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そこでいいんじゃない  作者: リトルバタフライ
13/41

僕は知らない事だらけ

【アオッ!ドバッシュ!!今日の粘着おなごは~~~MAXギャオ〜】


「………ん・・・」


中谷さん・村山さん・鵜飼先輩の好きなハリーズ。



トントン「入るわよ」


お母さんが部屋に。


「あんた最近どしたん?」


「え?なんでよ」


「何かわからんけど、あんたの部屋から叫び声聞こえるで。お父さんビックリしてはるわ」


「違うねん、クラスの人にダビングしてもらってな、色々あって僕が聴いてるだけ。叫び声はこのカセット」


「もうちょっと静かにかけて。誰にもろたんよ?電話の娘か?」


「あ、中谷さんね。彼女もハリーズが好きなんやけど、これは村山さんって人から貰った」


「へー可愛い?その娘は」


「なんやねんな。いちいち聞くか?村山さんは怖いけどめっちゃ美人さん」


「美人なんや笑。中谷さんは?」


「めっちゃ可愛い人やわ。もうええやろ」


「あんたはどっちが好みなん?な、拓。めっちゃてどんだけやねん。お母さんが1番やわ」


「はぁ?アホちゃうかお母さん。もうええから」


「親に向かってあんたは!」


プルルプルルプルル


「ほら噂したらそうやわ。はいはい、いきまーす」


「はい柳でございます。はい少々お待ち下さいね、拓、電話」



「はいかわりました…あ…野間さん」


「こんばんは、今ちょっといいかな」


「どどどどしたの?」


「球技大会あるでしょ?ソフトボール」


「うん」


「何番打つの?」


「え?知らないよ」


「なんで知らないの?」


「はい?何番も何もまだまだ先だし、話し合いなんてしてないよ」


「私は柳っちは1番いいな」


「……また話し合いになってから決めるよ」


「でさ、村山さんてさ怖いよね、柳っち隣で大丈夫?」


「はい?何?野間さんどしたの?何か用事?」


「ん?心配してるの」


「あ、あのさ、大丈夫だから、ごめんちょっと用事なんだ」


「ごめんね、またかけるよ、じゃ」



ガチャ



「………ふぅ」


「あんたまた違う娘やんか」


「…うん」


「なんや愛想ない返事してどないしたん」


「………」


黙って部屋に入った


はぁ…野間さんどしたんだろ…




‐中谷電話‐




「やぁ中谷」


「あ、上条先輩お疲れ様です」


「あのさ、中谷のお母さん上品だな」


「あ…さっきの電話は木野さんって方なんです」


「木野さん?」


「はい、ちょっとお手伝いして頂いてるんですよ」


「ふ〜ん、そうなんだ」


「あ、何かご用事でしたか?」


「筋肉について聞きたいんだけど」


「え?は、はい…」


「柳や浜田はガリガリだけど腹筋とか凄いんだあいつら。柳は今47キロなんだって。浜田は53キロ」


「はい…で?」


「僕の筋肉はどう思うかな?」


「えっと…柳くんや浜田君はインナーマッスル系なんですかね、わかんないです。遅筋系。…上条先輩の筋肉は鎧というか…速筋?」


「うん、うん、中谷はどっちが好みだ?鵜飼は柳を狙っとるからな」


「鵜飼先輩が?」


「あぁ…柳もまんざらじゃなさそうだしな」


「そうなんですか…話それてますよ先輩」


「俺は中谷、お前が好きだ」


「…は?い?」


「だから好きなんだ」


「せ、先輩…」


「男女交際禁止なのはわかってる、だが気持ちを抑えられないんだ」


「先輩…」


「俺からは以上だ」


「え?私は」


「いい、有難う。じゃよろしくな」


「?はい?」


「じゃ明日から彼女でヨロシクメカドック」


「ちょっと先輩」


ガチャ



プープープー


上条先輩はそう言って電話を切った。



プルルプルルプルル


「はい柳です。あ〜ちょっと待ってね、拓、めっちゃ可愛い中谷さん笑」



「かわりました」


「私中谷」


「うん、どしたの?」


「今上条先輩から電話があって…勝手に付き合う事になってる気がするの」


「え?付き合うの?」


「違うよ、先輩が勝手に話して電話切ったの」



「マジか!」


「うん、明日からヨロシクメカドックだって」


「でたでたヨロシクメカドック」


「笑ってる場合じゃないよ・・・どしよ」


「どしよも何も男女交際禁止だし、そもそも中谷さんは上条先輩が好きなの?」


「え?ね柳君、私どしたらいいかな?」


「え?僕?えーーーー?僕に聞く?」


「柳君はさ、鵜飼先輩がいいんでしょ?」


「・・・いいと言うか」


「ほらそうじゃない、なんだかんだ言って先輩可愛いしね、柳君を気に入ってるし」


「中谷さん・・・」


「とりあえず明日の上条先輩の様子見てみる」


「う、うん」


「あ、ついでに宿題教えて」


「うん」


「31日がない月はだってさ」


「にしむくさむらい」


「は?何言ってんの?」


「だから、2・4・6・9・士(11)だよ」


「最後何よ」


「漢字で十 一でしょ?さむらいって読むから」


「へー覚えた。にじゅうよんまんろくせんきゅーひゃくじゅういち で記憶だ」


「こんなのしかわかんない笑」


