炸裂
「だからお母さんは言ったのよ!隣のおじいちゃん家にはトイレがないからって」
「だって・・・あんなにお父さんが長いとは思わないじゃない」
「明日から早く起きなさいね」
「は~~~い」
「柳君、有難う座って。さぁ今の親子の会話からして今朝の出来事を母と話してる様子だな。
では・・・中谷、この娘はどんな気持ちかな?」
ガガガ
「チビったまま学校で一日過ごし、きっとピンクのジャージは洗濯され、隣のおじいちゃん家にトイレがない事を恨んでます」
「うん、有難う。他には・・小西」
「彼女はノース虎夫の予言前に最大のピンチを迎えたと思います。私も中谷さんと同じで、そのまま学校に行ったと思います。」
「うん、じゃ村山」
(はぁ・・・)
ガガガ
「娘じゃなく、知らない顔して何もなかったかのような父が怪しいとおもいます」
(こ、このこ・・・推理に・・・)
「続けて」
「駅に向かった父はまた腹痛に襲われ、駅のトイレに駆け込みます・・・がしかし、ドアは閉まっており、【ドンドンドン】【トントン】誰か入ってるのがわかるのに、父親は必至でドアを叩きます。そう、さっきの娘のように。カラカラと音がして父親は少しホッとし油断しました。しかし 限界です。きっと心の中は まだ大丈夫・限界突破だ・ふぅふぅ・限界を超えろ俺!と言ってたでしょう。股を閉じお尻に力を入れ【ま、まだでしょうか】と苦しそうに話します。もう女子トイレにでも行こうと頭をよぎるが・・・勘違いで御用もバカバカしい。苦虫を嚙み潰した顔で拳を握りしめたと思います」
(ゴクリ)
(・・・ゴク)
(どうなった・・・)
「お。おぅ・・・そうか村山有難う。この後は・・・じゃ東出」
「ファイト」「がんば」「まっかせなさ~~~~い」
ガガガ
「ふぅふぅと我慢する父親は変な行動で気を紛らわせます。頭をかきむしり、拳を突き上げダーっと言ってみたり。この時間はものすごく長く感じただろう。ジャーっと音がしドアが開いたと同時にベルトを緩め・相手を押しのけ、それはもう獣のように無我夢中でズボンを下したと同時に極楽気分です・・がしかし。すれ違いざまに出て行った男性は父親を見て笑って去ったのは何故か」
(なんでや・・・)
(どうしてだ・・・)
「東出有難う」
「じゃ・・浜田」
「ファイ」「頑張って」
ガガガ
「太ももに肘をつき ふぅと落ち着いた父親。少し娘の気持ちを考えたのかと思いきや、憎しみを朝食の牛乳にむけていた【絶対そうだ】と。しかし母親はおじいさんと話していました。そう!!卵だと!母親のうっかりミスで父親はこの苦痛をあじわったのです」
(はまだ・・・いまいちだぞ・・・)
(・・・はまだくん・・)
「有難う、じゃなぜ出て行った男性は笑っていたんだい?先生はわからん、娘の出来事もな。彼女は朝食前だろ?」
(そっか・・・)
(たしかに・・・)
「じゃぁ柳」
「はい」
「頑張って」「がんばれよな浜地だめだしな」「う、うん村山さん・・・浜田君だよ」
ガガガ
「父親は仕上げ段階へと向かっています。ここで笑った男性の答えに気づいたのです。そう!紙がないことに・・・自分のカバンにもポケットにもありません。近頃は親がハンカチ鼻紙もった?ときいても 邪魔くさそうに知らん顔の子供。この父親もそうだろ、そうに違いない。俺は無敵だ!と勘違いをしている。違う違う違う、こんな時のために親は妻はこの言葉を使うのです。さぁ今日ハンカチと鼻紙を持ってる人!手あげて」
ザワザワザワザワ
「ね、2人ですよ先生、僕は持ってますよ、ほら、こっちがハンカチ こっちはお母さんの職場のハコのマーク。トモダチマートティッシュすよ。本題に戻ります。父親は覚悟を決めます。次の電車に乗らないと遅刻だから。後は想像に任せます。何食わぬ顔で出勤した父親、何もなかったふりで通学した娘。家にトイレがない事を悔やんだおじいさん。期限切れの卵を使った母親。この母親は夜中に勉強中の娘に夜食を出したと情報がありました」
ザワザワザワザワ
ザワザワザワザワ
(マジかよ)
(えー)
(じゃ母親が?)
