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終末世界の創世記  作者: 言乃葉
Sniper 邦題:山猫は眠らない
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8話 寸進尺退




 ジアトー市街地の中心部にある市庁舎はアードラーライヒ帝国軍の侵攻で軍に接収され、庁舎の機能をそのまま軍に利用した司令部となっていた。

 下のフロアでは大人数の連絡員や伝令、通信隊の隊員達が昼夜問わず忙しく立ち回って前線と後方との連絡を繋いでいた。交される内容は多岐に渡って、補給物資の授受、追加要員の移動、占領地での管理連絡と様々だ。この慌ただしさで巻き起こる騒がしさも相当なもので、占領前の市庁舎時代よりも騒がしい。

 最近はジアトー市内で巻き起こる反帝国組織によるゲリラ活動で補給線や連絡線は途切れがちだ。警備の人員はもちろん、彼らのような後方にいる隊員達も破壊された箇所の復旧で疲労度は上がっている。ゲリラの被害はこういう場所にも及んでいるのだ。


 それら騒々しさも上のフロアへと上れば徐々に小さくなり、市長室の前までになると同じ建物の中とは思えない静けさに包まれる。

 この階からは帝国軍の管轄から外れて、街を実質切り盛りするS・A・Sのメンバー達が居を置いているエリアとなる。

 市長室の重厚な扉を隔ててしまえば、外の音は完全に遮られる。ストライフは理想的な静かな空間でやや遅めの朝食を食べていた。

 今日の主食はインスタントラーメンだ。


「はっふ、はふ。で、表向きの作戦は失敗だけど、裏向きのは成功と。そう考えて良いんだな?」

「ええ。これでこの世界の原住民の方々にプレイヤー達の脅威は充分伝わったでしょう。もっふもっふ」

「やっぱ、チキンラーメンには卵だよね。他は認めない」

「何を言っているんですアルトさん。大根おろしがジャスティスに決まっているじゃないですか」

「なにそれ、腹黒外道な軍師がさらに外道なもの食べていても意外性に欠けるよ」

「そういうアルトさんは変なところが保守的ですよね。面白おかしく生きたいと言っていた割に面白味に欠けますよ」

「OK軍師、表出なさい。焼き豚か冷凍マグロにしてあげるから」


 まだ朝の清々しさが残る市長室に漂うインスタントラーメンの香り。朝の光が差し込む中で、三人はテーブルを囲んでどんぶりを突いて麺をすすっていた。重要な話し合いが行われているはずなのに、ここには緊張感というものが著しく欠けている。

 さらには向かい合わせに座っているリーとアルトが、インスタントラーメンに入れるトッピングの違いでケンカを始めようともしている。

 良くも悪くも全力で個性的なS・A・Sのメンバー達は一人一人の我が強い。加えて些細な好みの違いででもケンカが起こる。そのほとんどはじゃれ合いで済むものだったが、それはこの世界が『エバーエーアデ』というゲームだった時の話だ。

 この世界ではそうもいかない。じゃれ合いのつもりで繰り出す攻撃が致命的な事故を起こしてしまう。すでにそれでチーム内に怪我人さえ出ているのだ。

 ひとまずこの場を収めようと考えたストライフは、横に逸れた話題を本筋に引き戻して二人を止める。ちなみに彼のどんぶりにはトッピングでとろろ昆布が入っていた。


「話、戻していいか? リー、具体的な成功例とかは? 一応こっちにも報告が上がってはいるが細かく知りたい」

「ええ。そうですね、主に原住民によるプレイヤーの闇討ちやリンチなどが顕著な具体例です。私とアルトが仕掛けたアストーイアでも一件闇討ち事件がありました。ただ、それ以降は町の権力者によって抑えられているみたいですが」

「一件だけで済むとは随分統制がとれた町なんだな、そこ」

「この国の裏社会の顔役のお膝元みたいなものですから」

「うわ、それマフィアとか? この国ってイタリア? それともロシアとか」

「さて、表の政治にも影響があるからロシアに近いのでしょうが、首長国ですからね。色々な意味で別物です」

「ふーん」


 気のない声を出してインスタントラーメンを食べきったアルトは、スープには手をつけずに朝食を終えた。リーは彼女の反応を気にせず、ストライフの要望通りに細かい報告を始めた。

 ここ数日首長国の各所で工作に励み、昨日の夜にジアトーへ帰還したリーとアルトだった。昨夜は疲れを抜くのが優先だったため、詳しい報告は今となっていた。


 リーはごく短期間で様々な方向から情報を集められる『網』を作っていた。

 その『網』には玉石混淆様々な情報が入ってきて、それを選別して抽出するのが自分の仕事だと本人は言っている。もちろん物理的な網ではないのは分かるが、その実体はリーダーのストライフも知り得ていない。

