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新しいバイト 始めました!  作者: ミドル
4/10

03 後輩の死 1

 昨日は、ヤバかった。 天罰を下す相手を完璧に間違えたわ。というか、外したんだよね、、、

 ダサいなんていうな! 俺は、すぐ泣くということで有名だ! 

「もっかいやって! もっかいやって!」


 くそ、うるさいな。昨日から、天罰をもっかいやれと、聞かないんだよ。まだ、意味分からないツッコミの方が良かったわ。

 今じゃ、ただの駄々ごねる子供じゃないか!

「恨んでる人なんか、いないんですか? 例えば、仕事とか、仕事とか、仕事とか?」


 なんで、仕事ばっかなんだよ! 恨んでる奴とか、あんまり思い付かない。生涯、ネガティブ思考をした事がないのさ! 頭の中、お花畑とか言わんといてや!

 まぁ、でも、、、


 ~8年前~


 午前8時を過ぎた、みんな出勤したようだな。


「よっしゃ、今日もみんな張り切っていきましよ―!」


「先輩、そういうのいらないですわ。」


「そんなこと言わないでよォ、泣いちゃうぞォ?」


「先輩、学生時代ウザイって言われたことありますよね?」

 会心の一撃! 今のはきつい、酷すぎるぞぉ。

 後輩がなんか最近冷たい気がする。先輩に何か言われたのか?

 先輩方からよく思われてないのは、知っている。何故よく思われてないかは、よく分かる。長年務めた社員よりも、まだ、入社5年の新人社員の方が先に昇格したのだ。しかも課長に。

 それは、さぞかし気に食わないことでしょうな。


  *  *  *

 それから、しばらく経ち、

「なんだと? パワハラを受けたと、そう主張するのか。しかも、西山君からと?」

「はい、しかも、毎日のように俺たちを、(けな)してくるんです。」

 ついに、痺れを切らして先輩方が、密告したようだ。勿論、俺は、そんなこと、してないぞぉ? いや、ホントだから! 信じてくれよォ!


「西山君、君の部下からパワハラの報告があった。勿論、そんなことしてないよなぁ?」

 さっきも言ったが、そんなことはしない。 したって、皆動いてくれないし、意味ないし、、、 なんか、悲しい?

 社長は、俺の事を信じてくれてると思う。そりゃ、仕事ができる部下を無くすのは社長として惜しいと思うからな! 

 自分の能力を過信し過ぎだって? ポジティブ思考大事だぞぉ!

 でも、1番厄介なのが、今回、嘘の報告をした先輩方の1人、酒谷涼(サカタニリョウ)。彼はよく頭がキレるし、機械関係も長けている。動画なんかを証拠にしてくるに違いない。

「ホントに君を、信じていいのかね?」

「信じて下さい! そんなことしなくたって、俺はちゃんと、部下を動かせます!」

「だといいんだが、、、」


 会社側からしても、裁判沙汰(ざた)には、したくないだろうし、会社の内部で、解決するだろう。


  ~数日後~


 その後も、パワハラに関する、内部調査が行われた。当然、パワハラなど、されていないと、皆、答えてくれた。

 しかし、1つ不可解なことが起きた。後輩が1人、自殺したのだ。しかも、遺書も見つかったのだ。


  ―遺書―


 <家族や会社の皆へ>


 これを読んでいるということは、僕が死ぬと決心したからでしょう。

 僕は、もっと沢山仕事をして、皆さんと胸を張って、生きたいと思ってました。しかし、僕はもう、限界なのです。

 なので、僕は、遺書を書くことにしました。最後なので、告発します。パワハラを僕は受けていました。他の先輩方も受けていたと思います。

 大変心苦しいのですが、、、課長です――――――

  

 彼は、よく働く、良い奴だと思ってたのだが、まさか、こんなことを、、、

 これが、決定的証拠となり、俺は、クビになることになってしまった。いやっ、マジでやってないって! 信じてくれるよな?

な? な? 黙れとか言うなよ。孤独を感じるんだよ、、、


 社長は、最後まで、信じてくれた。しかし、遺書に書いてあっては仕方がない。

 これから、どうすればいいんだ、、、


  ~~~


 こんなこともあったな。でも、俺は、そんな恨んでなんかないよ。だって、こんな素晴らしい、バイトが出来るのだからな!

 でも、1つ、どうしても気にかかる事がある。後輩の、自殺のことだ。何故、あんな嘘を遺書に書いて、自殺なんてしたのか、、

 あの会社に行って、先輩方から真相を聞いてみるとするか。

大体、予想はついているが、信じたくない。

 第3話、いかがでしたか? あまり、自信はないですぅ。

 投稿は、明日、18時、20時に、4、5話を投稿します。

~是非読んで下さい!~

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