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夢憑依Ⅰ(次元夢旅行、変な能力に目覚めたらしい)  作者: 夢未太士
[第1章] — [第1部]夢だから
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武器選びは難しい

武器選びは難しい


ガイ学長が実音声で全員の戦闘要員に伝える。


「みんな聞いてくれ第2波は新型が出てくる可能性が高い、レベルは5級以上が想定されるから各々の裁量で武器の携帯を許可する」


この時代 銃器は国によって許可性となっている残念ながら東和皇国は一般に許可されていない。許可されていてもあまりインセクターには効果が無いという、インセクターは銃弾を数発食らっても動きが止まらず効果が薄いと言われている、それに気功術は飛び道具に纏わせても火薬の爆発で気功が拡散し効果が薄くなるのだという。

気功術の強化方は直接携帯する武器の方が効果的だからだ。

もちろん重火器やミサイルなども現存するが、市街地での使用は禁止されている。


(空気銃エアガンは許可制)


なので 貸し出される武器はハンドスピア 刀 直剣 槍 ナックル 三節混 トンファー 犀 ナイフさす又 薙刀などの手に持つ通常武器がほとんどとなる。

弓やボーガン エアガンならば弾に気功を纏わせて射出しても効果はあるようだ。

ちなみにブーメランも使える、2020年の日本ではせいぜい斜めに戻ってくるぐらいが関の山だが、この世界では気功術を纏わせて水平に投げて敵の体を切りつけ戻って来させる事が可能だ、但し操作系の気功術を相当訓練しなければならない。


(気功術すごい)                    

「お チャクラム見っけ」


おれはチャクラムとトンファーを手に取った。


「あれアスラいつもと違うじゃない、いつも刀ばっかり使ってたよね」

「たまには違うこともしたいんだよ どんな武器にも慣れておかないと」

「わお 殊勝な心掛けじゃない 惚れ直しちゃうかも」

「う うるせー」

(中身60のおっさんの顔が赤くなる 息子は平常心)


ミサの心


(なんか今日のアスラは変 いつも当たり前のように刀を使うのにトンファーって使ってるの見たことないけれど、確かに色んな武器使えたほうが攻撃の幅は広がると思うわ。でも今回の敵に通用するかわからないもの・・まあいつもより会話できたのが少しうれしい、歴史のことなんかいつも聞いてこないのに・・・)


学長の確認の声が響く、肉体派だけあって声も相当でかい。


「各班準備できたか?」

「第2波は重点防御で行くさっきの蟻よりでかいやつが相手だから気を付けろ」

「総員戦闘開始!!」


400m先にさっきとは違う大きな影が見える横並びに15匹ほどが50メートル間隔でこちらへゆっくり進んでくるのがわかる。この学園の校庭は特に定められていない校舎の前200mは平らな人口土のグラウンドその先1キロほどは並木道のようになっており並木道の両側は畑である この畑は学園で管理していて作物を植え自給自足している。今は1期目の収穫が終わりまだ2期目は植えられていない。


(1期目は葉物の野菜)

(2期目はジャガイモやトウモロコシと米)

(3期目は大豆やニンジンなど)


もちろん種付けや収穫はドローンやAI農耕機械を使用しているのでほとんど学生が手を汚すことは無い。


(まずはチャクラム使ってみるか?)


チャクラムとは円形のドーナツみたいな飛び道具で外側が鋭利な刃のようになっておりブーメランのように射出し攻撃後又戻ってくる武器である。


(シュワん・・・)


ん~操作性を考えるとスピードがあまり出ないな。

投げたチャクラムは敵に当たらずやや上に上がり戻ってきた。


「よっと」人差し指でチャクラムの真ん中をとらえる。


(漫画で見たのと実際ではちょっと違うな、気功を込めると割と簡単に操作できたのだが)

この武器の使用は又次の機会かも・・・・


(失敗です 汗・・・)


さて本命でいきましょう!

トンファーを両手に持ちブルー〇リーよろしく構えてみた。      


(はずいからアチョ~とは言わない)


近くで見ると 今度のインセクターはでかい、体長3mくらいか骨格的にはカブトムシかカナブンのようだまずは右から左へトンファーを薙ぐ敵の4つある手のうち下段の手を叩く。


(バキ!)


敵の左に素早く移動し左のトンファーを胴体めがけて突き入れる


(ガン!)

「マジか?これ鉄より硬いんじゃ」


するとダメージを与えられなかった敵の正面側からミサが空中かかと落としを決めていた。


(すげ~~~なんだこの子)


ミサ

「オリャ」

「セイ」


着地後即跳躍膝蹴りからの左右のパンチ、さらにフックが当たるたびにバキンガキンと金属を叩くような音がする。こりゃ打撃系はあまり効果なさそうか?


【お二人とも下がるですネ】


俺とミサ2人が敵からバックステップで5メートルほど下がると。


「ハー」カシュン!


次の瞬間でかぶつの頭から胴体にかけて斜めにずれ落ちて絶命するのが見えた。


【まあこんなもんでしょうかネ】


中等部2年1位 居合の達人らしい。


【あれ君は違う班じゃ】

【先輩モニターちゃんと確認しましたでしょうかネ?】

【へ!】

【アスラ もう~覚えてないの?携帯する武器によって班が自動で組み変わるって】

【そ  そうなのか?】


攻撃対象に対して武器の傾向 打撃 斬撃 刺突 など組み合わせで攻撃が効果的に通るようにAIが最適な人選で組み換えてくれるのだ。

今回俺が打撃系武器を選択したため居合術のアキラが班に組み込まれたらしい。


【ということなので申し訳ございません、タゲ取りよろしくお願いしますネ】

【お おう】


と丁寧に挨拶されたのではかっこ良いとこ持っていかれても仕方ない、最初にそう言う武器を選んだのだから。

俺がタゲ取りミサが態勢を崩すとアキラが居合でズバッと、すごいね1発ですね

俺が驚いた様子で彼の方を見ていると。


【先輩なに驚いているんですか?いつもは先輩がやっていることではないですかネ】

(ぇそうなの?)

【なんかほんと今日のアスラ変だよ】               

 

第2波も中盤に差し掛かりけが人はほとんど出ておらず順調にインセクターを方づけている頃。3k離れた建物の影で怪しい人物がこちらの様子をうかがっていた。

華連邦兵士


「うん ここまでのようだがテストも兼ねて中型を導入したが残念な結果でしょうか?新型を導入するにはもう少し実験が必要か・・」


(自国ではできない実験をこの国の甘い防衛を利用してどこまでできるかが我が国の最大懸案事項すでに基地では十万規模のインセクターを予備として増産完了、新型も含めると十五万はくだらない戦力。本国から早く結果を出せとうるさく言われているから、早く投入したいのはやまやまなのだがね。アントタイプはさすがに効果が薄いが、これから発動する今までで最大の侵攻作戦が楽しみです。)


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