表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウェポン・コミュニティ  作者: レネット
2/2

ミリィの過去

ウェポンコミュニティ。そのギルドメンバーの一人にミリィと言う女の子がいる。

ミリィは金髪のストレートロングに白い帽子、露出度が高く動きやすい服、そして凄く大きな胸がボインボインという音を出している。


「ねぇ、ミリィ、どっか行くの?」


「うん。少し風に当たろうかな・・と」


さっき話した相手はカーラ。ウェポンコミュニティ一の鞭使いであり、ツンデレっ子。

ウェポンコミュニティの中でも上位の可愛さを誇る人である。


建物から外を出て、風に当たりながら、私は過去を思い出した。

私はテキサスの大草原で暮らしていた。お金も何も無く、愛用の銃で必要最低限の狩りをしながら暮らしていた。

ある日、狩りの途中、巨大な魔物に襲われて、殺されそうになった時、助けてくれたのがフォーマルハウトと呼ばれるガンナーだった。


私はフォーマルハウトに弟子入りをさせてもらい、フォーマルハウトさんの修行に打ち明けた。

フォーマルハウトは犬ぞり好きで私と犬ぞりをして各地を周ったり、ある洋服屋でフォーマルハウトさんは青いつなぎ、私は露出度の高い白い服を買ってもらい、公園のベンチでフォーマルハウトさんが道下正樹と呼ばれる少年と色々会話したり、ちょうど一緒にトイレに行ったりした。


中でも、フォーマルハウトさんとの修行で特にタメになった事は銃の的確な命中頻度の上昇とダンボールに隠れる事だった。

フォーマルハウトさんは伝説のガンナーで銃の扱いがとても上手かった。

私はフォーマルハウトさんみたいな立派なガンナーになれたくで毎日毎日一緒に修行をしたけど、どうしても適わなかった。

命中率はフォーマルハウトさんと同じ、スピードはフォーマルハウトさんを超えたらしいけれど、あの力強さにはとてもじゃないけど勝てなかったのである。


また、ダンボール。それも一種の修行だった。ダンボールに隠れて隙を見て相手を狙う。敵に見つからないようにダンボールに隠れる。フォーマルハウトさんは色々と変人っぽい部分も持ち合わせていたけれど、私にとっては立派な師匠であり、尊敬できるお方。


「そして、ウェポンコミュニティのことを紹介してくれたのもフォーマルハウトさんだっけなぁ」


ウェポンコミュニティを紹介してくれたのもフォーマルハウトさん。フォーマルハウトさんはウェポンコミュニティの中でも特に年上であり、長年いたメンバーであった。

私はフォーマルハウトさんの代わりにメンバーに入った。フォーマルハウトさんはもう年であり、ギルドとしてはちょっと厳しかったから。


そして、私は今、ウェポンコミュニティにいる。ウェポンコミュニティのメンバーなのだと。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