晴れた休日に撮りに行こう! 360度パノラマ写真の使い道にStellariumをプレゼンッ!
〜★貴方の部屋で星の癒やしを★〜
これ↑をタイトルに付けていましたが、何か星を撮影に行くように見えるので外しました。
昨今はスマホや専用カメラやで簡単に撮れるようになって来た360度パノラマ写真。
けれど使い道はそれ程無く、趣味の域を超えずに何かのアクション序での動画撮影にYouTubeやTikTok辺りに上げる程度と思っている方も多いようで使用率は低いのが現状。
私は人と居ても風景写真や星景写真ばかりを撮る変わり者のせいか、広く風景を撮れるパノラマ写真は昔から好きでフィルムのパノラマも何度か試したもののポジの現像には難儀しました。
そう、今のデジタル写真に置いてもこの点が煙たがられる所のようにも思えます。
スマホなら撮影から合成処理までをアプリ一つで解決出来るかもしれませんが、それこそ見るのにもスマホのアプリに頼るしかなく友人に送っても見るのに専用アプリをインスコして! 等と言われると面倒に見向きもせずだったり……
最近ようやく集合写真に使う人達が現れたようですがそれもまだ少数で、見るのに専用アプリをインスコして! と、言うのを省く為にネットの何処かの360度パノラマ写真専用サイト上にUPしているようですが、それはそれでネットリテラシーの問題に絡んでいただけない部分に怪訝な目を持たれ兼ねません。
そもそも仲間との思い出の写真がいつ消えるかも知れないサイト上に在って保存出来なければ一時の展示に過ぎず、それこそ一過性の物にしか成り得ないので写真としての価値は低く使われ難くなるばかり。
そこで私がしているパノラマ写真のパソコンでの使い道を一つ紹介しようと思います。
【STELLARIUM】
ステラリウムとは、プラネタリウムのフリーソフトです。
流れ星や観たい星座や惑星やの天体や天文現象やに加え、日時や地域に背景までもをカスタマイズ出来るのですが、その背景に自身が撮った360度パノラマ写真を使いませんかというお話。
このソフトの特徴の一つに実時間に合わせて太陽と大気の影響を表示させる事が出来るので、昼間の風景写真を充てがえば夜には夜景に変わるのです。
(夜間照明等の光度を反映するようなクオリティーを求めれば自分で作る必要がありますが、作れば出来ます。けれど、ここでは単純な物の作成工程のみを説明します)
彼氏彼女や友達と行った思い出の写真を360度パノラマで撮影しておけば、その頭上に流れ星を降らせる事が出来るのです。
家族旅行や海外旅行やで、現地で雨や曇りと天気に恵まれなかった思い出の地に、太陽サンサン星降る夜に様変わり。
……いえ、何か淋しいボッチの妄想を掻き立ててるようにも思える言い草ですけどね。(汗)
まぁ、私の場合は独りで自転車漕いで行った山の上や公園、旅先や昔住んでた辺りで観た夜空を、出かけられない雨の休日なんかに再現したくて作ってたんですけど
昨今のコロナ禍で大変重宝しましたものですから、皆様にもと思ってたんです。
けど、もう遅い?(笑)
まあ、帰宅して酒の肴にネット小説読んで、寝る前にボケ~と好きな音楽聴きながら眺める夜空のような感覚に如何です?
明日(2022-05/22)は西の方は晴れるけど、雨模様が予想される東の方でも昼過ぎには……
この梅雨が明ければ七夕の織姫と彦星である☆こと座の★ベガと☆わし座の★アルタイル、そこに☆はくちょう座の★デネブを足せば夏に広がる★★★大三角形ですから!
