42.登場人物まとめ・2
<クルスト軍> 前話続き
*マリク・ジルベルト
クルスト軍傭兵隊ナンバー3。傭兵隊第三部隊長。
馬術、剣術、槍術、弓術、魔術、と、戦いに必要な技能は一通りこなせる。
年齢不詳。
傭兵に見えない華やかさを持つ。
薄いグレーの髪に、赤・緑・オレンジのメッシュが入っている。薄い青色の瞳。中性的な美声。
ただし喋り方が独特。ケインはマリクの口調が気に入らない。
ゲーム内には登場しなかったが、実際には重要人物。
ケインの兄の子孫に当たる。亡国の筆頭忠臣、ジルベルト家の現当主。
ミワは彼の存在や背景を全く知らなかった。
宮廷魔術師シャインは、ジルベルト家の跡取りの身体に、亡国忠臣四家系それぞれの家の色が現れるように術を施した。
当主には過去の真実が伝わるようになっている(文章では失われたり情報が変わっていく可能性があるが、血が途絶えなければ確実に事実が伝わる)。
ラルドが新国王として戴冠するまでがゲームのストーリーのため、四家の末裔がクルスト王家を支持してラヴィソフィ国を復刻していくのは、ゲームが終わった後。
傭兵として参加する前に、ジルベルト家の義務として、ちゃんと妻子をもうけ、ビエスタ国の首都ラーナで暮らさせている。
*エマ・グレース・コールマン
RPGでのヒロイン。17歳。
レオナルドの末子で、貴重な特殊系魔術、回復魔術の使い手。
回復魔術は聖女のみが使用できる術とされているが、時間停止されている王子が目覚めるまでは、と、秘匿されていた……というのが、ゲーム内での説明。
ゲーム内ではエマが初対面のラルドに術をかけてしまい、身の上相談をすることでパーティー参加することになっていた。
実際も、ミワがイベントへの誘導を行ったために、無事にストーリーが進んだと思われる。
父譲りの長い栗毛に、母譲りの茶色の瞳。
お転婆な性格。
辺境伯領の令嬢のため、ある程度の武闘をたしなむが、早々に回復魔術を発現させたため、きっちりとは仕込まれていない。
が、ゲーム内同様、ラルドたちと行動できる程度には強い。パーティーでは当然、回復担当。
長兄は30歳、次兄は27歳。
遅くにできた子・年の離れた妹のために家族皆から可愛がられる。
ミワは次兄と同じ年である上に、両親がすっかり気を許しているため、最初から好意的に接している。曰く、「新しい姉のよう」。
ミワもエマにデレデレ。
ちなみに、ビエスタ国の高位貴族にはミドルネームをつける風習がある。
女子はミドルネームで母方の姓を名乗ることが多いため、ミドルネームの「グレース」は母ソニアの旧姓ということになる。
*セリア・ウォーカー
ラヴィソフィ領を守る騎士の一人。美人騎士としてちょっと有名。21歳。
ゲーム内パーティーでは、魔術と剣術を併用して戦う魔戦士キャラ。
後にケインの結婚相手となる。
ロイよりも赤いストロベリーピンクの髪に、紫の目。
赤い騎士服なので、通称が赤女史。
ゲーム外の設定として、ジルベルト家に続く亡国の忠臣家系、ウォーカー家の一員。長子ではないが、赤のウォーカー家の色を受け継いでいる。
ウォーカー家には並外れた筋力の術がかけられているが、長子でもなく跡取りでもないセリアは、そこまで桁外れではない。
が、女性としては充分強いため、領騎士への入隊を果たしている。
*キャスパー・ルーク・デイ
ラヴィソフィ地方と隣地リューク地方の境にある、エルフ王国デイ森の王子。
クルスト軍エルフ隊隊長で、デイ王第二子。
見た目は25歳くらい。実年齢は308歳。
通称「王子」「若様」「キャス」「デイ王子」。
項で結んだ輝く長いプラチナブロンドの髪、白く透き通る肌、鮮やかなエメラルドグリーンの瞳、中性的な雰囲気。
木の香りがする。
一人称「私」。穏やかな顔をして喰えない性格。
ミワは彼に出会わなければ、早々に死んでいたと思われる。命の恩人。
従者はジェラルド。
ゲーム内では完全なモブだった。
彼らデイ家も亡国で王家に仕えていた家系。緑のデイ家。
エルフの代替わりは普通の人間よりも遅いため、色は鮮やかなままで受け継がれている。キャスパーは第二子のため、エメラルドの瞳のみが緑の色を宿している。
宮廷魔術師シャインによって、デイ森に守りを授けられている。
同じエルフ族ということもあり、デイ家とシャインとは今でも交流がある模様。
*ソニア・ジェイド・コールマン
レオナルドの妻、エマたちの母。48歳。
ゲーム内では準モブ扱いだったが、実際は戦争時の領内政を一手に引き受ける才女。
通称「奥様」。
夫婦仲は非常に良好。
柔らかいアッシュブロンドの髪に、茶色の目。
見た目と同じく、性格も割とふわふわ。
どことなくシオンを彷彿とさせるためか、ミワはついつい絆されてしまう模様。
ミワを最初から気に入っていたのは、レオナルドからミワの安全性を聞いていたため。息子たちと歳が近いのも可愛がる一因。
旧姓グレース(ソニア・ジェイド・グレース)。結婚してソニア・ジェイド・コールマンとなった。
グレース家は元々騎士を多く輩出する家系のため、辺境伯長子への嫁入りが決まった。
レイピア使いで実はかなり強い。魔術の素質もあり(母方のジェイド家の影響)。
*トム・ジャック・コールマン
ラヴィソフィ領騎士の筆頭。レオナルドの次子。27歳。
領を守る騎士の筆頭のため、戦争時でも領都防衛を念頭に置いて行動している。
一人称「僕」。
ゲーム内では準モブ扱いの上に、ほとんど登場しない。
ミワにとっては未知の存在のため、トムの扱い方に困っている。
母のソニア曰く「見た目と違ってカタブツ」「女性の好みも一筋縄ではいかない」。
彼の女性の好みは、自分と同じかそれ以上に強い女性。
長男に何かあった時のためのスペアに徹するため、という気持ちが高じて、拗らせた。
ミワは軍のため、領のために上手く使う予定。
それとは別に、彼女やその周りをからかうのが面白いと思っている節がある。
*「先生」
クルスト軍一般医務室の医者。気が強い女傑。
一人称「あたし」。
年齢不詳だが、ミワを「若い」と言い切る程度の歳ではある模様。
ミワを気に入り、忙しいと言いながらも気にかけて話を聞いてくれる。
紅茶のがぶ飲みが癖。
恋愛に関してはあまり良い思い出がないらしい。禁句。
ミワの提案したマッサージ用の植物エキス入りオイルを面白がり、エルフ隊や薬師たちを巻き込んで楽しそうにしている。




