7話 交代の影響(1年対2、3年Part3)
左打席に入る。ここは強行しかない。狙うのはカーブ。ただストレートも甘いボールなら打つ。そういえば・・・バッターボックスの1番前に立つんだったなこういうピッチャーは。曲がりっぱなを持って行く。
公式戦ではないし、相手は本気でないかもしれない(そうだったら本当はどれくらいなんだろう)。それでもリードして終わりたいものだ。
1球目。
アウトローのストレート。いや、これは・・・
「ストライク。」
シュート回転してストライクゾーンをかすめた。これは打つと引っかけやすい。
うーん。ちょっとヤマ張りじゃあきついな。
ちょっと次のボールは考えてみるか・・・多分カーブはストライクには入れてこない。バッターはまがりなりにも3番で1番打ちやすい球種を本気なら入れないだろう。だとしたら狙うはストレート。コースはさっき外角の1番良いところに決まったので内角だろう。
さあ2球目。
狙い通りきた!!ツーシームだったのでちょっと芯をずれたが打球は1、2塁間をやぶる。
先制だ。
でもまだ足りない。まだ最低3点は欲しい。
ただ、その期待に反しマルはストライクゾーンに入ったカーブを仕留め損ねてないセンターへの力のないフライ。
しかたない。まだ3回しか終わっていないし、これからまだ点は取れるだろう。
とりあえず高梨ラストイニング。
高梨は8、9番と順調に抑える。
バッターには1番のやっさんが入る。
さあ化け物退治か。あいつがどうリードすんのか見物だ。
1球目はカットボールが外れてボール。
2球目はカーブが外角に決まりストライク。
3球目。
内角へ投げたストレートが甘く入る
マズイ!!
ボールは快音を残して向かった先はライトのフェンスの後ろ。つまりホームラン。
マウンドに内野が集まる。高梨はそこまでダメージを受けてないようだ。これなら次のバッターからは大丈夫だろう。ツーアウトだし。
予想通り、高梨は2番をきっちりサードゴロで押さえチェンジに。
失投を投げた相手が悪かったな。まああったことは試合後に考えればいい。高梨はこの回で降板か。まだ投げれたと思うが自分も投げたいし。次からは大中と中学からバッテリーを組んでいる矢島か。
矢島は左スリークの左腕。ストレートは135キロくらいでブルペンで見たなかではスライダー、カーブ、チェンジアップに決め球と言っていたフォーク。フォークは結構落ちていたしコントロールも良かった。
多分炎上はしないだろう。
だが、点が取れない。梶本三振大中センター前も平田がショートゴロゲッツー。結局3人で終了。
4回の裏はクリーンアップから。
が、そんなの関係ねえと矢島はワンアウトから4番に甘く入ったスライダーをツーベースされるも5、6番をきっちり仕留める。
さすがに全国大会にいったバッテリーはちがうわな。
話は変わるが5回から少々メンバーを入れ換える。
今日当たっていない梶本と平田、それに広田と平岡のどちらかの3人を変えるになる。
どちらを変えようか。いっそのことどちらも変えてしまうのもありだが。今試合に出てないのはさっきまで投げていた高梨と外野手の伊藤と坂田。それに内野手の大原と高橋と伊勢田。もう内野は2人変えてあと1人は自分がピッチャーに入ったときに入れるのがいいだろう。とりあえずバッターボックスには矢島が入っている。
「次、代打だすのかい?」
大中に聞く。
「いや。ただ3まわり目、つまり広田からはだす。」
たしかにそれがいいだろう。あっ、矢島が三振した。
この後平岡がサードフライ、小牟田がレフト前で出塁も代打の大原がファーストファールフライ。結局1点も入らない。
大中が審判にメンバーチェンジを伝える。変わったところは、
2番サード 大原
5番ライト 伊藤
7番レフト 坂田
9番セカンド 高橋
8番ピッチャー矢島(こいつだけ4回から)
となった。さあこの交代は試合にどう影響するか。
今回は特になし。