さあ! 夏もスグそこ★があなたを待っています。
夏休みには海山川と旅に行く方も今年は特に多いでしょうし、夏の夜空に観える星はどれが何座かと幾つか覚えておけばいちいちスマホを覗かずとも済むので、都度に目を慣らす必要もなくなりますよ。
このソフトを使えば、土星の脇に箱ではないパンドラを観る事が出来、中年の方なら聴いた事はあるけど観た事は無い……いえ、見えてはならぬあの北斗七星の傍らにあるという★死兆星も観えてしまいます。
けれど死兆星のアルコルは、若い子やアニメ好きやで観た人も居るだろう私も好きなアニメLittleWitchAcademia に出てきたアーシュラ先生の使い魔である白いカラスの名前です。
星の事を知るとあのアニメの見方は少し違って観えてきますよ。
行き過ぎると、背景の夜空の星に違和を感じて、その星がその月日時刻に観える位置からして其処は可笑しいとかのクレーマー気質になってしまう方も居るようですが……
さあ、みんなが面倒臭い事に気付く前に始める事にします!(笑)
それでは作って行きましょう。
え?
先ず作成に必要なのが360度パノラマ写真って、順番がテレコじゃないかって?(汗)
しぃー! 黙ってれば気付かないでしょ?
練習よ練習!
先ずはブックマークでもして晴れた休日に近くの公園か何かでとっとと撮って来なさいよ!(笑)
★其の一
撮影する折に気を付ける事。
先に当たり前の事だけ記して置きますが、著作権や肖像権等の話は公開しない限りは個人の責任でどうぞ。
そして、360度球体撮影が出来るカメラを使ったなら(魚眼系)画像に関する殆どの事が済みますので、ここでは通常のカメラやスマホで自分で回して360度撮影する場合に気を付ける事を以下に記して置きます。(私は未だコッチなので)
1.上部
空は少し在れば後で足せるのでいいのですが、空に被る建物や木々や山々やの頭の先まで入れて下さい。
つまり、ビルが写っていたなら屋上の先まで入れて下さい。勿論その上の空も。
2.下部
出来ればカメラの足元(三脚等の映り込みを消すか否かは貴方次第です)まで入れておくと後の作業が楽になります。
なので、上部と下部の角度を変えた2周撮影をすればOK!
他に、平面的な広い草原なんかならパノラマモードを縦で撮影して回せば一周で結構イケます。
3.平行
なるべくとって置いた方が、見た目もそうですが調整の必要も軽減されます。
4.撮影する日射角
日中の写真なら特には、白飛びしなければ問題ないかと思います。
いえ、白飛びしてても問題はないのですが、後で行う空を消す処理が面倒になるので(特に木々の葉や建物の屋根が)
夜景写真も使えますが、後で作成するiniファイルで背景画像の明るさの指示と指定する数値を書き込む必要があります。
それと、朝や昼のシーンで観たときに夕焼けに撮影した物と同様で違和感を覚えると思います。
5.何も無いより何か在った方が良い。
何も無いと投影時にただ真っ暗な草原とかじゃ……元々入ってる背景と変わらなくなってしまいますので。
6.三脚等
撮影するレンズの高さが基本目線になります。(画像合成段階で変更出来ますが、hag-in等で位置の移動が必要になるので最初から決めておいた方が楽です。)
撮影する折に、カメラを向けたレンズの先が、360度回転させる際に中心である支点からの円周半径が短ければ短い程、ブレ幅の少ないキレイな360度パノラマ写真になります。
7.方角確認
背景画像に設定した折に方位を合わせるのに必要です。
適当でもいいのですが、合っていればその日の何時にその場で何処を観れば何の星が在るのかが解ります。
特に都会暮らしの方は、光害と無縁の田舎で本当の満天の星空を観ると、分かり易いと思っているオリオン座や北斗七星ですらも判らずどれがどの星かも判らなくなる方も多いので。
ちなみに、その判らない夏の夜空にオリオン座を探して見付からずに苦悩する方も多いようですが、それは冬の星座なので最初から無理な話です。
(11月から4月末位まででしょう)
これを機に、春夏秋冬☆季節の星座を覚えておくといいかもしれませんね。
★其の二
撮影した地面までもを残した360度写真(※1)、その中心にあたる部分を真西に、横軸の両端が真東になるようにして(※2)パノラマ写真をPNGファイルで合成します。(※3)
