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夢憑依Ⅰ(次元夢旅行、変な能力に目覚めたらしい)  作者: 夢未太士
[第3部]-東京帝都大学
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母は有名な作家

母は有名な作家


アスラがフロントに行くとそこには妙齢の美しい女性が立っていた。


「母さん久しぶり」

「ほんと久しぶりね」

「いつこっちに?」

「先日よ、でもパパはまだ帰れないみたい」

「うん解ってるよ忙しいのは、でも珍しいね直接入学式に来るのだと思ってたよ」


アスラの母 アキナ・ミスイはコウ・ミスイの曾孫に当たる、そうBIWビーアイを開発し現在の学校制度へと進化する原因を作った偉人である。

アスラは、コウ・ミスイの玄孫なのだ、遠い親戚の為アスラ自身はあまり気にしておらず。

聞かれても「そう言えばそうかも」と言う感じで、われ関せずといった風を装っていた。


「それにしても久しぶりだわ」


アスラの母も帝都大学院の文系に通っていた、現在は売れっ子小説家として有名だ。

父は現在東和皇国海上防衛軍の潜水艦乗り、母は執筆の仕事場をEURヨーロッパに置いていた。

月に一度は東和皇国へ返って来ていたが、仕事が忙しくアスラと会うのは半年振りだった。


「そうなんだ、ふ~ん」

「この大学に通っているときパパに会ったのよ」

「それは始めて聞いたかもしれない」

「話す機会が無かったから」

「そうだね、それで今日はこれからどうするの?」

「そうそう、これから教授のところへ挨拶に行くんだけど、あなたも一緒に来ない?」


「教授って?」

「本当はとめられているんだけど、かまわないわよね」

(なんのことだろう・・)

「あなたの曾曽祖父コウ・ミスイ名誉教授よ」


BIWの生みの親、生きていれば500歳を越えているはず、この時アスラは母がからかっているのではと思っていた。

コウ・ミスイ 彼は気功術と脳の伝達システムを解き明かしそれを機械化することに成功した。

発想はごく単純、それは魔法とは違い現実的な疑問から生まれた。

この世界には双子、特に一卵性双生児が少なくない数存在する、その中でもまれに行動や思考を共有する双子がいる。

そこに疑問が生まれた、普通の人とどこが違うのか?双子に気功術を伝授して脳の記憶と伝達の方法を解き明かすことに成功したのだ。


気功術を教えた一卵性双生児は記憶の伝達も強く得られるため、遠く離れていても同じ意識を共有することが通常の双子よりかなり強力に出来ることを発見した。

彼はそこに学問の未来を覆す可能性を感じた、その法則を魔法で出来ないかを研究し始めた。

研究するに従って魔術を用いれば簡単に思考を増幅及び均一化することが出来ると確信し、双子でなくても脳内のデータを他人に記憶する事を可能にする魔法術式を開発。

そして魔法術式を機械化することにより誰でもが簡単に同じデータを直接脳の記憶中枢に書き込むことが可能になったのだ。

その方式の事をBIWブレーンイメージライターと言う、誕生してからすでに500年経つ、BIWの端末は初めそこそこの大きさが必要だったが今では頭につけられるぐらい小さくなり最近ではブレスレット型や首輪型のものも開発されている。

母は今日その画期的な発明をして帝都大学の名誉教授になったコウ・ミスイに会いに行かないかとアスラに告げたのだ。

しかも彼は自分の曾曾祖父だという、会いたいのは山々だが今日はミサも一緒に居るため少し考えさせてもらうことにした。


「ごめん今日はミサも来ているんだ」

「そう、一緒でかまわないわよ」

「いいの?」

「ええ彼はあなたの彼女の顔も見たいと思うから」


アスラはそんな偉い人物がどうして自分の彼女の顔など見たいのか不思議だったが、一言母に告げるとラウンジに戻ることにした。


「解った少し待ってて」


ラウンジに戻るとミッシェルはミサを相手にかなり話しがはずんでるように見えたが、もう少しでミサが爆発しそうだとアスラは感じていた。

長年一緒に暮らしているような異性の表情が、少し引きつっているように感じたからだ。


(ミサに押し付ける形になってしまったな)

「ごめん お待たせ、ミッシェル 僕達は用事が出来たからこれで席をはずすよ」

「サンクスじゃあ又会えたらこの続きを話そう」

「ええ 又ねミッシェル」

「グッバーイ」


荷物を持ちトレイを返却棚へ戻すとミッシェルにバイバイと告げ2人はフロントへと向かった。


「ごめんミッシェルの相手を押し付けて」

「ううん、いいの久しぶりに強烈だったけど、後で埋め合わせしてくれるんでしょ?」

「それはもう、任せて」


言うは易しだが、さてどうやって埋めあわせしようか・・・

考える間もなく2人はアスラの母のいるロビーへと向かった。


「ひさしぶりねミサちゃん」

「こちらこそ、お元気そうですね」

「ミサ これから僕の曾曾祖父であるコウ・ミスイ名誉教授に会いに行くんだけど、一緒に行かないか?」

「・・ン?コウ・ミスイ?」

「そうこの大学の教授」

「アスラが行くならOKよ、特別用事があるわけじゃないし」

「ありがとう助かるわ、教授はこの寮のペントハウスにいるからすぐよ」


寮にペントハウス?と思うだろうけど、何故名誉教授なのかそして国立とはいえこんな超近代的な寮を2つも運営しているのは何故なのか?考えてみればすぐわかる。

そうこの建物は寄付しかもコウ・ミスイ名誉教授からの寄付で運営されているのだ。

BIWビーアイからの収益はすさまじい、一時のビル○イツ並かそれ以上の収益を上げている。

現在はこのシステムも世界中で利用されている、さらにそこから派生したシステムもパテントは全てコウ・ミスイの財団に入り特に学校関係に使われているのだ。


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