1941年12月7日瀬田ピンチ!
武道館に戦慄が走っていた。
瀬田が東條閣下を大外刈りで瞬殺してしまったからだ。
剛田「やべえ!やべぇぞ!」
東條閣下「はっはっは、君なかなか強いじゃないか」
その一言に救われた。
瀬田「ありがとうございました。」
瀬田は、そういい立ち去ろうとした。しかし
東條閣下に呼び止められた。
東條閣下「この後、私とお茶でもしないか?」
瀬田「はいぃ!よ・・喜んで!」
瀬田と東條閣下は、武道館の中の応接間でお茶をすることになった。
東條閣下「私は、瀬田君と二人で話が話したい。君たちは、外してくれ」
憲兵「はっ!」
瀬田(早く終わらないかなぁ〜)
〜武道館の外〜
剛田「瀬田の野郎、大丈夫か!?チッ!!心配させんじゃねぇーよ」
剛田「ん!?あいつら何を覗いてんだ!女風呂か!?」
数人が窓の周りに集まっていた。
剛田「お前ら!どきやがれ!!俺にもみせやがれーーーー!!!!!」
剛田「あ・・れは、東條閣下!!くっ!耳を澄ませろ。中の声を聞くんだ!!」
「こいつ、窓にべったりとくっつていやがる」
「スパイか?」
「こんなマヌケがスパイなわけないだろ!!もういこーぜ!」
〜応接間〜
東條閣下「君みたいな、若い人と試合ができて嬉しかったよ」
瀬田「あ・・ありがとうございます」
東條閣下「うーむ。君年は、いくつだね」
瀬田「ギク!にじゅう・・よんです」
東條閣下「みえん!まだ、15、16に見えるが・・んん!?」
瀬田(やばい!!バレるううううう)
バリン!!!突然、ガラスが割れた!
そして、外から、剛田が乗り込んできた。
ドアからは、二人の憲兵が勢い良く入ってきた。
剛田「東條閣下!瀬田は、違うんです!!」
憲兵「きさま!!!何者だああ!!」
もう一人の憲兵は、有無を言わず持っていた。銃剣で剛田を突き刺そうとした
東條閣下「君!待ちなさい!!」
グサ!!
剛田「お・・・おまえ」
瀬田「はぁはぁ」
瀬田は、間一髪で剛田の前に入り、身代わりになった。
瀬田(はぁはぁ、俺は・・この世界に来たばっかっていうのにもう死んじまうのかよ)
意識が遠くなっていく
瀬田(もうだめだ・・俺の人生なんだったんだろうな。つまらない人生だった・・
ふっははっは・・・・は・・・)