(1.地面が無ければ、後の工程で画像ソフトでコピペして作ってしまえば良いだけです。分割された写真でも合成すれば大丈夫ですよ)
(2.後で説明するオプションを使えば中心が真西でなくとも調整は出来ますが、誤差調整数値を調べるのが面倒だと思うのでここで出来れば御の字なだけです。)
(3.後述するiniファイルにてtype = oldtypeという方法を用いれば、正確に分割された360度写真なら合成する必要はありませんが、読み込みの必要に重くなりパソコンのスペックも必要になります)
Androidスマホならフォト、WindowsならICE、MacやLinuxならhag-in、それ等を使い大きさが2の整数乗、256、512、1024、2048、4096、8192、16384等で、例として4096x2048や2048x2048でサイズ縮小等して円筒図法や平射方位図法等で作成する。
(画面投影時に私はステレオ図法にしていますので)
ちなみに、合成の簡単便利さはICEの圧勝です。
三脚を使って撮った分割写真だけでなく、適当に広範囲を撮った物の幾つかでも、ソフトに放り込むだけでパノラマ写真が出来ちゃうんですもの。
後から向きや図法を変換するならhag-inが便利です。
どちらも直感的に操作出来ると思いますが、感じ方は人様々なのでソフトの使い方は検索して下さい。
画像系のソフトは使用者も多い事から閲覧数も多いのか、ありがたい事に説明して下さっている方が多いので。
★其の三
PHOTOSHOPやGIMP等の画像ソフトを使い透明レイヤーを加えたら空を消し、ただひたすらに木々の枝葉や柵やの間に見える細かな部分の空もなるべくに消していくのです。
それはもう本当に地道な作業ですが、後々の見栄えに反映されるので、己の顔の写真に視えるシミやシワやを消すように……
いえ、楽なやり方も様々あります。
レイヤーのコピーや追加で色の二極化とかして消したら設定して戻し元画像に設定を充てがい消す等々ある程度の楽をする方法が、色々と山程あるので私の拙い文章で見るより、画像ソフトの説明サイトの方が写真付きで分かり易いと思います。
ソチラを参考にして下さい。
それと、合成画像生成時にサイズが違えたならここでサイズ変更して下さい。
また、地面がない場合は足す事に、空と地の無い画像を縦軸の中心辺りに据え置き、その下部の透明部分に地面をコピペなり作画なりで塗り潰して下さい。
(地面を透明のままにすると投影時の地面部分にも宇宙が観えますが、太陽と月くらいしか観えません。また、後述のiniファイルに地平線より下部を何色かで塗り潰す等の記入をすればそれは防げますが、ここでは面倒なので詳細を記していません)
ファイル名に撮影した地名等の好きな半英数字名を付けPNGファイルで保存すれば、これで画像の準備は完成です。
★其の四
次に、適当な半英数字名でフォルダを作り、その中に作成した画像を入れます。
そうしましたら、テキストエディタを使い landscape.ini ファイルの作成です。
これ、然程難しく考える必要はありません。
なんなら一番簡単な必要最低限の設定ファイルの下記をコピーして、〇〇の部分に撮影した場所や名前や緯度経度を半角英数字で書き換えてUTF-8でエンコードでlandscape.iniとして保存し、先程作成した画像が入ったフォルダに入れればOKです。
landscape
name = 〇〇
author = 〇〇
description = 〇〇
type = spherical
maptex = 〇〇.png
location
planet = Earth
latitude = +〇〇d〇〇'〇〇"
longitude = +〇〇〇d〇〇'〇〇"
altitude = +〇〇〇
ちなみにlandscape以下の記載は背景画像に関するものです。
・nameは、背景タブに表示されるこの背景のタイトル的な名前です。
・ authorは、画像とこの構成をした著権者、貴方です。
・ descriptionは、選択パネルに表示される簡単な説明を書く事が出来ます。別途にdescription。<lang>.utf8ファイルで説明テキストを作成すればそれに置き換えられます。
・typeは、この背景に使用される図法の識別。このsphericalは〈球形〉ですが〈魚眼レンズ〉ならfisheyeと記入。
