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鬱日記   作者: あいら
3/4

ふざけるな。

昨日寝落ちした時。

薬の効果が効かず、不安がる私に対して。

『大丈夫?』

ーーうん。


嗚咽を抑えてた。

心配かけたくなくて。

もう縋りたくなくて。


『ならよかった』


(気づかないんだ。。)


なんとか文章を書いてやり過ごした。

でもどうしても抑えられない。

タイピングしてるパソコンのキーパッドに垂れる涙。


しんどい。

ーーねえ。


『何?』


眠そうな声。

(仕事大変だったんだな。)


だけど、もう耐えられなかった。

ーーまだ寝ないで。


頑張って出した精一杯の声だった。


『眠たいから。』


ーー寝ちゃうなら他いくよ?


『行っておいで。』


(は?)


怒ったのにも理由があった。

ちょうど前回の通話の時。

先にねたTに対し、不眠の私は他から誘われた人との雑談に出向いていた。


それに怒ったTは次の日一日かけて喧嘩になった。


私は人の分析をするのが好き。

だからどうしてそう思わせたのか、どうしたら機嫌を治すのだろう。

その反面、しっかり反省もしていた。

ーーそれなのに。

『途中でいなくなるなら初めからこないで。

くるなら朝までいてほしい』


この言葉を聞き出すまで丸一日たくさんやりとりして、気を遣って気持ちを聞き出したのに。

バカらしくなった。


すんなりと自分が疲れて都合が悪くなれば、他に当たれと。

都合が良すぎる。

ふざけんな。


思い返したらそういう人だった。

私がヒする度に、以上だ、面倒だと言っていた。


好きでもなんでもないじゃん。

ただ都合がいい存在がほしいだけ。


本当に時間の無駄だと思った。

本気で。


いい加減にしろって。

何が好きだよ。

私の時間奪うな暇人。


もう関わらない。

私を大事にする人だけでいい。

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