捕縛Lv5

 【称号】 イカサマ師 盗賊の手先 死姦マニア

 【魔法】火魔法

【装備】ショートソード




……お前、カウンターでメリダさんと話してる時、ずっとこっち見てたよね…?




…三次元で眼球の動きって分かりづらいんだ…。




…今、メリダ、俺、リザ皆バラバラだ…。




…なぁお前……今どこ見てる?





……階段の上に「顔を上げた」そいつを[視覚]し俺は下を向いて「嗤った」。


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