 ただ分かるのは、その『網』による情報は伝達が極めて早く、広範囲のエリアをカバーしている事だった。昨日までに起こった出来事ならすでにリーの手元に、数時間前の情報なら割と早くやって来て、運が良ければ直後の情報も得られる迅速さだ。


 この世界には電脳によるネットワーク回線など当然存在しない。情報のやり取りなども電話や無線、情報習得のメディアもラジオと新聞と言う古典ぶりだ。その基準からみたらリーの『網』による情報伝達速度は異常だ。何かしかのチートをしているのは間違いない。

 ストライフはそこまで考えが及んではいても、直接聞き出そうという気にはならなかった。それは信頼からくるのか、ただの無関心からくるのかは本人にも分からない心の動きだった。


「ここまでで総計するとこの世界に転移してきたプレイヤーの内、約一万人が命を落としています。大半が初期の混乱による暴走に巻き込まれたのが原因ですが、その後も魔獣や盗賊化した他のプレイヤーに殺された事例もあって、死亡数は順調に伸びています。リーダーの提唱する『生き残りのための淘汰』としては中々の成果じゃないかと」

「もうすぐ二ヶ月目になる時点で一万か。少しペースが遅い気がするが、こんなものか?」

「無作為な虐殺ではなく、選別による処断だからでしょう。生き残るに足る強い者を選別するのですからペースダウンは避けられません」

「ふぅん。確かに、な」


 二人の話の内容はいつしかストライフの行動目的に。この内容はチーム全体に広まると内部分裂もありえるので、信頼できる者同士でしか話題に出てこない。

 ちなみにアルトは何を聞こうが興味をそそられない限り記憶に留めない性分のためか、別の意味で信頼されていた。つまり、二人にとっていても問題のないペットの猫の扱いだったりする。

 密談する二人の横で食事を終えた彼女はどこからともなく楽譜を取り出して、鼻歌交じりでペンを片手に作曲作業など始めている。二人の方でもアルトの癖は知っているため鼻歌などを聞き流して話を進めた。これも一種の信頼なのかもしれない。


「だが、もう少しペースアップする要因が欲しいな。なんとかならないか?」

「ええ、なりますよ。オプションは幾つか用意していますから。まずは一番手っ取り早く効果もそれなりに見込めるプランからいきましょうか」

「そのプランとは?」

「ずばり要人の暗殺です」


 リーが脇に置いたブリーフケースから一枚の写真を取り出してストライフに見えるようにする。写っている対象は少年で、金髪と紫色の瞳が儚さを演出する白皙の美貌を持った美少年。成長を待つまでもなく世のお姉様方を虜にしそうだ。


「暗殺って、この少年を?」

「はい。先程話題にも出た裏社会の顔役がこの人です。名前はクリストフ・フェーヤ、月詠人なので見た目通りの歳ではありません。彼を殺害すればどうなるか? きっと、今以上に愉快な出来事が起こるでしょう」

「うわぁ、うちの軍師マジ魔王」

「まあ悪くないな。やって良いぞ、細かいところは任せる」

「そしてそれを許可するうちのリーダーマジ大魔王」


 人一人の命、そして影響を考えたら数万単位の人々に影響を与えかねない作戦実行を彼らはさも何でもない出来事のように決定した。

 さっきも記したようにこの場には緊張感はない。けれどこの世界で楽しみを見出した者が纏う重い空気はあった。暗殺という手段を決めた二人の放つ空気は、この時一層の深みと重みを増した。

 そしてアルトはこんな場であっても最後までのんびりマイペースでいた。


「暗殺とかはどうでもいいとして。リーダー、チキンラーメンにとろろ昆布はないと思う」

「あ、それは私も思いました。リーダー、それはない」

「……お前らな」


 ともあれ魔獣襲撃作戦の失敗から間を置かず、S・A・Sは早くも次の手を繰り出そうとしていた。



 ◆



 日の出前の早朝に町を出発して四時間。途中で途切れた道を探し、道を迂回したりでだいぶ遠回りの道行きだったドライブも終わりが見えた。

 開けた三角窓から吹き込んでくる風は、荒野の乾いた砂塵混じりのものから水気を含んだ草木の香りがするものへと変わっている。周囲は樹と草に覆われた風景で、道は車が通った跡の轍だけ。

