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あけよん話

コップ

作者: あけよん

昔、休日になると朝から家族で買い物に出かけ、お昼過ぎに帰ってくる事がよくあった。

休日ともあってみんな機嫌もよく和気あいあいとしていたので、毎回楽しみだった。


出かける前に一つ独特な行動を取っていた。

それは、シンクにコップを置き、水道から水滴をぽたり、ぽたりと落とした状態にして出かける様にしていた。


そしてお昼過ぎ、買い物から帰ってきた頃にはコップに満杯に水が入っていて溢れだしてるのだ。


あんな一滴一滴の水がそうそう溜まるわけないのに、コップいっぱいに水が溜まっている。

それを見て、それだけの長い時間を家族で楽しい思いを味わっていたんだなぁ。と毎回一人で喜んでいる母を少しだけ不気味に思っていた。

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