「次、ノース虎夫について作文をだって、もう書いた?」


「あ、忘れてた、予言当たったら怖いよね」


「うん、いやだよー」


「みんな一緒なら仕方ないか・・・」


「まぁね・・って最近野間さんずっと柳君を見るよね?」


「う・うん・・・実はさ、さっき電話あったんだ」


「え?何の?」


「球技大会」


「は?まだまだ先じゃない」


「うん」


「わかった!!理由つけて声聞きたいんだよ野間さん」


「えーーー」


「モテる男はたまりません笑」


「ちょっと中谷さん・・・」


「いいやん別に、それに村山さんだってちょっと柳君には楽しそうに話してるよ」


「そうかな」


「鈍感!めっちゃわかるよ、でさ話変わるけど2組の人がさ5組に来て東出さんに何か聞いてたの」


「2組って青木さんのクラス?女クラだよね」


「うん、東出さんに何だったか聞いたの。そしたらもーーーービックリ」


「何だったの?ね?」


「いわなーーーい」


「教えてよお願い」


「じゃジュースおごって」


「うんうんわかったから」


「江村さんって人がね・・・キャー」


「何だよ、何」


「江村さんって人が記録会見に来ててさ、浜田がカッコイイんだって。だから探しに来たんだって」


「へー浜田君を見に来たんだ!どんな人?江村さんって」


「知んないけど浜田がカッコいいって思うくらいだからかわってるんじゃない笑」


「中谷さん、それは・・・ひどいよ」


「だって・・・浜田だよ?ねぇ柳君、浜田だよ、ビックリだよ、腰抜けるよ」


「そこまで言わなくても・・・」


「横にいた平田って人は新田だってさ笑。2組どーなってんのって感じ」


「ちょっと・・・」


「いいんだけどね、陸上部人気だよね」


「だ、だね・・あのさ」


「うん何?」


「ハリーズの 【たまには角のとれた俺を知りなよ】  って歌」


「マジで?聴いてるの?ね?知ってるんだマニアだよ」


「何であんなに叫ぶの?」


「ミックンは叫んでないよ、あれはジローとムゲンが叫んでるの」


「やっぱ詳しいね」


「ライブビデオかそうか?VHS?ベータ?」


「うちはVHSだよ」


「じゃ貸すよ、よく寝れるから」


「え?中谷さんハリーズ聴きながら寝てるの?」


「うん、そだよ」


「寝れる?」


「うん、熟睡」


「あ・あはははそなんだ」


「柳君は あんず聞いて寝るの?」


「うん、特に 【芝目線】 聞いて寝てる」


「あー知ってる。足音を感じながらなんたらでしょ」


「知らんやん笑。ちょっとあってるけど」


「そっかそっか、村山さんの漫画も早く読まないと」


「今何巻?」


「9巻。めっちゃいい所。花ケ崎が告白するの。もう終わるんじゃないかな」


「村山さん51巻読んでたよ」


「・・・えーー楽しみー!終わらないで」


「どっちやねんな」


「どっちでもいいけど、小西さんが焦らすの。読むの早いんだもん」


「滅亡までに読み終わりたいんじゃない?」


「あー宿題!ごめん、また明日ね」


「うんじゃ明日」




ガチャ









トントン


「どうぞー」


「失礼いたします、お嬢様」


「木野、そのお嬢様ってもうやめてよー笑」


「しかし・・・」


「ね、木野は あんずって知ってる?」


「歌手の あんずでございますか?」


「うん」


「少しなら、どうかなさいましたか?」


「芝目線って曲が知りたいの」


「なにやら楽しそうですね」


「うん」


「その前のお電話の方と全然違いますよ」


「そう?」


「お父様からの伝言でございます。週末に佐久間様のお坊ちゃまがおこしになられます」


「えーー私が嫌いなの知ってるでしょ」


「はい・・・しかしお父様が・・」


「やだな・・」


「萌々愛お嬢様、わがままおっしゃらずに」


「部活遅くなれ!」


「笑 では明日 芝目線 をお持ちいたします。失礼いたします」




‐翌日‐



学校の廊下







「あ、あのさ あんた陸上部だよね?」


「うん、そだよ、柳って言います」


「私2組の平田洋子」


「(平田?・・・あ・・新田君)うん、どしたの?」


「えとね、友達が浜田って人が気になってて」


「うん、それで?」


「浜田って人彼女いるか知ってる?」


「詳しくは知らないけど、陸上部男女交際禁止だからいないんじゃない」


「マジで?あかんの?交際」


「うん」


「ありがと、また色々教えて」


ガラガラ


「おはよー」「おっす」


「モーニン」


「・・・おっす」


「村山さんおはよ、中谷さんおはよー」


「おはよー」



ガラガラ


「はいはい座れー。じゃ宿題の31日がない月・・・そやな・・・中谷」


「はい! にじゅうよんまんろくせんきゅーひゃくじゅういち です」


ザワザワザワザワ


「えっと・・中谷?」


「はい」


「なんて?」


「だから にじゅうよんまんろくせんきゅーひゃくじゅういち」



キーンコーンカーンコーン



「はぁ・・・疲れるわい・・・転職しよかな・・」











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