#2ことめ
お久しぶりでございます。
僕は、何をしても完璧だ。
勉強なんて授業を聞きながら数ページ先のページを読んでいれば大体のことは理解できるし、スポーツだってY◯UTUBEでちらっと見れば再現可能な身体能力を持っているし、初対面の人間にでもお茶を飲みながら3時間くらいは飽きられないくらいに会話に花を咲かせられる。
極めつきには、親父はエリート官僚で、お袋は華族出身の絵に描いたような勝ち組だ。
そんな僕にも苦手分野がある。
それは、恋愛である。
生まれながら完璧な僕だが、恋愛経験が皆無である。
皆無ってことは、童貞なのだ。
あと5年で魔法使いになるまである。
恋愛経験が皆無ではあるが、女性と話せないわけではない。
初対面の人とお茶を飲みながら3時間も会話に花を咲かせることはできる僕だから、女性をひとり落とせる事くらいなら朝飯前なのだが、それができない。
何故かって?
それは、僕が胴島翔だからだ。
僕は、胴島翔。生まれながらにしてエリート、勝ち組なのだ。
だから、失敗は許されない。
勝つためには、入念に対策を練らなけばならないのだ。
負け組にはなりたくない、僕は生まれながらにして勝ち組なのだから。
かといって、恋愛の練習として善良な一般市民を巻き込むわけにはいけない。
だから僕は参考書で勉強している。
僕の教科書である、三角関係の合同条件である。
転職して、5年ぶりに地元に戻ったのですが方言が強すぎて困っております。なーん、いっちゃ〜




