⭕ 〈 皇 〉ってなんだ?
一体何れだけの時間が過ぎただろう。
彼此歩き回ってみたけど、出口らしい場所は何処にも見当たらなかった。
次代の人形が誕生する迄は出られないんじゃないのか??
マオ
「 もうセロの魂は輪廻の流れに還ったのかな……。
ブシャッ──て潰された時に人形の器から抜け出たのかな……。
もう2度と、セロには逢えないのかよ…… 」
オレは〈 皇 〉だから──、死んでも魂は輪廻の流れに還らないんだよな……。
人間みたいに別の誰かに生まれ変わる事はないんだ…。
〈 皇 〉は星の核から生み出される存在だから──。
星の核が母親であり、父親だから──。
何度死んでも必ず〈 皇 〉に生まれ変わるから──。
〈 皇 〉は両親である星から≪ 大陸 ≫という1つの庭を与えられて──、≪ 大陸 ≫の “ 持ち主 ” として生きないといけない。
〈 皇 〉は≪ 大陸 ≫という名の広大な鳥籠から出られない存在だ。
≪ 大陸 ≫で生きる全ての命の為に〈 久遠実成 〉へ祈りを捧げ続ける存在──。
人形とは相容れない存在みたいだ。
〈 久遠実成 〉に作られた人形は、星が与えられた寿命を全う出来るように星に害する存在を駆除したり排除する役目を担っている。
良く良く考えてみると、人形は〈 皇 〉の親──星を衛ってくれてる訳だよな。
だから、敵対関係になるのっておかしい事なんじゃないのか??
セロと過ごした年月が永い所為で、人形を庇護する考え方になってるのかな?
…………人形は星に害する存在を掃除する立場だから、容赦なく命を奪うし、躊躇ったりしない。
反対に〈 皇 〉は命を庇護する立場だから、星を害する対象の命でも例外なく守護らないといけない。
御互いに反発し合う磁石のN極とS極みたいな関係だってセロは言っていた。
水と油みたいに分かれるから仲良く混ざり合うような事にはならない。
宇宙空間に星を誕生させる事が出来るのは〈 久遠実成 〉だけだ。
〈 久遠実成 〉は誕生させた星── 惑星,恒星,衛星 ──に寿命を与える。
誕生した星々は〈 久遠実成 〉から与えられた寿命を全うしないといけない。
真空状態の宇宙空間にも色んな事象,現象が起こるらしいから、〈 久遠実成 〉から与えられた寿命を全うする事なく宇宙空間から消えてしまう星の数は意外にも多い──って事をセロは言ってた。
命が誕生した星は “ 惑星 ” になる。
惑星になると核が進化して、子供を生み出す。
核が生み出した子供達が〈 皇 〉だ。
〈 皇 〉が生まれると星に≪ 大陸 ≫が出現する。
≪ 大陸 ≫は〈 皇 〉の箱庭であると同時に分身でもある──って言ってた気がする。
〈 皇 〉の分身でもあるから、〈 皇 〉は≪ 大陸 ≫の持ち主でもある──って言ってたよな?
だから、〈 皇 〉は≪ 大陸 ≫から出られない。
≪ 大陸 ≫という広大な鳥籠から出る事が出来ないんだ。
星の子供である〈 皇 〉には、生みの親である星の寿命を衛る力は無くて──。
自分に与えられた≪ 大陸 ≫を管理して治める事ぐらいしか出来ない。
人形の方法は極端だし、やり過ぎかも知れないけど、〈 皇 〉の代わりに星の寿命を衛ってくれているんだ。
だから、本来なら〈 皇 〉は人形に感謝するべき立場なんじゃないのか??
星が寿命を迎えたら、〈 皇 〉も寿命を迎えて一緒に宇宙空間から消える事になる。
オレの知ってる人形は、セロだけだから……こんな風に思うだけなのかな……。
〈 久遠実成 〉に作り替えられる度に人形の性格も変わってしまうから──、1万年毎に性格の違う人形が新しく誕生するから──、難しいのかな……。
人形は物体や生き物を自由に〈 テフ
≪ 大陸 ≫を〈 テ
誰の断りも得る事なく、生物を〈 テ
≪ 大陸 ≫を海底に沈めなくても古代
……………………駄目だな。
人
幻想だし、夢物語も良
何
人
理解する努力も許す努力も歩み寄る努力も出来るだろうけど、人
人
オレの知ってるセロが特例だった──って事なのかな……。
新しく作り替えられた人
性格破綻してる人
………………オレ、どうなっちゃうんだ??
此
ヤバいんじゃないのかよ!?
逃げ道とかないのかよぉ~~~~!!
オレには両手で頭を抱えて悩む事しか出来ない。
オレの運命や如
◎ 変更しました。
夢物語も良い所じゃんか。─→ 夢物語も良い処じゃんか。