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求めるモノ  作者: messiah
25/38

22話 失態(対金崎戦Part7)

2日連続雨って・・・

5回裏。


矢島が投球練習を開始。


しかし相手がタイミングが合ってきているのだろうか。

だんだん打球が前に飛び出した。これが今は外野フライで済んでいるが危ないことは限りない。この回は凌いでもらわないと。矢島の肩ができるのは早く見積もって6回裏。高梨は全く作ってないし、この回は浜崎さんで乗りきらなければならない。


しかし6番からでも三者凡退で終わるようなチームではない。


先頭をショートフライで仕留めるが、7番にレフト前を許すと8番にセンター前。さらに9番にバントをきっちり決められる。


再び内野が集まろうとする。が、それを浜崎先輩が制す。


ツーアウトだから大丈夫だといいたいのだろう。


監督が外野を前に寄せる。当然だ。同点のランナーを帰すわけにはいかない。


この回までだから。浜崎先輩なんとか踏ん張って。


バッターはトップに返る。

1球目。

外角低めのストレートを空振り。

2球目。

ツーシームを引っかけファール。追い込んだ。

3球目はストレートを外に外してボール。

4球目。

低めのカーブ。が落ちない。


刹那。


打球はライトのポールを巻く。


球場が一瞬静まりそして爆発する。

逆転スリーラン。一気に重い石がのしかかる。しゃれにならない。

しかも相手はほぼ完全にタイミングがカーブもストレートも合っている。ピッチャーをここで代えるしかない。せめてこの回まで持ってほしかった。


ベンチから矢島と大中が出てくる。バッテリーごと代えるらしい。


浜崎先輩はそのままサード。青木先輩は試合を退く。なので

4番 三 浜崎

6番 捕 大中

8番 投 矢島

とメンバーが動いた。もう打たれたことは仕方ない。まずこのバッターを抑えることが先だ。


投球練習が終わり2番バッターが入る。

1球目。

内角へストレート。

「ストライク。」

相変わらず強気なリードだな。

2球目。

外角へのスライダー。

バッターが空振る。追い込んだ。

3球目。

低めのストライクからボールになるフォーク。バッターはこれを投げられると追い込まれているしストレートに球速が近いからどちらか見分けにくい。バッターにしてみればいやであることはわかるだろう。

バッターは空振り三振。なるほど。キャッチャーも代えたのは空気を変えるためか。監督も試合の流れを分かっているな。

しかしこの回で逆転された。まだ回はある。ただ早く追いつかねば精神的も不利になる。


6回表。バッターは浜崎先輩から。

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