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求めるモノ  作者: messiah
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10話 やっと見せ場(1年対2、3年Part6)

7回表。バッターは矢島の代打の伊勢田から。ちなみに矢島は後島さんさらスポーツドリンクを薄めたものをもらっている。そのままだと濃いのだ。


さて、自分はブルペンで肩を作る。

前の回、前の前の回と作ってないので急ぐ。

15球投げたところで大中に座ってもらい、本格的に開始。

「ストレート。」

まずはワインドアップからのストレート。時間がない(自分のせいだが)ので変化球からとかそんなことはしない。普段ならストレートとか言ってなんやかんやでグローブに当たってくれるカーブを投げたりするが。

ちなみに、時間がないからといって考えもなしにどんどん投げるのはダメである。理由は投球にはリズムというモノがありそれを無視して投げるとまず普通に投げるよりコントロールが悪くなるし、フォームも気づかないうちに崩れることさえある。それは英哲も承知しているので急いだのは座らせるまでだ。なのでたくさん投げさせて肩を温めるならバッターに頑張ってもらうしかない。


そのことが分かってるのかは知らないが伊勢田が2球で追い込まれながらその後6球粘ってフルカウントまでもつれこむが。


「ストライク、バッターアウト。」

突然のカーブに手が出ない。まあ9も投げさせたという点では立派だが。


しかし続く高橋は4球目をショートゴロ。1番の小牟田はカットしにいったボールがフェアグラウンドに入ってしまい3球目をピッチャーゴロ。


計17球三者凡退でチェンジ。


英哲は17球で30球ほどストレートを中心に投げた。


「スライダー。」

まだ今日は投げていない。捕れるなら試合で使う。捕れないなら使わない、いやだった使えない。ワインドアップからゆっくり腕を降ろし、そして渾身の力を使い投げる。


!!


なんと大中はスライダーを見事捕球した。この前1回見せただけで捕球まで行くなんて。

大中はガッツポーズを小さくする。こっちも有り難い。100%捕ってくという確証はないが試合でランナーがいない時くらいは使える。やっさんを本気で抑えにいくにはこのボールの力が不可欠。多分バッターやっさんでランナーなしなら使っていると思う。


よし。いくか。


マウンドに登るとまずグラウンドの土の状態、高さを見る。土はちょっと乾燥気味。高さは理想的。


やっぱりマウンドに登ると気が引き締まる。試合は練習試合を含め半年ぶりか。

投球練習が終わり、バッターが打席に入る。

さあどう攻める。サインは内角ストレート。

いきなり威嚇射撃って訳か。

ワインドアップからの1球目。


ほぼ要求どおりのところへ。

「ストライク。」


とりあえず1球ストライクが捕れてフゥ、となる。とりあえず4球祭にはならないはずだ。


2球目は外へのスローカーブ。

バットが出かかるがバットを戻す。いわゆるハーフスイングというやつだ。

これはキャッチャーがアピールすれば塁審にスイングしたか否か聞くことができる。


この場合も大中が聞いてこの場合は1塁側の塁審に聞くことになる。

判定は・・・よし、スイングとってくれた。これで追い込んだ。


使うか?


大中がスライダーのサインをだす。

1回使おう。

頷き、握り目を合わせ投球動作に入る。渾身のスライダー。


バッターは空振って三振。大中もきっちり捕球している。やっぱり投げたい球種を投げられるというのはいい。中3のときには出来なかったことだ。


この後も2人をきっちり抑えチェンジ。やっさんと対峙するまえに投げれてよかった。


試合は7回裏終了。試合は8回へ・・・

アクセス解析総合PV2000突破に感謝。

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