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夢憑依Ⅰ(次元夢旅行、変な能力に目覚めたらしい)  作者: 夢未太士
[第3部]-東京帝都大学
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そして当日、ヒデキは往く

そして当日、ヒデキは往く


一応地区の分担は決めているのだが、この人数でははっきり言って全ての虫を駆除できるとは到底思えなかった。


「けが人は?」

「まだいません」

「絶対守り切るのよ、でも無理はしないで!」


夜12時いきなり警報が鳴り響き、港にはおびただしいほどの巨大なバッタの群れが襲っていた。

事前に知らせた通り一般市民には家で待機するよう、外へ出ないように緊急放送を流してもらっていた。


気功術協会の講師は15人海岸線から道沿いに広く配置し、できるだけ多くの虫を駆除しようと思ったが数が多いのと、バッタの不規則な行動に苦戦する。

そうバッタは人に襲いかけるわけではなく食べ物を求めて飛んでいるため、飛行高度がまちまち。


直に叩き落すことが難しいのだ。


それでも果敢に立ち向かう、1時間が過ぎ一人100匹以上は駆除したがそれでも内陸へと飛び去るバッタは相当の数に上った。

そして次に出てきたのは蜂の群れ、今度は人に向かい攻撃してくる。


当初予想をしていた数よりは少なく見えたが、それはヒデキが船から出てくる蜂にヘイト魔法(対象の注意を引く)の一つであるハウル(威嚇)を使用したためだ、彼は魔法でおびき寄せまとめて蜂をたたいていた。


そこへ飛び込みで学生たちが参加する、ヒデキにはこうなることの予想は付いていたが。

まさか学生応援組みにアスラが含まれているとは思わなかった。

悟られないようにはするがわざわざ知らせることもない、彼に対しては少し後ろめたい感情が残っている、千年経っても忘れはしない始めての夢憑依。


たった2日間の出来事だったがあのときが一番新鮮であり、わくわくしていたのも事実。

蜂の駆除に専念しなければならないのに別なことではらはらしながら目の前の蜂をなんとかさばいていく。

周りで蜂を相手に若者が苦戦しているのを見て、怪我人が出来るだけ出ないように蜂の群れを調整しながら。


数十分後いつ終わるかとも思われた蟲の駆除は、彼らの協力もあってほぼ収束を迎えていた。

ヒデキにはまだまだすることがあったが、協力してくれた学生達がヒデキの元へ駆け寄ってくる。


最初に駆け寄るのは先日知り合った黒髪のかわいらしい女子学生、彼女は5日前に北大を案内してくれた学生だった、彼女にも本当の事は教えていない。

そこへ他の学生もやってくる、たまらず話を切り上げ次の蟲に対応するために後を頼んだ。


「ん~とその話は後だ、それより俺は別の船を無効化するから君たちはここで残った蟲の対応と怪我人の保護をお願いするけど。良いかな?」


たぶん殺人蜂はもう底を付いているだろう、だが他の船が接岸すると又違うインセクターが解放される。


ヒデキは止むをえず魔法を使い空を飛び岸に近づく船へと向かう。

それからは隷属の魔法を掛けまくり華連邦の兵士を洗脳する。


「君達の仕事は終わった、国へ帰り虫を解きはなて、但し君達は人を殺さないように自分も死なないようにするんだ」


輸送船は全部で15隻、乗っている人間は各船に10人前後。


兵士を含め全ての船員に魔法をかけて回った。

その間約40分、港に戻ると蟲の駆除はほぼ終わっていた、ヒデキが学生らにねぎらいの言葉をかけようと近づく。


「悪い悪い後かた付けさせちゃって」

「いえそんな事はかまいませんが、どうやって撃退したんですか?」

「話しただけだよ、魔法を見せて脅しながら」


「あ~そ~」

(全員が冷たい目で見ながらつぶやく)


間近で魔法を見ていた学生達は納得はしなかった、と言うか・・


(まほうってそう言う使い方で良いんだ~~)


と言う感じで???の方が大きい、皆 心の真ん中では彼の言う事を信じてはいない。


「お兄さんは何処の人?」


エリザベートがヒデキにしなだれかかる。


(わ~久しぶりにエロス)

