死神、米花町に降り立つ!
時間軸テキトーです。
3年前くらいに作ってたのが出てきたのであげますw
圧倒的コメディです
勢いとノリで書いていたようなので細かい文章のズレや間違いはどうぞご勘弁ください。(笑)
こんにちは。ここ、米花町担当、死神の結衣暁音です。
あ、ちなみに「ゆい」が苗字です!
よくわかりづらいといわれるんですが、あかねと呼んでくれると嬉しいです。話がずれました。はい。まず言わせてもらいたいのですが、現世での仕事は2回目です。2回目なんです。1回目は人の少ない穏やかな村でした。まあ、虚なんて滅多に出なかったもんですから、二回目もそんな感じだと思っておりました。
…すいません。現世なめてました。いや、人の数もそうなんですけど、ここは1日にお亡くなりになる人が多すぎません?
魂魄、虚、出放題です。
昨日は爆発事故がありました。爆発事故ですよ?!もう魂魄が彷徨っちゃって彷徨っちゃって大変です。そんな米花町に配属されて早二週間、このように、わたしはヘトヘトなのでございます。
そして今日は、我が十二番隊隊長マユリさまからの伝言。なになに、「わたしが新しく作った義骸に入ってみてくれたまえヨ」はぁ?!なんですか、これは!くれたまえヨじゃないっすよ軽々しく命令しないでくださいよ隊長!
あ、言い忘れてました。わたし、こう見えても十二番隊の五席なんです。まあ、一年くらい前に十二番隊に移動したんですけどね。ああ、十三番隊が懐かしいですー。浮竹隊長ーー!!
って事で、今回の隊長の実験台はネム副隊長が持ってきた義骸と私。置き手紙と一緒に不気味な紫の箱の中に入っていました。
「このぎがいはいかなる爆発にも耐えられるようになっている代物だヨ。まあちょっと爆発に巻き込まれてきてくれたまえ。」
ちょ、ちょっと待ってください、たいちょー!
そんなこんなでいま、わたしはあの義骸に入って街を彷徨っております。副隊長曰く、この街で歩いているだけで大丈夫ですとのこと。それって、この町危険ってことですよね?!副隊長?!まあそれもそうですが、怖いので爆発するなら早くしてください。
はあっとため息をつきながら歩いていると、楽しそうに話しながら歩いてくる小学生とすれ違った。五人組のなんら変わらない小学生、、だと思ったけれど、少し後ろを歩いていた2人はなんだか、大人っぽく見える。やけに大きい眼鏡をかけた男の子がこちらをチラチラと見てきた。メガネくんよ、そんなにじろじろ見ないでくれーーー。
ビクビクしながら先をいくと、ついにメガネくんがが立ち止まった。反射的に、振り向いてしまう。
あ、霊圧、霊圧か?!霊圧でしょ?!
あたしの霊圧そんなにだだ漏れだった?!慌てて霊圧を押さえてみるが、メガネの少年はたいして“見えてる”ように見えない。だったらなんなの!?少年がやけに子供らしい口調で口を開いた。
「お姉さん、どうかしたの?顔色が良くないよ?」
は?!待て待てまてぃー!初めて会った人に、それもすれ違った人に向かってなんだそのちょっと気持ち悪いくらいの気遣いはーーー!!
「いや、いやぁ、どうもしてないでございますよ。」
なんとなく答えたのだが、メガネくんが怪しげにみてきた。
「...お姉さんってさー、もしかして外国人?」
ええええーーー!わたしの現代語おかしかったですか?!!確かに現代語は苦手ですけど、たしかにネイティブな現世の皆さんの前ではちょっと不自由かもしれないですけどー!必死で勉強したんですよメガネくん!!
わたしのお豆腐メンタルはこのメガネ少年によってことごとく潰されてしまいました、、
はぁっ。また大きくため息。
メガネくんが近寄ってきた。
「お姉さん、ほんとに大丈夫??」
大丈夫です。もう帰っていいですか?
「あはは、全然大丈夫でございまっす。」とにかくこの場から立ち去りたくて、わたしは猛スピードで走り去った。しばらく爆走してから後ろから視線を感じで振り返ってみると、メガネくんが何やら眼鏡に手を当てている。なにあのメガネ!?!妙に胸騒ぎがしたのでわたしは瞬歩を使って慌ててアパートに残った。
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コナンは目を疑った。怪しげな人物が突然、消えたのだ。瞬間移動のように見えた。どんなトリックを使ったんだ?!怪しい。頭の中の探偵の本能がピリピリと音を立てていた。
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わたしは瞬歩でアパートに戻ると、ほっとむねを撫で下ろした。現世、、米花町には怪しい人がたくさんいると聞いているから、子供でも気を抜くわけにはいかない。隊長の大事なぎがいに傷でもついたら殺されますからね!!まじで!
ウオオオオオオン!!!
虚の声だ!
