屋上呼び出しはテンプレにしても早すぎる。
さてさて。謎のエンカウントをしてしまった行築くん。学校に行くとまたまたイベント発生。どうなっているんでしょうか。書いている本人も錯乱しておりよく分かっておりません(?)
ここで新しく登場する主要人物がいるのでご紹介を。
<主要登場人物紹介>
高岳 美織
誕生日 9月12日
最寄り 武蔵小杉(JR/東急)
通学経路 武蔵小杉758→(横須賀線 千葉行 700S)→品川808/814→(山手線内回り 802G)→田町818
性格 行築の憧れるヒロインを具現化したような少女。優等生。陽キャと陰キャの間。どっちかよく分からん。
翌日。特に何事もなく登校。今日も学校で変な真似はしたくない。
したくないのにさ。
なんか入ってんだよな。靴箱に。
古典的だなおい。なんだ?告白か?まだ始まって2日目だぞ。
中身は…まあ後で見るか。
と思ったら、隣をちょいと小突く奴がいた。見ず知らずの奴にされるとイラッとするが、ここは抑える。
「お?なんだ?ラブレターか?2日目からモテモテですねぇ」
なんだここまで馴れ馴れしい奴は。早々にイライラさせるな。
…が、おとなしくしなければ。とにかく平常心で返せ。無用な争いは生むもんじゃない。今までは色々あったけど!
「さすがに始まって間もないですし、そんなことはないと思いますよ笑」
落ち着いて返す。眉間にシワ寄ってるかもしれんけど。
「ちぇー、面白くないのー」
ブチギレんぞ。なんなんだこいつ。
「あ、俺豊浦っていうんで。よろしくゥ〜↑」
「あはは、どうぞよろしくお願いいたします。私は篠目と言います」
「ああ妙に丁寧な君ね。それじゃ〜」
豊浦とか言う奴はヘラヘラしながらそそくさと教室へ走っていった。
そして俺は奴の後ろ姿を本気で睨みつけた。怒鳴り散らさないだけまだ頑張った方だと思う。成長した。
にしても…なんだろうな。本当に。告白は常識的に考えてありえないとして、とはいえ他に何がある?
思いつくものが何もない。昨日謎のエンカウントをした女子か?
にしたって俺の顔だけでクラス番号まで分かるか?たった2日だぞ。
「うーん…」
別の人への間違いだろうか。
モヤモヤしたまま俺は教室に入った。
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放課後になり、俺は屋上へ向かっていた。
昼休みにこそっと手紙を見た結果、「篠目くん 今日放課後、屋上で待っています。あなたに話したいことがあります。このことは内密にしてくれると助かります」
とだけ書いてあった。
完全に俺狙い。間違いとかじゃなかった。割とマジでなんだ。
屋上に着く。こんな景色なのか。俺は高所恐怖症だけれど、柵の近くまで行かなければ普通に楽しめそうだな。
そして真ん中でじっと向こうを向いて立っている女子を見つける。
ああ、これそういうゲームでよく見る光景だ。マジで告白されたりして。
ねえよ。
女の子がこちらを向く。ぶっちゃけ昨日のことは突然だったので、目は合ったが顔までは覚えていない。驚きすぎて記憶ぶっ飛んでる。この子だったかもしれないし、そうでないかもしれない。
「篠目くん」
「はい」
「突然呼び出してごめんね…?来てくれてありがとう。私、高岳美織って言うんだけど…。昨日…さ、品川駅の…」
おとなしそうな子だ。そしてこの内容ということは、彼女はやはり品川駅で不幸にも遭遇してしまったその子であると見てよさそうだ。
「あー…はい、あのときの…」
「あっ、あのねっ!初対面でこんなこと聞くのは失礼かもしれないけど、でも…でもっ!」
なになに。そんな失礼なこと聞かれるの。それもそれで面白そうだけど。
つかこの流れ的に告白じゃなさそうだな。ちょっと期待してた自分がいることに呆れた。
「篠目くんは、鉄道好きですか…?」
またまたやっちゃいましたよ。私が千葉行く度に続編出してますね。どういうわけか。
始発芸はなかなかにきつかったです。
関係なさすぎ。
それから本題ですが、今回短くて本当ごめんなさい。理由は後述しますがまあそういうことなんです(?)
ということで編集後記的なコメントですが、ここはテンプレなのでスラスラ進みました。問題はこの先√を3パターン作ってあって、どれを書くかというものを一切決めていないことなんですよね。どれに行ってもgdるんで。うーんって感じですね。次の更新は長引くかもしれません。
ではでは。モノサクより(?)