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夢憑依Ⅰ(次元夢旅行、変な能力に目覚めたらしい)  作者: 夢未太士
[第1章] — [第1部]夢だから
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彼女は友達以上?

彼女は友達以上?


クラスメイトの女子の名はミサ・コシナ十六歳一七〇センチのナイスバディ美女でスポーツ万能 勉強もできて俺の彼女のような友達のような立ち位置らしい。


詳しく掘り下げようとするとそっぽを向いて顔を赤らめ無視するようなそぶりをするのでそこから先は聞けなかった。

趣味はスポーツそして格闘技、そういえば見た目はかなりスマートである。

ついでに俺の現在の体についても記載しておこう。

俺の体のサイズも現実(60歳の)と大違いで一八四センチ(オー!おっさんの時は一七〇センチだった)体重は七五㎏足の長さはなんと九五センチ・・・そしてあそこは(倍ぐらい・マジ)うれしいこんな嬉しいことはない のだが、夢だと思うとあまり喜べない。

転生ならば良いのだが、夢だとしたらこんなに覚めないでほしい夢はない。


(中身は60のおじさんなので隣に綺麗な女子がいてもマイサンに変化はない)


残念だ・・


(ポロンパ~ンポロンパ~ン)


これ・チャイムか?


「今日の2時間目は皇都の歴史よ、アスラ タブレットPCちゃんと持ってきたよね?」

「ああ 」


バックの中を探すと四角く薄い板があった。

これか!使い方は2020年日本の電気器具事情しか知らない俺でも直ぐに分かったそれにしても薄い、画面をタッチ指紋認証でパッと画面が切り替わり本日の日付け時間と時間割が表示される。

11時のチャイムが鳴ると教室の中に生徒が数人入ってきて所定の席へと着席する。

教室のドアを開け先生と思われる妙齢の女性が正面の大型モニターの前で立ち止まる。


「はい みんな注目!タブPCの電源入れて歴史ファイル510番を開いてください」

「今日は東歴五一〇年皇制の初期賢皇ユキ・サナダ第三皇子の受難から」

(東歴って何? まじ・全然わかんないけど)


40分後  

                                

「はい それでは来週テストを行いますのでちゃんと勉強してくるように」


齢六〇歳で歴史とかマジ地獄ですけど・トホホしかも未来の歴史とか、マジ勘弁して欲しい。

隣を見るとミサが不思議な顔をして俺を見ている。


「いつも勉強なんかブレーンイメージライターでするから全然OKって言ってたじゃない?」


ブレーンメージライター略して(BIW=ビーアイとも言う)


脳に直接言葉や映像を脳の海馬を経由して記憶中枢に書き込んでいく機械。

この装置のおかげで教育はもとよりこの世界の技術が千年進んだと言われている。

今から5百年前この世界の科学者コウ・ミスイが発明した気功術(特殊な呼吸法と気力から導かれたエネルギー伝達方法)と血液(体温の流れと磁気・電気の応用)を利用してブレーン(脳)に与える記憶に関する研究で気功術を介して脳の記憶中枢にデータを定着させる方法である。


(まじか 勉強する必要ないじゃん)


だが・装置との相性や生体の特異性など記憶できる量と性質が限られているらしく

例えば歴史の嫌いな俺では記憶できる量は限られていて、あまり期待はできないらしい。


「ぬか喜びでした」

「俺は歴史ダメダメだからそんなに有効的では無いと思うが」


後で試してみるか・・・


「あ・そっかアスラは理数肉体派だったもんね」


微笑みながらミサは言う


(理数肉体派・なんじゃそりゃ)


この世界では勉強の方向性として大まかに2種類あるらしい。

一つは理数肉体派・そしてもう一つが社会芸術派。

読んで字のごとくだが、21世紀の俺としては肉体派と勉学派ではないのかと突っ込みたくなる。

この世界が俺が居た世界と違うのでそんなものかと納得しておこう。

些細なことにこだわってみても脳みそが無駄にから回るだけだからね、どうやらBIWビーアイのおかげで知りたい情報が勉強をさほどしなくても簡単に手に入る為言葉の意味が変化したのだと思われる。

それは突然だった

授業が終わりふっと気の抜けた学生たちをよそに何やら重い空気がのしかかる。

ふと窓の外を見た、何か見えるやばそうな空気。

見えるはずがないオーラかなにかが窓の外に見えてくる・・・

紫色のような煙のような砂埃?                                        

窓から校庭を見ると北西の空から言い知れぬ不安が俺の体に迫ってくるようなそんな気がした。


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