近い。伝令神機がピロピロ鳴っている。
いきますか。わたしは義魂丸を手に、死神の姿になってアパートを飛び出した。
現れたのはごく普通の小さい虚。よかった。これなら始解無しでもやっつけられる。ていやー!っと片付けて、わたしはまたアパートに戻ることにした。
次の日、わたしはネム副隊長に言われた通りに町をぶらぶら、、ですよね、これは?!遊んでませんよ。まじで。ってことでわたしはいま、喫茶店ポアロとかいうお洒落なカフェにいます。肌黒のイケメン店員さんが運んできてくれたサンドイッチを頬張りながらお昼のひと時を楽しんでいると、
またまた伝令神機がピロピロ。
はい虚です。
慌てて義魂丸を口に入れ、わたしは虚退治に向かった。
暁音が虚退治中のポアロで。
「サンドイッチがピョーンッ」楽しくサンドイッチで遊ぶ女性。ポアロで働く安室も、彼女の奇行には目を見張った。メニューを注文した時、話し方から外国の方かな、と思ったが、その女性が突然、おかしな言葉を発しながらサンドイッチを分解し始めたのだ。
慌てて駆け寄り、どうかしましたか?と尋ねる安室を、その女性はキョトンとみつめた。「サンドイッチがピョーン。」「お客様、、」その女性はサンドイッチをフォークでウサギ型に切り取っていた。
わたしが虚をたおしてポアロに戻ると、チャッピーがサンドイッチをウサギ型にしていた。ああ、チャッピーは今日も可愛い。十一番隊の草鹿副隊長から直々にもらったのだが、本当に感謝だ。なかなか一番人気のチャッピーは手に入らない代物だ。「おかえりなさピョン。」
チャッピーと交換して、わたしはぎがいに戻った。
なんだろう。何か視線を感じる、、そう思って後ろを見ると、肌黒のあの店員さんがこちらを見ていた。
「ウサギ型にしていたのですかー。器用ですね。」にこやかに声をかけてきたけど、声が笑ってないよ?(汗)
チャッピーの可愛さが伝わらなかったのだろうか。
まあいいですよ。
わたしはあははとわらってウサギ型のサンドイッチをほおばった。
美味しいサンドイッチを食べ終え会計に向かうとまたあの肌黒の店員さんが微笑みかけてきた。「サンドイッチセットで520円です。」ああ、そうか、現世では文じゃなくて円だったなぁ。そんなことを考えながらわたしはオサツを出した。わたしは一枚のオサツを出したはずだったのにたくさんの違うお札がかえってきた。なに?!チップってやつですか?!
とりあえずオサツと硬貨をもらって、わたしは店を出た。
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安室は今の女性は怪しいと思った。520円とそこまで高くない値段に対して財布に小銭があるにもか変わらず1万円を出した。食事中も様子がおかしかったし、何か裏があるのか。これは後で風見に調べさせなければ。
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美味しい昼食を食べてポアロを出ると、きゃーっと悲鳴が聞こえた。なんだ?!虚か?!伝令神機を見るが、反応はない。ボンっ!!近くにいた人たちのスマートフォンとやらが爆発した。なんだなんだー?!爆発ー?!爆発ですかーーー!さっきの喫茶店からあの店員さんが飛び出してきた。ビュンッー!!スケボーがわたしの前を通り過ぎて止まる。ああー!!!あのときのめがねくんではないかーい!「安室さん!!IoTテロだよ!!」メガネくんがあの店員さんに叫んだ。なにそれー!テロってなんですかテロって!!
まあ、爆発なら好都合です。
しかし、
どうやったら爆発に巻き込まれるかしら?
なんて聞いたら即刑務所行きだ。
わたしは頭を悩ませた。ここは、技術開発局副室長であるあたしの観察眼を生かして、今なにが爆発しているのかを追求しようじゃないか!!と、意気込むわたしの目の前にあの眼鏡くんがきた。「お姉さん!!携帯とか電子機器持ってる?!」携帯は持っていないが、それっぽいものは持っている。チラッとポケットの伝令神機を見ただけなのに、、、突然眼鏡くんが取り出してポーーーンと川に投げてしまった。
は?
ええええええーーー!!!ちょー待て待て待て待ていや!!赤の他人の持ち物川に投げ捨てるとかあんたどーゆー神経してんですかああ?!さすがに子供でも許せないよこの糞ガキィ!!!!
っていうか今チラッとポケット見ただけなのになんであるって分かったんですかー!!!
「ふう。危なかった。」
メガネくんがほっとしたように笑った。
ええええ危なかったよじゃないよ、お前の方がよっぽど危ないやつだよ?!あたし伝令神機なくしたらマユリ様に殺されるんですけど?!
慌てて川に駆け寄るわたしの手をメガネくんが掴んだ。「お姉ちゃん、突然投げちゃってごめん。でも、今IoTテロが起きてるんだ。あのままじゃあぶなかった。」
...えー。わたし爆発事故志望だったんですけどぉー。はぁ。また、ため息。その間にあのメガネやろうはかっこよくスケボーの乗っていってしまった。
さて、伝令神機をなくしたわたしはどうしたのでしょうか。まず、あの後急いで死神化して川に飛び込んでみたのですが、見つかりませんでしたぁ。伝令神機に残っているあのメガネやろうのかすかな霊圧探ってみたのですが水に遮られてなかなかうまくいかず、、その日は断念。次の日もその次の日も川にはい、、ってません。はい、もう諦めました!しかし、伝令神機がなくては仕事ができない。アパートで1人悩んでいると、チラシが目に止まった。
「毛利探偵事務所」
探偵かぁ、、探偵は本の中でしか聞いたことはないが、探し物とか頼んだらやってくれるのかな。それにこの探偵は随分と有名らしい。わたしは、毛利探偵事務所とやらにいってみることにした。
毛利探偵事務所はあの喫茶店ポアロの上にあった。上に上がる階段のところに、誰か、いや、魂魄の男の子が座っていた。
「どうしたのー?坊や?」
「僕の姿が見えるの?」
「そうだよー!いまからあなたを尸魂界へ送るねー!」
「そ、ソウル、、?」わたしは落ち着かせるため男の子の頭を撫でた。「そうだねぇ、君たちの言葉で言えば、天国みたいなところかなぁ。」わたしは死神化すると、斬魄刀のつかを男の子の額に押し当てた。「僕寂しかったんだ。ありがとうお姉ちゃん。」安らかな顔を見てわたしは安心した。よかった。これで一安心。それにしても、子どもの魂魄は珍しい。
2年前に書いていたのはとりあえずここまでです笑
好評だったら続き作ろうかなー。