第二話:デビルツリーと呼ばれるには……
途中放棄は絶対しません。
では本編をどうぞ。
◆第二話:デビルツリーと呼ばれるには……
ここはカレンの住んでいる町、
「サヒィカス」活気あふれる町で初めて来た僕にさえ、声をかけてくれる町の人達。
こんな世界にも優しい場所があるんだなと自分で作っておきながら思う。
そんな事を考えているとカレンが話かけて来た。
「勇者さんの武器は勇者らしく剣と盾ですかねぇ」
そうだね、基本魔法は使えるし。
僕には少し重いくらいの剣と反対に羽のように軽い盾をカレンが買ってくれた、本当にこんな盾で大丈夫だろうか。
カレンはどうやら魔法が得意らしく、持ち主の魔力が上がる杖のような武器と僕と同じ盾を買ってきた。
杖と盾って以外と見栄えいいんだ……。
「武器も整えたしいきますか」
次の町では、僕の大好きな人に……。
森の町の逆側はいきなり何も無い荒野、岩や木さえも無い。
「町どころかモンスターさえ見当たりませんねぇ」
そうゆう設定ですから、フフっ。
もう二時間近く歩いている、もうダメとか思っていると……
こんな荒野には不釣り合いな桃色の花を満開にした立派な大木が突然目の前に現れた、これは元いた世界の桜の木と同じ……もっともこんなに大きい訳ないけど。
どれぐらい大きいのかと言うと……。
「勇者さん勇者さんっ! 見て下さいよこのデビルツリー……不吉ですね、しかも三十カルズぐらいありますよ」
一カルズは元いた世界の一メートル、つまりこの桜の木は三十メートルもあると言う事になる。
ちなみにこの世界の桜の木がデビルツリーと呼ばれるには訳がある、この木は荒れ果てた……いわゆる荒野にしか根をはらず一年中花が満開だから、しかも遠くからは何故か見えない。
それ故にこの木はデビルツリー[悪魔の木]と呼ばれている。(世界の木大全集より)
少し話がズレてたけどわかったかな。
「こんな木を見た時はどうすればいいかわかりますか勇者さん? 答えはですねぇ……見なかった事にしちゃえばいいんですよ」
……さて、このデビルツリーが見えたという事は……。
「あっ! 勇者さん、見えて来ましたよ」
ほら来た。
やっと次のキャラの登場か……
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ではまた次のお話で。