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前略、〜幸せを願って〜 中
久しぶりだね。元気そうで何よりです。
突然のお手紙、びっくりしました。メールでも良かったのに。別に、気にしてなんかないよ。いつか来るかも、とは思ってたし。
「何か違った」の何かは、単純に「性別」なんじゃないかな。きっ子は単に私の告白を受け入れただけだからね。別に、女の子が好きって訳じゃないでしょ? 女子校時代のひとつの経験、ってか、お遊びみたいなもんだったんじゃない?
……なんてね。本当はこんなこと思ってない。ねぇ、もしかしてさ、私を幸せにしようとそんなこと言ってるんじゃない? 結婚するなんて嘘でしょ? だって、「あなた」なんてこれまでのどんなお手紙にもなかったもん。
間違ってるかも知れない。でも、これだけは言わせて。私の幸せは、きっ子といることだから。勘違いしないでね。って、勘違いしてるのは私かもなのか。ごめん。
どちらにせよ、きっ子には幸せになって欲しい。きっ子が選ぶ道があのお手紙通りなら、それはもう仕方ないね。だけど、違うなら——連絡、ちょうだい。
待ってる。