 舗装がはげた道でデコボコが激しく、さっきから車の中は大きく揺れてサスペンションがギシギシと軋みを上げている。ここで下手に止まると窪みにタイヤを捕られて脱出困難になる。だから速度はある程度保たなければダメなのだけど、そうなると今度は揺れが酷い。

 この道はパオのような大衆車では少し厳しいルートだった。これならクリストフにジープを注文しておくべきだったかと後悔もする。しかしそれも終わり、私は目的地周辺の比較的平坦な道を軽く流しながら周囲を見渡していた。


「これが森に『呑まれた』別荘地。聞くと見るとでは大違いだ」

「建物の被害も気になるが、周辺に現れる魔獣にも気は抜けないな。主、本当にここに居を置くのか?」

「今は魔獣よりも人が怖い」

「そうか。今更な質問だった、すまない」

「うん」


 助手席に座るジンと話ながらハンドルを繰る。ギアはサードに入れてゆったりとしたスピードで別荘地を走り、ここを襲った被害の全容を目の当たりにしていった。

 アストーイアとゲアゴジャの間にあり、コラッド河の支流が流れ込んで風光明媚な避暑地だったという別荘地は、『放浪樹海』の出現と接近によって緑の侵食を受けていた。

 樹海の侵食は周囲の土地を強制的に森へと変えていく。舗装された道路の路面を突き破って草が生え、植樹された街路樹は急速成長して大木に変わって隣接する建物を破壊する。軒を連ねる瀟洒な別荘も植物の侵食を受けている。壁を蔦に覆われていた別荘は急成長した蔦に締め上げられて潰れ、庭に樹を植えていた別荘は巨木と化した樹に押し潰される。

 さらには二次的なものだが森に生息していた魔獣達も姿を見せており、この別荘地が放棄されたのも無理からぬ話だと一目見て理解できた。


 だけど周囲に人がいない環境こそが今の自分には必要で、そんな隠者めいた真似をするのに当たってこの場所は悪くなかった。

 緑の浸食は『放浪樹海』の針路からしてこれ以上進行しない予測がされているし、魔獣に対しても自衛力は充分持っている。当面の生活の場と捉えてもここは充分に合格点が与えられる場所だった。

 別荘地に入って十分、車をゆっくり走らせて目的にようやく着いた。浸食で鬱蒼とした森を抜ければ、丘の上に建つ一件の洋館が正面に見える。八角形の三階建ての塔が左右両端に配置された白壁の洋館。これがクリストフ所有の別荘で、今日から私の新しい宿だ。


「ここか。さすがに名士、持っている別荘も凄い」

「ここから見た限りは損傷もないし、住み良さそうだ。それと主、車から降りるなら魔獣に気をつけろ」

「分かった」


 別荘の正面玄関前に車を止めて、数時間ぶりに足を地面へ下ろした。ジンの忠告に従って、ウィンチェスター散弾銃を手に周囲を警戒する。とりあえず、見える範囲に魔獣などの動く影はない。夜間と比べて格段に落ちた感知能力ではあるけど、一先ず目立った脅威は見受けられない。

 車を降りたことで外気がダイレクトに自分に感じられる。フィトンチッドの匂いが直接鼻をくすぐって、湿度の高い空気が肌の露出した部分を撫でる。元からここは樹木の多い土地だったが、侵食によって深い森になっていて鼻を刺激する緑の匂いも濃密なものだ。

 暇があったら森林浴するのも良いかもしれない。そんな暢気なことを考えつつ、体は洋館と正対した。


 木造三階建ての洋館は白い壁と赤い屋根の二色が森の中によく映える。さらには採光のために正面中央に設けられたドーマー窓は、建物のアクセントとなって全体として瀟洒な空気を見る者に印象づけていた。

 館の入り口は重厚な扉が見える向って左の塔だろう。ポケットに手を入れてエカテリーナさんから車と一緒に渡された鍵を取り出した。金のメッキが施された古めかしい鋳造製の鍵は手に持つとズッシリとした重みを感じる。

