第1章 滅殺世界の決まり
オレは、街を見渡した。説明が面倒くさいほど地球と違う所ばかりで怖い。まず、地面には血のような液体が当たり前のように染みている。そして、この世界には死神が言っていた通りに法律がない。こんな嫌な世界はない。同時に、ちょっとした期待が胸の奥から湧き出てくる。オレは、とりあえず冒険者が集まる「殺軍人員場」と呼ばれる集会所のような所に行った。名前からして怖い。今からでも天国に行きたくなってきた。この感じからすると、この街の連中は、いつ襲ってきてもおかしくない。最初はそう思っていた。そう、最初は。オレが殺軍人員場に入ると、歓迎された。この街の連中は、
「地獄へようこそ!」と、明るい声で最初に言ってきた。流石の天才のオレも困惑した。まあ、自分で言うなよ、と視聴者にツッコミを入れられているのは確かだが。ここは、地獄のような雰囲気ではなく、大衆酒場のような雰囲気だった。オレは、とりあえず掲示板を見た。どうやら、この世界では人を殺すごとに1ラピスもらえるらしい。また、10000ラピス貯まったら何かがある、と書いてある。何かって何なんだろうか。おっと、オレは右下に小さく薄字で書かれている注意書きを見つけてしまった。※ただし、人を殺すと、自分のの耐久力or魔力or攻撃力が減少するものとする。 は?何だこれ?
何か数学の問題みたいな言い回しで狂ってる内容のことが書いてあるんですけど。でも、そもそも耐久力と魔力と攻撃力って具体的にどう言うものなんだろうか?耐久力は攻撃に耐久する能力なんだろう。魔力って何だ?この天才であるオレにもさっぱり分からん。攻撃力は、まあ文字通りだろう。魔力っていうのが気になるが、まあ大丈夫だろう。
ーーーーこの時にオレはまだ知らなかった。後に魔力がこの世界のカギになることをーーーー