「いつも勉強お疲れ様と。ニッコリ笑って部屋をでています。弟は熟睡し朝まで起きません。リビングには夫婦。父親が【明日はパンにしようか】母親は【炊き立てご飯になるから玉子かけご飯はどうかしら】と誘導しています。ここがポイントです。この母親は娘に何の夜食をだしたんでしょうか・・・」
キーンコーンカーンコーン
「きりつ・れい」
「みんなご苦労さん。続きは次の授業でな」
‐職員室‐
「はぁ・・・西川先生・・・」
「川端先生どうされました?」
「頭痛いですわ・・・推理になってまいました・・・」
「何がです?」
「ある家庭の日常を本読みさせたんですわ・・・。村山が推理しはじめましてね・・・」
「あはは、で?」
「で?や ありませんがなめっちゃ私もハマってしまいましたわ」
「いいじゃないですか笑 先生はうちのクラスでは不人気ですから」
「そそそそうなんですか・・・」
「はい笑 楽しいじゃないですか」
「浜田があんまりでしたわ笑」
「あはは次回も頼みますよ。笑いながら生徒をバカにしなでくださいよ~~~」
「は、はぃ・・・」
ザワザワザワザワザワザワザワザワ
「母親めっちゃ怪しいやん」
「うん中谷さんもそう思う?」
「うん、だけど娘に夜食・・・何だしたんだろね」
「それなら俺知ってるぜ」
「佐藤マジ?」「マジで」「なにだしたの」
「あぁ、ほらここだぜ、な」
「あ・・・この娘・・・」
「そっか部活帰りに友達ん家にいってるな」
「そうだぜ柳、俺の推理はこうだ。こいつは友達の家で何かを食べたはずだ。だから腹こわしたんだろ」
「え?佐藤・・・知ってるんじゃないのか?」
「だから何か食べたんだって」
「ちょっとちょっと佐藤君、母親は何をだしたのよ」
「さぁ知らないって」
「はぁ?知ってるって言ったじゃないか」
「タイムタイム!!みんなして責めんなよ・・・し、知らないんだ・・・」
「何よ期待したのに」「はぁあんた最悪」
僕達1-5はわかることのない話に夢中だった。
「あ、そうだ柳君」
「ん?中谷さんどしたの?」
「昨日あんずTVでてたね」
「うん、新しいネックレスしてたね」
「あぁ私も観た」
「村山さんも!」
「あぁ」
キーンコーンカーンコーン
ガラガラ
「であるからして・・・」
僕達は社会の授業中ずっと推理して頭を使った
‐部活‐
「声出していきましょう」「はい」
「元気出していきましょう」「はっ」
トラックを駆け巡る優信陸上部。
「ラストです」
三原先輩の声聞きながら1000Mを必死で走った。
「常山2分41、柳、浜田、2分46、北川2分53、川上3分09」
「ダウン行きま~~す」「はい」
「ハァハァ拓ちゃんお疲れ様・・・」
「あ・・・先輩お疲れ様です」
「どう?」
「はい?なにがです?」
「あはは帰りに聞くよ」
「は、はぁ・・・・い・・・」
ダウンを終え着替えて部室を出た。
「お疲れさまでした」
続々帰る先輩達。
「柳~~明日もよろしくメカドック」
「お、お疲れさまです(ゴリラ先輩)」
「拓ちゃんお疲れ」
「お疲れ様です」
「じゃ帰ろっか」
「は、はい・・・」
久しぶりに鵜飼先輩と帰る気がした。
「無言のまま薄暗い道を歩いた。
「あ、あのさ・・ちょっと公園行かない?」
「え?あ・・・」
「いやならいいよ」
「いえいえ大丈夫です、行きましょう」
静かな二人の前に公園が。
先輩は黙ってブランコに座った。
キーコーキーコーと小さく揺れたブランコ。
少しだけ先輩は笑った。
「あ、あの・・・先輩・・・」
ザザザッ
足でブランコを止めた先輩は立ち上がり
至近距離に近づいて
「もう」
そう言って・・・僕の首に手をまわしシャツの襟をなおした。
顔が近い・・・息を感じる・・・シャンプーの香り?またこの香りだ。
そして襟から手を放しジッと僕を見た。
「ほんと・・・あはは・・・また明日ね」
「???」
それだけ言って先輩は去って行った。
訳が分からない僕。
ボーっと歩いていると
「よっ!!柳お疲れっ」
「・・・あ!!お、お疲れさまです」
「なになになに~アホな顔してどした?」
「い、いや・・・ちょっと・・・」
「はは~~~んさては恋してんな」
「え??僕がですか?」
「うん、あ~~鵜飼でしょ!ビンゴ?ん?」
「え・・・・」
「はいはい良いって、いっぱい好きになっていっぱいフラれて泣きついてこい!」
「せ、せんぱい・・・」
「「あ、でも交際禁止だからな笑」
「はい笑」
「あ~あでもさぁ あんたモテるっしょ」
「いや全然」