 さっそく鍵を開けて内部の確認といこう。外観に異常はなくても思わぬ場所から損傷は見つかるものだ。


 鋳鉄製の鍵を差し込んで開錠、ドアは軋む音を立てることなく滑らかに開いた。放棄するまで入念に手入れされていたのがこれだけでも分かる。

 一歩足を踏み出せば、木造の洋館は来訪者を迎え入れるように温かな空気をかもし出している。周囲を警戒して張りつめていたものが緩む感触を確かに感じた。

 一段警戒を下げても油断はしないよう館の中を見て歩く。前衛はジンが買って出てくれた。


「大きな屋敷。独りで住むには広すぎる」

「確かに。だが誰も住まずに放置するよりはマシだろう。人の住まない家は傷みやすいと聞くからな。クリストフもその辺りを考えに入れているのではないか?」

「そうかも」


 自分にはあの一族の顔役が考える事など読める自信はない。彼は一手で複数の効果を狙う策士みたいなものだ。どこまでが彼の想定の内なのか分かったものではない。

 こんな風に二人で小声を交しつつ探索は順調に進み、三〇分で全ての部屋の見回りが終わった。魔獣や山賊めいた犯罪者が入り込んだ様子はなく、この屋敷は安全だと確認がとれた。

 確認が終わったので一時気を抜いて休憩にしようと一階のリビングに足を運び、散弾銃を脇に置いて手近にあったソファに腰掛ける。布張りのソファは柔らかく自分の体を受け止めて包み込んでくる。放置されていたせいでホコリが立っているけれど、ソファ一つとっても高級そうだ。

 本当にここを自分が使っても良いのだろうか? 特殊な経歴はあれど基本的には庶民である感覚が今更ながら気後れというものを覚えた。

 だが、自分の身体そのものは実に現金で即物的なものらしく、ここまでのドライブで口にしなかった飲み物や食べ物を要求し始めている。有り体に言えば、ノドが渇いて空腹を感じていた。


「ドコに行こうとどんな状況になろうと、生きている限りは肉体の訴えを無視できないか」

「つまり空腹なんだな主。この身もちょうど食事の頃合いと思っていた」

「うん、支度をしよう。持ってきた食料のストックは充分にある。それが尽きる前に森から食料を調達できればベストかな」

「時間はこれからたっぷりある。慌てずにゆっくりしっかり決めていけばいいだろう。そうだな、食前にお茶の一杯でも飲むのはどうだろう? キッチンを見た時に良い銘柄の紅茶を発見したのだが」

「悪くない、頼める? 淹れている間にこちらは昼食の準備に取りかかるから」

「承知した」


 次の行動として昼食にありつくためのアクションを始める自分とジン。お茶を用意しようとキッチンへと向う黒猫を見送ると、こちらも車に積んできた食料を持ってこようとソファから立ち上がる。座り心地の良い感触が名残惜しい気分にさせる。なので早めに用意を済ませてしまおうという考えが出てきた。

 気持ち足を速めて外に止めたパオに戻る。一応魔獣の不意打ちを警戒してモーゼル拳銃は腰に差したままだ。

 箱単位で用意された缶詰の中から一箱選んで後ろから抜き出して手に持つ。この一箱で缶詰が三〇個詰まっているので結構な重量になるはずだが、今のこの身体ではティッシュ箱と変わらない感覚で持てた。楽々と片手で持ち上げて、残る片手で後ろのハッチを閉じる。

 後はこのまま屋敷のキッチンまで直行、とその前に一陣の風が吹いた。


 濃厚な森の香りを乗せた風が別荘地を横断していく。それなりに強い風で、立ち並ぶ樹木は枝を揺らして葉を飛ばす。自分の髪や衣服も風に吹かれて揺れる。髪が風に緩やかに引っ張られる感触は以前の身体ではなかった事だ。

 そして風が通り過ぎれば静けさが戻る。それは完全な無音を示すものではない。わずかに聞こえる虫、鳥や獣の鳴き声、草木が揺れる葉擦れの音、それらがノイズのように混じっていた。でも不快ではない。むしろ穏やかな気分にさせてくれる環境だった。

 胸の内は独りである寂しさよりも、独りである穏やかさが勝っている。やはり自分は独りが性に合っているようだ。そう再確認する事ができた。


 風の通り過ぎた後を眺めやってから軽く息を吐く。ここ数週間、マサヨシ君や水鈴さんを初めとして誰か一緒に行動していた時間が長かった。その反動なのかこうして独りになると物足りなさを感じるようになる。これが寂しさという感触なのだろう。これは否定しない。

 寂しさを受け入れた上で自分は独りの穏やかさに馴染んでいこう。そう決めた。


『主、お茶が出来たのだが』

『分かった、すぐ行く』


 ジンからの念会話の呼び出しに答えて屋敷に戻る。その途中で少し素朴な疑問を覚えた。

 果たしてジンの様な使い魔は人数に数えていいのか? 今はもしかしたらジンとの二人暮しなのかも? などと割と益体もない。

 取りあえずこの疑問は昼食を食べながら考えようか。頭の中の保留の欄に疑問を押しやり、自分はドアを開けて屋敷の中へと入っていったのだった。




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