・maptexは、この背景画像ファイルの名前です。
次に location以下の記載は写真のロケ地です。地球なのは兎も角、撮影地の緯度経度が判らなければマップ等で検索すれば出ますので、高度はググって特徴ある場所以外は出ないでしょうけど凡そで良きです(笑)
・planetは、惑星名です。(撮影した画像なら、ほぼ地球で間違いないかと……)
・latitudeは、緯度、北緯は+南緯は-です。
・longitudeは、経度、東経は+西経は-です。
・altitudeは、高度です。
他にも、以下の様な記述や画像を加えれば背景に対して細かなカスタマイズも可能です。
landscape
maptex_fog = 〇〇.png
maptex_illum = 〇〇.png
angle_rotatez = -〇〇〇,〇〇
・maptex_fog (画像オプション)は、このランドスケープに別途用意した場合のフォグ画像ファイルの名前です。
・maptex_illum(画像オプション)は、別途用意した場合のこの風景の夜間照明/光害画像ファイルの名前です。
・angle_rotatez(画像オプション)は背景画像の方位角を調整するための角度(360度とコンマ二桁程詳細可)で、画像の中心が真西となり両端が真東となるのが0なので、ご自身で撮影した画像の方角を調べそこから算出して下さい。
ちなみにlandscapeのname・author ・descriptionの〇〇部分には、OSが日本語ならひらがな漢字も可ですよ。(個人で使うだけなら)
尚、確実に自分だけの為に使用するなら
author = 〇〇
description = 〇〇
この2つも要りません。
〜〜〜注意〜〜〜
けれど、もし作成した背景をDOWNLOAD可能な状態に公開するなら、Stellariumの風景の一部として画像を配布する前に、法的に権利を有していることを確認してください。
画像の著作権所有者であるか、著作権所有者との何らかの合意の条件に基づいてStellariumで使用するためにそれを配布できるようにする必要があります。
readme.txtを作る方法等の詳細はStellariumのホームページでご確認下さい。
〜〜〜以上〜〜〜
いえ、序でではありませんが、そのホームページでソフトや背景のインストール方法をご確認下さいませ。
何故かと言えば、個々のパソコン環境によりインストール出来るバージョンが異なるので、Stellarium自体のソフトのバージョンの違いにより背景画像のインストール方法も異なります。
必要に応じて作成したフォルダをzipファイルに圧縮したり、自分で隠しファイルを表示してプログラムフォルダに入れたり、その為のlandscapeフォルダを作成したりと……
個々のパソコン環境それぞれに、背景画像のインストール方法も様々なのです。
ですが、ご安心を!
その為にホームページには、その方法も書かれていますので。(笑)
私は360度パノラマ写真の活用方法として、Stellariumの背景画像を作成する事に主眼を置いて記しておりますので……
後の事は、ホームページに丸投げですわ!(笑)
ちなみに
Stellariumの背景画像を自作する事に関しては、日本語で作成方法を書いて下さってる方も少ないので、これが情報の保管程度にはなればいいなと……
いえ、多分この国には星景写真を撮影したりする私のような★好きが少ないのかもしれませんね……
だって、私の作品に評価の★★★★★を入れてくれる人も少ないもん!!
(-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩___-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩)
だから私はパソコンの前でも
星に願いを……
あ、Stellariumでは流れ星の出現頻度も設定出来るものでして……
ミ★ 画面にはものすっごい流れてますけどね ミ★
ミ★
評価の★がいっぱい降ってきます様に……(笑)
☆★★★★ ★★★★★
☆★★★☆ ★★☆★★
★★☆★★ ☆☆★☆☆
☆★★★☆ ☆☆☆★★
★★★★★ ★★★★☆
ƪ(˘⌣˘)ʃ
と、思いきや評価の星の話は流されて……
★ミ(─.─||) 流れ星ぃいい(笑)