特訓じゃあ!
「じゃあ、町の外に行くか?」
「ダメだよ。まず最初は戦い方を教えてもらいに、特訓道場へ行かなきゃ。」
「アイカが教えてくれるんじゃなかったのか?」
「基礎がないと教えられるものも教えられないもの。」
「そうか。じゃあ行こうぜ!」
「そうね。」
特訓道場かー。厳しくないといいな。にしてもアイカは会ってそんなに長くないのに、優しくしてくれるなんてありがたいことだ。
そんなこと思っていたら、
「着いたよ!ねぇ聞いてるの?」
とちょっぴり怒られた。
「あぁ、ごめんごめん。」
「うわ、大きいな。」
いかにも道場らしい木造の(ここはもともと家とかも木造なのだが)建物があった。
「ここは、最初の町だから道場も大きいの。」
「えっ、他にもあるのか?」
「他の町の道場は、立ち回りのこととか応用編的なことを教えてくれるみたい。でも私はこの町から出れてないんだけどね。」
「そうか。じゃあ入るか。」
ギィィ。重い木の扉を開くと、強面のじいさんがいた。
「新転生者か?」
突然僕に聞いてきた。
「はっ、はいそうです。」
「そうか。お前はアイカの友達か?」
隣にいるアイカの方を見ながら聞かれる。
「友達とゆうか...
俺がそこまで言ったその時、
「とっ、友達... です!」
突然アイカがそう言った。
「そうか。とうとうアイカにも友達ができたのか。」
じいさんが言う。
その時、初めてアイカが笑うのを見た。少し照れくさそうだった。
それを見て俺はなんだか少し嬉しくなった。
「ところで、ここに来たということは特訓じゃろ?」
「そうです!」
「ここでは、熟練度がLV3になるまで特訓つけてやる。」
「努力あるのみだな。」
なんかイイ人そうで、良かった。
ということで、俺は熟練度をLV3にするまで特訓をすることになった。
「特訓は、明日からじゃ。分かったな。」
「はい。」
そう約束して出ていく。
「明日から行くならまず宿探しだな。」
「それなら、私のいつも泊まってる宿がいいと思うよ。サービスもいいしね。」
「そうか。ならそこに泊まろうかな。」
アイカと雑談をしながら宿へ向かう。なんとなくさっき友達と言ってくれたせいか、楽しく喋れた気がする。
「すいません、あと一つしか部屋無いんですよ。」
宿に着いたはいいものの、なんと部屋が一つしか無いらしい。
「他を当たるか?」
「やめた方がいいよ。もう遅いし。」
「同じ部屋でいいでしょ。」
ということで同じ部屋を二週間分借りることになった。
当たり前だが一応確認しておくが、アイカはベッドで俺は床で寝た。
そして、朝になった!