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そこでいいんじゃない  作者: リトルバタフライ
35/41

さぁきめてこ~

「ハァハァハァ」「ハァハァ」


「知花~待ってよ速い~」


「加奈、ちゃんとついてきなよ」


イコマチカは寺本加奈と朝練中。


毎日毎日住宅街を走り抜け、田んぼを走り山の上の大学に戻る。


「ふぅ、最近見ないね~あの娘」


「うん、毎日出会ってたけどね」


「結構速いと思うんだけどなー」


「確かに」


「この辺の娘かな?」


「あの住宅なんじゃない」


「かもね。あそだ、あんたの後輩の坂下、命律くんの?」


「話では実業団って聞いてるよ」


「よかった~~~~あんなの来たら私、控えだもん笑」


「もう加奈ったら笑」


「教育実習は優信?」


「うん、母校」


「前言ってたお金貸した人の息子いるんでしょ?」


「あははそだった。あのお父さん言ってたわー。息子の靴ですねん、今年から優信ですねん。すんませんお金・・・ほんますんません て。あはは」


「知花よく貸したね。私ならスルー」


「なんだろ・・悪い人じゃなさそうだったし、ちゃんとすぐ返してくれたしね」


「ま、そこが あんたのいい所よ」



「あはは。来たよほら、どう?」


「あ、最近あの娘よく見るよね」


「うん、フォームにてない?」


「えーそう?」


「ほら、あのシューズだって」


「言われてみたらそうだけど・・・違うよ」


「確かにね」










キーンコーンカーンコーン



「はいはい座りなさいよ、体育祭決めますよ。じゃ柳君 東出さんお願い」



「では始めます。僕達ピンクのチーム名は ピンクエロガッパです」


「おいおい誰が決めたねん。めっちゃダサいし」


「佐藤、サッカー部のロン毛だよ」


「・・・マジか!菊池さんけ?」


「うん」


続々決まっていく出場者。


やはり残ったのは 男子100 と女子1000 借り物競争ペア 2組


「柳出ろよ!浜田は1500やしな。つかお前100どんくらい?」


樋口が聞いてきた


「12秒3・・・」


「遅くはないけど・・・化け物がいんだろ?4組に新田ってやつ」


「8組にもいるよ。小南君。僕いやだよ」


「じゃ俺出る!」


ザワザワザワザワザワザワザワザワ


「小野君大丈夫?」


「うん、柳とそんな変わんないしいいよ。どうせ4組と8組は無理だしね」


「あ、ありがとう」


「じゃ僕は吉川と同じ借り物競争ペアにでるね」「そうしろ、俺もそうだしな」


「では女子借り物競争の二人を決めますね。私 東出がでます」


「えーゆかり1000にしてよ」


「いやよ、1000なんて2日かかるわ~。もうひとり」


「はいはいはいはい!!」


「・・・他はいませんか?いないようなので野間さんに決まりました」


「よ~~しアホの柳っち宜しくなのだ~」


(吉川・・・すまん、お前のペアな)


「最後・・・1000です。誰かいませんか?」


「中谷、お前でろよ」


「はぁ?佐藤、私100なんですけど」


「そうか、じゃ池田か村山じゃねーか。決まってねーよな」


「わ、わたしは・・・・」


「ん?池田さんどう?」


「え?無理無理無理無理ごめん無理」


「お父さん消防士やん!」


「関係ないから!無理なのよ、無理」


「じゃ、村山しかいねーじゃねーか!お前でろよ」


「・・・・」


佐藤は初めてだろう、村山さんに話しかけた。


てゆーより・・・僕と浜田君、そして8組の原君以外の男子と話したの見たことがない。


「な、村山でろよ」


村山さんは佐藤をジーっとみつめた。



「ななななん・・・だよ・・・こえーよ」


めっちゃ怖い。けどめっちゃ美人


「村山さん・・・どう・・・?」


東出さんがビビりながら聞いている


「いいよ」



ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ



ざわついた。


「あ、ありがとう、決まりました」


意外な返事に東出さんは戸惑ったが喜んでいた。


席に戻り西川先生の


「じゃ皆さん頑張りましょう」


の掛け声。おーーーーーっと拍手の中



横の席の村山さんがぽそっと


「休みゃいいんだろ」


と呟いていた


(えーーーーー)



