第二話 お嬢様!!野郎の聖域を掃除しないで!!
駄文ですが皆様に見て頂ければ幸いです!!ではどうぞ!!
「全く!貴方のフィアンセを部屋に入れさせないとは、どういう事ですか!!」
「………すんません。」
「心がこもっていないですわ!!」
カイはフィアンセ?の黒崎佳歩に怒られていた。カイは黒崎佳歩を部屋に入れさせないようにしたが、カイの態度に彼女が怒りを買い、部屋の前で怒鳴りまくった。
カイは、あまりにもうるさいお嬢様を静まらせようとお嬢様を部屋に入れたが。その途端お嬢様の強烈のビンタを右の頬に喰らった。
カイの右の頬には、お嬢様の手形が残っていた。
「で、お嬢様?こんな朝早く何の御用ですか?」
カイは右の頬をさすりながら言うと佳歩は落ち着きを取り戻しカイに向かって
「今日は貴方のお部屋の掃除をしに来ましたわ。」
「I am sorry. Since it was not audible, is a word given once again? Young lady【すいません。聞こえなかったのでもう一回 言ってくれますか?お嬢様】」
「ですから、ここのお部屋を掃除ですわ。」
このお嬢様はとんでもない事を言っている。部屋の掃除だと?男の部屋はある意味宗教の聖地でもありそんな事をしたら俺は生きていけない!!ここは聖地を守らなければ!!
「……あの別にここの掃除はしなくても、キレイなんで」
「ダメです!なにがキレイなんですか!!汚部屋ですわよ!!」
彼女は部屋の周りを指を刺した。辺りはゴミだらけでエロDVDやエロ本や単行本等がもうぐちゃぐちゃになっていた。
「とにかく今日こそはこの部屋の掃除させもらいますわよ!」
「やめて~!!そんな事をしたら俺生きていけない!!」
「いいえ!貴方は いずれは黒崎家の婿として迎えられます。なので今のうちに貴方の悪い所を直してあげますわよ!!」
二人がそんなやり取りをしていると
♪♪♪♭♪♭♯‰∽
何処から電子音が鳴った。
「あっ!俺の携帯だ!」
カイは天の助けを得たと思い一旦廊下を出で外に出た。
携帯の画面には電話を送っている相手は
“野上大輝”であった。
“もしもし”
“カイか?俺や”
“大輝先輩!いや今大輝先輩の電話が天の助けになりましたよ!”
“何の話や?”
“いえこちらの話です。”
“?……まぁいいわ。カイまた事件や!”
“またですか?それで被害は?”
“一晩で五人の若者やそれにこの4ヶ月で十五人もや。せやけど仏さんの遺体はないで”
“喰われたって事ですか……ちょっと待って下さい何で今頃になって俺達が出るのですか?もしそれが妖怪の仕業ではなく人だったら俺達の管轄外ではないのですか?”
“カイよく聞け、最初はポリ公がその事件を担当していたが、未だに何の手掛かりは掴めていない。それに何人かの被害者の数人の友人が
心霊スポットの具松市黄泉の森の廃墟に行ったきり連絡が途絶えた
と皆虚実しているんや。
“被害者の友人っていわゆる仏さんのなりそこなった連中ですか?
“まぁそんなところや、とにかく政府から命令が出たから今からそ現心霊スポットやらにフェニックスの隊員二十五名が現場に向かう。それにもしそれが人間なら逮捕するかもしくは抵抗したら射殺しても構わんと言ってきている。まぁどっち道逮捕しても死刑やけどな。”
“いいんですかね。そんな事をして”
“さぁな。俺に言うてもしゃあないやろ。とにかくお前の装備も持って行っているから。現場に来てくれ。
“了解”
その途端に野上大輝からの連絡が着られた。
カイは携帯を切ったすぐに自分の部屋に戻った。
黒崎佳歩はもう部屋の掃除をしていた。何故か黒崎佳歩の後ろには仔犬の留五郎が着いて歩いていた。
「あ~お嬢様大変申しにくいのですか、俺今仕事の急用が出たので掃除はまた後日と言う事で」
「え!今始めたばかりなのに!……まぁ御仕事ならしょうがないですわね。なら私一人でもお掃除しますわ!」
「いやいやだからね。お嬢様俺がいなー」
「私は例え止めろと言っても絶対に止めませんから。」
カイが言葉を発する前に彼女は言った。彼女は中途半端な事は嫌いでやるなら徹底的にする女性である。彼女の性格を知っているカイはこれはどうやら何を言っても絶対に無理だと分かった。
……こうなれば多少の犠牲はやむを得ないと感じた。
「分かりましたでは掃除はお嬢様御手数おかけしますがよろしくお願いします。それと留五郎の事をよろしくお願いいたします。」
「えぇ分かりましたわ。」
「留五郎しっかりお嬢様の言う事を聞けよ。」
“クゥン”
そう言うとカイはレンジの上にある部屋の合鍵を彼女に渡すと大輝は財布とバイク用のヘルメットとバイクの鍵を持ってそのまま部屋を出た。
部屋を出て彼が乗るバイクはスズキ・ GSX1300Rハヤブサの2012年モデル Pearl Glacier Whiteである。
彼はエンジンをかけヘルメットを着けて現場に向かった。