「今は地球人かな」

「それは皆同じですがな!」


アスラと数人が同時に突っ込みを入れる。


「現在拠点はUAFCだねEURにも何年か行っていたよ、それにサハリンと択捉にもね」

「それより俺は魔法のことが知りたい」

「あ~それなんだが今魔法をこうやって普通につかえるのは僕だけなんだよね」


アスラが正直な質問を入れるがヒデキが言う事を学生らは全く信じていないようだった。


「じゃあ僕は気功術協会に行くから、何かあったらそちらへ連絡してくれ」


これ以上話しているとだんだんとぼろが出てしまう、学生らの好奇心は尽きないようだ。


アスラとは一言二言、言葉をを交わしたが、たぶん気付いてない様子。


少しはらはらしたがこれでいい、僕はこの後華連邦を無効化しに行くのだから。


「お疲れ様、今コーヒー入れるわ。ゆっくりしていって」


学生達との会話を早々に終え小樽支部の事務室へ入るとマリが出迎えてくれた、他の職員達はまだ蟲の対応をしている。

支部長のマリは他の職員からの中継として支部に残り各関係への連絡係を担っていた。


「それでヒデキさん もう行ってしまうの?」


「悪いね、今度来たときに埋め合わせするよ、ああー忘れてた今日手伝ってくれた学生達にちゃんとご褒美上げといてくれ。感謝状と金一封」


「解ったわ」


そういいながら彼女は抱きつきキスをしてくる。

ちょっとした隙を突かれたが悪い気分ではない。


ヒデキから見ると彼女はかわいい孫にしか見えない、自然と彼女の頭をなで始めている自分に。

どこか安心する・・・・


「さあこれからもうひと仕事しますか」


朝焼けの日差しが事務所の窓から差し込む、何とか小樽を守り通すことが出来た。


ヒデキはマリのおでこにキスを返すと、次の仕事場へと向かって行った。



第1章 完



最後に


最後までお読みいただきありがとうございます、この作品は2020年に書き始めその年に2話目まで書いたのですが、最初の作品と言うこともあり各所に誤字脱字がてんこ盛りとなった為、何回も見直し再編集したものです。


(まだ直したほうが良いところがあるかもしれません)


本当は次の作品まで書いたのですが、まだ文章のチェックが済んでいないのでしばしお待ちください、次章はぐふふな展開が少しあるかもしれません。


うまく行けばすぐに皆様の元へお届けできると思います。


本作品は学生物と思われるかもしれませんが、実は違います詳しくは続編を読んでいただくことをお勧めします。


いい年をして何書いてるのかと、思われるでしょうけど。

歳をとっても夢は見るのです、こうなりたいそうありたいと願うと結構夢はかなうのかもしれませんよ。


神は信じておりませんが生まれ変わりはあると信じております。


皆様も来世では幸せになれるよう今生に惜しみなく努力をささげてください。


この小説は2020年9月にガガガ文庫小説大賞に応募しましたが、見事に落選したため大幅な見直しをいたしました、今回小説になろうサイトでも賞レースが開催されるというので本当は7万字のところ3万字増量いたしましたのでお得です、賞取りレースへ参加させてもらうことにしましたのでどんどんお読みください。


本業はマジ美容師をしております、階級は自営業となっておりますが売り上げはこのKORONAのせいで激減しております。


哀れとお思いの読者の方は清き一票を投じてください。

感想もお待ちしております。


それでは次回をご期待ください。


令和3年4月8日





初期題名:

次元夢旅行(憑依するおじさん)


新題名:

夢憑依(次元夢旅行、変な能力に目覚めたらしい)


サブタイトル:色々


いい年こいて変な能力に目覚めたのだが(俺にどうしろと・・・)・・今風です


フューチャードリーマー(リアルで魔法は夢でした)・・・・・カッコつけた場合


夢を見たら魔法になってた(60から始める魔法の話)・・・・ありがちですね
























次回作品の予定




第2章 憧れの疑似性転換!


女体に憑依、主人公である60歳おじさんはなんとうら若い女性へ憑依してしまった。

そこはある惑星、彼女ジェシカは惑星探査船のリーダーだった。


21歳女性スリーサイズは次作本編内で記載の為㊙、東歴2323年西暦4623年

人類が丸ごと住める星を見つけたが、そこには先住民が住んでいた。


生きることは戦いだが、この星に住んでいたのは過去に攫われた地球人だった。

占領と言う指令を受けていたのだが、憑依したおじさんは知ってか知らずか融和の道を突き進む。



ジェシカに託された課題とは。


目覚めた場所は天蓋付のベッドだった、慌てて事態を収拾するため仲間をコールドスリープから起こすが軌道修正には至らず。


約1か月で命令は完遂できない方向へ、調査船の一行は納得のいく判断を迫られるが果たしてその先に待つのは神か悪魔か・・・・・・・


おじさんの後を継ぐ形になったのは予定されている未来への決定事項なのか。


妖精(精霊)はいた、すべては繋がる人類の未来へと。


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