「ま、座りなよ、ちょっとジュースかってくんわ」
「は、はい」
タタタタタ
「はいよ」
「あ、すみません、ありがとうございます」
「やっぱバナナとオレンジジュースだよな」
「あはは ですよね」
「柳 今体重何キロ?」
「43です・・・」
「はぁあ?泣かすぞ!」
「す、すみません」
「細いって思ってたけどマジかよ・・・食べてる?」
「はい・・・ま・・食べてもそれ以上の消費で・・・」
「わかるけどさ、ちょっと痩せすぎだよ」
「ですよね」
「何か悩んでんの?」
「え・・・まぁ・・・」
「なんだよ言えよ」
「どうしても夜食が頭から離れないんです」
「夜食?お前夜中まで勉強してんのか?」
「違いますよ、女子高生の母親が作った夜食がわからないんですよ」
「どこの女子高生?」
「知りません」
「知りませんて柳お前なぁ」
「父親と娘が腹痛なんです・・・」
「で?」
「きっとみんな犯人は母親だと思ってるんですけどね」
「ん?何言ってんの?」
「国語の授業です」
「あは・・・あはははは・・・・かえるわ・・・じゃ、じゃな」
「待ってくださいよ先輩このままじゃ寝れないですよ僕」
「あはは・・・一生寝れないぞお前、じゃ~な」
タタタタタタタ
「待ってくださいよ~副島先輩」
「あ柳君」
「中谷さん、青木さん」
「ねぇやっぱ母親だよね?」
「だよね」
「でも2組はおじいさんだって、ね、青木さん」
「うん、トイレのある家がうらやましく思ったみたいよ。ほら29ページに」
「あ・・・【娘はおじいちゃんからの差し入れのケーキを毎回楽しみにしている】ね、弟の事は書いてないから、弟は食べてないんじゃないかな」
「ん・・・じゃ・・・おじいさんと母親?」
「なのかな~」
「どうだろ・・・」
「帰って考えよ」
「うん」「うん」
「ただいま」
「おかえり」
僕は風呂に入り考え、ごはん中も考えた。
部屋に入り あんずのポスターに問いかけた
(ねぇ君は誰だと思う?)と。
そして一曲聴いて寝るのだ。
【出会う度に意識するの あなたを。強がっておどけて・・・感情を抑える私。同じ空の下で同じ時間なのに全くあなたがわからない。ねぇ好きな人はいるの?ねぇ彼女はいるの?知りたいけど怖いの。張り裂けそうなこの気持ちを伝えてしまえば全てを失いそうで怖いの。好きなのあなたが。ニッコリ笑って照れるあなたが好き大好き。言えたらいいのに。言ったらいいのに怖いの。あなたは私をどれくらい知りたい?少しでいいから・・・思い出してね、こんな女性がいることを~
叶わぬ恋でも~~私には~~大切な大切な時間~~~気づいてよー気づいてー・・・きっと・・・きっと・・・片想い・・・切ない切ない片想い ・・・トモダチ・・・って・・・いわないで】
「あか~~~ん泣ける!」
‐村山‐
【出会う度に意識するの あなたを。強がっておどけて・・・感情を抑える私。同じ空の下で同じ時間なのに全くあなたがわからない。ねぇ好きな人はいるの?ねぇ彼女はいるの?知りたいけど怖いの。張り裂けそうなこの気持ちを伝えてしまえば全てを失いそうで怖いの。好きなのあなたが。ニッコリ笑って照れるあなたが好き大好き。言えたらいいのに。言ったらいいのに怖いの。あなたは私をどれくらい知りたい?少しでいいから・・・思い出してね、こんな女性がいることを~
叶わぬ恋でも~~私には~~大切な大切な時間~~~気づいてよー気づいてー・・・きっと・・・きっと・・・片想い・・・切ない切ない片想い ・・・トモダチ・・・って・・・いわないで】
(ぐすん・・・)
‐町田‐
【出会う度に意識するの あなたを。強がっておどけて・・・感情を抑える私。同じ空の下で同じ時間なのに全くあなたがわからない。ねぇ好きな人はいるの?ねぇ彼女はいるの?知りたいけど怖いの。張り裂けそうなこの気持ちを伝えてしまえば全てを失いそうで怖いの。好きなのあなたが。ニッコリ笑って照れるあなたが好き大好き。言えたらいいのに。言ったらいいのに怖いの。あなたは私をどれくらい知りたい?少しでいいから・・・思い出してね、こんな女性がいることを~
叶わぬ恋でも~~私には~~大切な大切な時間~~~気づいてよー気づいてー・・・きっと・・・きっと・・・片想い・・・切ない切ない片想い ・・・トモダチ・・・って・・・いわないで】
「・・・私じゃね~か・・・よ・・・」
‐中谷‐
【ビヴァッシュアチャ~~~~~チュレッケルルタラ~~~~カモン!!ベイビーワオー】
「んん~しびれる!ハリーズ最高!おやすみっ」




