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RED ROSE  作者: 西園寺 悠里
序章
1/3

『真っ赤に染まったモノたち』

この話はフィクションです。

登場人物や登場組織名は、架空のものであり、実在する名前、組織名とは、一切関係ありません。


どうぞ、お楽しみください。

真っ赤な薔薇が咲き誇る。


闇の中を白い光が一閃する。


血飛沫。血のニオイ。


静寂を破るベルの音。


沢山の足音。そして声。


「ボス!大丈…ゔぁっ‼」


ベルの音を聞いて駆け付けた者達は、次々と倒れていく。


銃声。叫び声。絶え間なく響く。


全てが終わるまでに、そう時間は掛からなかった。


闇には光が差し、夜は朝になる。


周りには幾百もの屍体。


屍体。屍体。屍体。屍体。屍体。


そして血のニオイ。


それは、最初よりも強くなる。


「火を放ち、証拠を消す。死体の始末もできるしな。ただちに、全員外に出ろ。ラウル、全員が避難出来次第、此処に火を放て」


「分かりました…ボス」


よく響く女の声と男の声。


そして火は放たれる。


屍体の脂の溶ける音。


微かに息のある者の呻き声。


それは、次第に強くなる業火によって掻き消された。


そして、薔薇の花びらが散ってゆく。




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