‐部活‐


「元気出していきましょう」「はい」「声出していきましょう」「はい」



「失礼します」「失礼します」



「ふぃ やっぱ競技場はいいすねー」


「じゃ着替えて集合ね」


「はい」「はい」「はい」「はい」



「どうも香月先生、今日は競技場ですか?」


「はっはっはっ小野寺先生どうもどうも」


「しかし琵琶湖商業いいですね」


「はっはっはっ1年にいいのが3人入りましたからな~」


「今年は楽しみですね」


「うむ、3年の白井、室谷、2年の井上、泉、1年の町田、我妻、中瀬おりますやろ。こりゃもうワクワクしかありませんのや。東高さんはたいしておりませんやろ、しいて言うなら倉本ぐらいですわな。緑学園も大したことありませんねん。そうなるとおたくでっしゃろライバルは。そやけどおたくは・・・坂下、鈴木、鵜飼、港・・・ですわなぁ。はっはっはっはっは ゆ~てる話わかりますやろ?」


「はい駅伝ですね」


「そうですがなぁ、後一人どないしはりますねん。まぁ1年ですわな」


「はぃ、そうですね」


「うむ、そやけど沼澤も川口も10分30切るくらいでっしゃろ?う~~~んありまっせ うち」


「全力で挑みます」


「そうしなはれ、何があるやわかりませんさかいにな。ブレーキこわいでっせ~~~故障こわいでっせ~~~。うちは7人おりますさかい にはっはっはっはっははっはっはっはっは。ほな失礼しますわ、おおきに」



「・・・失礼します」








「うむ白井よ、みんなあつめよいや」


「はい、集合!」


ダダダダダ


「さっきな優信さんと話しよってな、かましたったわ。はっはっはっはっは。うむ、ほな3000走ろか、そやな、10分を2本や。インターバルは5分や、。ほんでから600を3本いこか」


「はい、じゃアップいきます」「はい」




(うむ、やってみんとわかりゃしませんけどなぁ。しかし優信はんは・・・男子・・・3人よろしいがなぁ。いいのおりますがな。まだ1年やないか。特にあの2人は鍛えたらおもろいでっせ小野寺はん)


「じゃ3000一本目行きますゴー!」


ダダダ


琵琶湖商業が3000を走り出した。


白井って方を先頭にかたまって走っている。


後方で町田さんが笑顔で走っていた



400 1分20


「いいペースよ、室谷よろ」「は~い」


室谷って人が先頭に。順番なのかな・・・


800 2分40


次は井上さん


1200 4分


正確に走る琵琶湖商業


泉さん


1600 5分22


「ちょっと先輩おくれましたよ~~」「ごめん」


我妻さん


2000 6分43


中瀬さん


2400 8分



「やるぅ~ナイス」


町田さん


2800 9分17


「こらっつ!あほ、戻せ」「すまそ」


3000


10分


‐優信‐



「坂下、けっこうやるね~びわしょう」


「うん、まだ走んのかな」


「どうだろ。まぁよそはいいわ。つかさ柳と浜田やっぱ長距離だよね」


「うん、常山は800向きだね」


「そうそう坂下さ、常山の下の名前知ってた?」


「知らない」


「勝だって」


「まじで!!プッ可愛いやん」


「びっくりしたわ」



「まもなく3000です。坂下先輩9分47秒!鈴木先輩9分48秒です」



「もう諦めなよ港」「・・・」


「鵜飼9分50秒港9分50秒」



「ハァハァハァハァ沼澤10分28秒、川口10分32秒、長田10分49秒」



(うむ・・・やはり優信はんは3区か4区に1年じゃろな・・・しかし・・このままなら弱いですがな笑)



「坂下、女子集合や!」「はい」


優信中長女子は小野寺先生を囲んでいた



「見ての通り琵琶湖商業はあんな感じだ。個人はもちろんだが駅伝で先生は都大路に行くつもりだ。1年それまでに力つけろ」



「はい」「はい」「はい」


「後の4人は1秒でも貯金を作ってほしい。坂下、お前はインターハイがある。鈴木、鵜飼、港!お前達が頑張ってくれないとな」


「はい」「はい」「はい」


「ではダウンして解散。男子を呼んでくれ」





「集合」


ダダダだ


「お疲れさん」


「おねがいします」


「お前ら、頑張れ!以上」


「はい、ありがとうございました」(え おわり?)(そんだけ?)







