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虚無の精霊使い~愚者と呼ばれた異端者は世界を支配する  作者: 誤インキャ様
アルカナカード愚者編 0 愚者の旅立ち

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キャラストーリー 黒乃 五葉 ①

ブクマ・評価していただければ作者のモチベに繋がります。

もし、良かったら宜しくお願いします。

私は古いアルバムを取り出し、そこに写っている写真を見る。

手で写真をさすり、あの日の出来事を思い出す。


私の心に恐怖が刻まれた日でもあり、兄の言葉で救われた日でもある。

世間では、正体不明事件(ネモカーサス)と呼ばれている、恐怖の事件。

だけど、私にとっては、兄に恋をした日なのだ。





私には3人の家族がいる。


料理は大の苦手だが、勉強の得意な母の黒乃 薫。


そこをカバーする料理の得意で、基本何でもできる万能(オールラウンダー)な父の黒乃 龍。


そして、私、黒乃 五葉は料理は大の苦手で、それ以外は万能《オールラウンダー》の二人の血を色濃く受け継いでいるこの一家の娘だ。


近所の皆さんからは五月蠅いけど明るくて、元気な家族といわれている。


その日、私たちはみんなでお出かけをしようということになり

この都市、崩壊都市(ホロウ)に来ていた。



「ママ、パパ、今、女性の配信者さんが食べ物特集でこの都市に来てるみたいだよ」


「そうなの? 見せて見せて」


ママが私の携帯電話の画面を確認すると茶髪のツインテールの女性がソフトクリームを食べていた。


「まぁ!! おいしそうね」


私はすかさず、この配信者が食べているカチンカチンアイスを食べたいとママとパパにねだった。


「でしょー。食べに行こうよ」


「いいぞ、みんなで食べに行こうか」


パパが了承してくれた。


この時、普通にアイスをねだるのではなく家に帰っていればこの正体不明事件(ネモカーサス)に巻き込まれずに済んだかもしれない。


「やったー、やったー、アイスだ、アイスだー」

「もうそんなに嬉しいの?」

「五葉はまだお子様だな」


会話をするのは楽しいし、好きなアイスを食べに行くときはもっと楽しかった。



だが、突如


「!! 薫薫(かおる)、五葉!!」

「アナタ!!」


「え?」


魔力爆発に覆われた。


あの日の出来事を私は今でも忘れない。

一つの都市が炎で覆われ、瓦礫(がれき)の山が人を踏みつぶし、人の血の匂い、悪臭が蔓延(はびこ)るこの光景、そしてこの日、起きた出来事を。


ブクマ・評価していただければ作者のモチベに繋がります。

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