帰り道



「た~くちゃん」


「あ、鵜飼先輩」


「どしたの?」


「あはは~小野寺先生ね【がんばれ!】だけでしたー」


「プププ ホントに?」


「はいほんとっす」


「そっか笑。なんかさぁ びわしょう見てなのか あの先生に何か言われたのか駅伝の話してきたよ」


「そうなんすか。あ、びわしょうこ娘が言ってたんすけど、うち一人いてませんの?」


「あはは、いるいる、沼澤、川口、長田いるじゃん」


「ですよね」


「うん・・・きっとタイムの事言ってるんでしょうね」


「そうなんすかね」


「そだ!拓ちゃんが女装して走ったら?行けるんじゃない?」


「(うわぁやっぱ鵜飼先輩・・・)あはは無理っす」


「わかってるよ、何真剣に答えてんのよ笑」


「え?あ・・・すいません」


「はぁ出たいよねー全国、去年は故障で走ってないから・・・」


「どこであるんすか?」


「はぁ?都大路だよ」


「どこっすかそれ」


「京都!京都京都京都京都京都京‐-------都っ!!わかった?」


「わかりましたよ、て先輩髪切りました?」


「お!わかる?どう?」


「似合ってます」


「うれしーーっチューしちゃおっかな」


「え・・・・?」


「ん?ダメ・・・か・・・な・・・」


ドキドキドキドキ


「・・・あ・・・せんぱい・・それはですね・・・」


「たくちゃん・・・な~んてね あはは顔よ顔あかいよ笑」「もぅ」



「ちーーーーっす!柳。鵜飼さん一緒すやん・・ん?なんかあやしー」


「あ・・・町田さん」「あ・・・びわしょうの」


「はは~んこれは何か空気悪いっすね、はいはいすみませんね~邪魔だった?」


「いいよいいよ、拓ちゃんに用事?」


「は?拓ちゃんて誰っすか?」


「この子」


「マジで!柳・・・お前 拓っての?」


「う、うん」


「んで 鵜飼さんは 拓ちゃん呼びすか?」


「そよ」


「なんかやだー、負けた気するー。じゃぁ私は 拓様にしーよおっと」


「・・・あはは」「それダサくない?」


「ま柳でいっか。鵜飼さんすみませんねー。都大路はうちら いくんで」


「負けないよ~」


「まけませんよ~」









「ただいま~」


「あ、パパお帰り」


「今日もハリーズじゃなく あんず聴いてるのかい?」


「うん、そだよ」


「柳君だっけ?元気してるかな?」


「え・・・う、うん それが何?あいつに何か用事?」


「いや笑 聞いてみただけだよ」


「ふ~ん、そなんだ」


「明日も行くのかな?」


「うん、中学からの日課だし・・・それに好きだしね」


「そっか、ごめんね萌々香が好きなものを取ってしまったね」


「パパは関係ないよ」


「今からでも遅くないじゃないか」


「・・・。あ、そだ!ねパパ、体育祭さ1000だって最悪」


「あはは萌々香まさか」


「まさか何よ」


「休まないよね?」


「・・・ん?」


「!?あはは、じゃパパはお風呂入って寝るよ」


「うん、お休み」


「そうだ、もう金髪しないだろ?」


「えへへ・・・内緒」


「笑、お休み」


「おやすみ」





‐翌日‐


「ハァハァ知花待ってって」


「加奈遅いって、そんなんじゃまだまだですなー」


「言っとくけど岡山ではソコソコですぅーーだ!」


「はいはいそうですかー」


タタタタタタ



「またあの娘・・・加奈、ちょっと追跡追跡~~っ」


「えー毎朝運動してる娘じゃない・・・いいじゃん学校戻ろうよ~」


「さぁさぁいくよー」


「もう、はいはい」


タタタタタタタ



「中々いいペースだよね」


「うん、前から思ってたけどフォームもいいね」


「うん、どっかの陸上部かな」


「中学生・・・高校かな・・・」


「もう帰ろ・・・どうせなら前の娘追っかけたかったって」


「加奈あの娘気に入ってたもんね。カッコいいって。怖そうやん金髪。もう走りに来ないのかな」


「確かに、金髪ポニーテールで【金出しな!】てかププ。あ~あどこ行ったんだろ。良かったのにな」



ピタッ



「あ(とまった・・・)」「(知らんぷり知らんぷり)わおっ」


「チッなんだよ!」



タタタタタ



「知花・・・ばれたね・・・帰ろ・・・怖い・・・」


「うん、めっちゃ睨んでたやん。チッて言われたね~あはは こっわ」



タタタタタタ


















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